町田天満宮の御朱印
「まちだ てんまんぐう」主祭神:菅原道真(東京都町田市原町田1-21-5)
二体の御朱印構成は大きく変わっていませんが、2022年は「梅鉢紋」がなくなり、
「町田三天神之一社」の添え書きが加えられていました。
▼当社へはJR・小田急線「町田駅」から徒歩10分以内で鳥居に到着します。
神社の鎮座住所は「原町田」。町田の原町田ですから混乱しますが、
町田市の住所には「本町田」「原町田」「南町田」などがあり、「町田駅」のある「原町田」が市の中心街となっています。
「町田駅」の名称はJRが1980年に「原町田駅」から改称、小田急線は少し早く1976年に「新原町田駅」から改称されています。
▼「町田駅前通り」から南へ、JR横浜線を跨ぐ人道橋が架かっています。
▼「まちださんぐうばし」です。
同名で有名な東京の明治神宮前の「参宮橋」も山手線を跨いでいます。
どちらの橋も川と水はなく、電車が流れているのは街中の神社ならではでしょう。
▼その「さんぐうばし」の途中から階段が設けられ、その先に鳥居が建ちます。
「参宮橋を渡って表参道に至る」という風景は珍しくはありませんが、
歩道橋のような人道橋途中から橋を降りて鳥居と参道が続くスタイルは初の体験で、少し違和感も感じる他では思い当たらないものでした。
▼2015年の訪問は「秋季例祭」が催されていて「さんぐうばし」途中は人・人・・・。
▼参道も屋台と人で埋め尽くされていました。
▼鳥居をくぐると左手に手水舎。
▼水盤は竹製の蓋で覆われていますが、水はしっかり出ていて清める事ができました。
▼手水舎の右手先に「神牛」が横たわっています。
▼参道を進みます。前方に3対の狛犬が見えます。
▼一番手前の一対は戦火か何かで焼かれたように黒ずんでいます。
▼黒くなって表情がつかみにくい狛犬です。
▼さらに新しい狛犬が二対続きます。
▼現代型の二対はまだまだ新しさを備えています。
▼鳥居近くの牛は石造、社殿前のこちらは鼻のハゲたブロンズ製?の臥牛。
当社は御朱印にも添え書きがあるように「町田三天神」の一社。
ほかの二社は「菅原神社」と「南大谷天神社」。
当社の起こりは1582年と推測されていて、その後の「天満宮」「天神社」「菅原神社」などの名称が、1964年に現社名に改称されています。
木造の現社殿も比較的新しく1967年の造営。
▼現社殿の左隣に明治期に再建された当時の社殿が「境内社」として残されています。
現社殿よりこちらの旧社殿の方が細かい彫刻が施されて見応えがあります。
▼龍の彫刻の両脇には柱を担ぐ力士像も見られます。
▼四つの折扉にも彫刻が見られ、明治期の再建ならではのものかもしれません。
▼黒っぽい狛犬は火事で焼かれたのかもしれません。
おそらく明治期に再建された旧社殿より古くからあったものなのでしょう。
▼どこの天神社、天満宮も学問の神、菅原道眞にお願いする絵馬が鈴なり。
▼神社入口の鳥居近くにある稲荷社。
▼伏見稲荷から勧請された「出世稲荷」。
▼手前の神狐はなかなかの面構え。
▼社殿前の狐はビックリ眼。狛犬同様、狐たちの表情も様々です。
▼境内の北の片隅にもう一つ朱色の鳥居がありました。
こちらも稲荷社でした。
▼右下に小さな祠もあります。おそらくかつての村内にあったものがここに置かれたのでしょう。どんな小さな祠も決して廃棄されることはないのでしょう。
▼「神輿庫」に「神楽殿」。
▼天満宮ならではの梅の木が境内に広がっています。
祭礼だった時に訪れたのとは違い境内は静かでしたが、それでも好立地のせいもあり「参宮橋」を渡って参拝に訪れる人が絶えない神社でした。