▼雑司が谷 大鳥神社の御朱印です。(東京都豊島区雑司が谷3-20-14)
見開きで、なおかつ東京では久しぶりに朱印帳に揮毫いただきました。
「五百円以上のお気持ちで・・」という案内がありましたが、2体で下限の千円を受け取っていただきました。
それでも直書きいただき1000円は、表現は適切でないですが「お手頃価格」「お安い」という気持ちで、ありがたく思えます。
プリントの書き置き500円という、最近の趨勢に慣れてしまっているので感じることなのでしょう。
振り返れば、記帳いただいて500円の初穂料を初めて体験したのは、2014年1月、六本木の「天祖神社」の金泥の筆文字の御朱印でした。
当時は500円という数字にシッカリ驚きました。
あれから8年近くなりますが、500円にも慣れ、六本木天祖神社の金泥文字もスッカリ色褪せてしまいました。
「都電神社巡り」の電車スタンプも押されています。
▼通常タイプの御朱印の5年差を比較してみます。
どちらも恐ろしく達筆ですが、体裁はスッカリ変化しています。
神社印も「大鳥神社」から「鷺大明神」に変わっていました。
右上の巾着のスタンプは大鳥神社の社紋です。
▼雑司が谷七福神 大鳥神社「恵比寿神」の御朱印。(2021年)
授与所も5年差で賑々しくなっていました。
大鳥神社では折々にいただける御朱印があるので【FaceBook】など要チェックです。
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▼都電でも地下鉄でも「雑司ヶ谷駅」からわずかな距離に鎮座する大鳥神社です。
▼最初の3枚の写真は2016年の撮影。
初夏の昼下がりの境内は人影もなくアンニュイ。
▼造立後、まだ日の浅かった恵比寿神を祀る社は現在も寸分違いません。
▼2021年の訪問です。
▼11月9日に「一の酉」が済んだ後の14日。「七五三」詣での参拝客もある11月は多忙。
▼表参道の大鳥居の狛犬も尾っぽを持ち上げ、参拝者を威嚇、いや歓迎しています。
▼酉の市の縁日屋台のテントが閉ざされているので境内は雑然としています。
▼社殿に向かって左右にある神社入口にも提灯が設けられています。
酉の市当日ではなかったものの、他の神社の市とは違うホノボノ感を覚えます。
雑司が谷という地域性のイメージと、黄葉した社叢の雰囲気と、
ほかで見るおびただしい数の奉納提灯が見当たらないのが、そのように感じさせるのかもしれません。
▼拝殿前の狛犬は「パウル・フォン・ヒンデンブルク」です。
▼右手の狛犬にツノはなく、足元に抱え込んでいるのはカエルでした。
狛犬の造立時ではなく、後から置かれたカエルかもしれません。
▼拝殿はコンクリート製で昭和の造立。幔幕にやはり社紋の「巾着」が染め抜かれています。
▼賽銭の入れ口は巾着の下にありますが、圧倒される大きさの巾着に思わず袋の上から賽銭を入れたくなります。
大きな巾着がある神社は、他でもあったように記憶しますが、思い出せません。
▼社殿右手奥に隠れるように石造の鳥居、その先に社が見えます。
▼「三杉稲荷神社」でした。
▼境内に戻り、存在感大の雑司が谷七福神の「恵比寿神」を祀る「西宮神社」。
▼やはり巾着の上に乗る恵比寿は、ここならではのスタイル!
巾着はなんとなく「金運」や「福」などに繋がるイメージですが、
恵比寿のように「釣して綱せず」ですね。
▼「弦巻川暗渠化の記念碑」。
神社の北側は「明治通り」から神社の参道が伸びて「弦巻通り」となって蛇行する通りとなっています。
かつては「弦巻川」という河川が暗渠化され下水道になっているそうです。
仰ぎ見た御神木はまだ青々としていました。
御朱印をいただいて神社を出ます。
▼ご近所の記事です。