▼富岡八幡宮の境内社 大鳥神社の御朱印です。「二之酉・2021年」
平日の御朱印は本殿脇の授与所でいただきますが、
この日は境内左奥に境内社が並ぶ脇の授与所でいただきました。
恵比須社・大国主社なども並びますので、正月の七福神の御朱印もこちらでいただくことになります。
▼並んでいるのは「かっこめ」の熊手守りを授かる列で・・・
▼御朱印は列ができていませんでした。
ありがたいことに朱印帳に記帳いただけました。
この日「二の酉」の7ヶ所の寺社を巡ってきて、すべて書置きでした。
最後の8寺社目の富岡八幡宮の大鳥神社で初めて朱印帳に直書きいただけたわけです。
コロナ下でもありますが、都心部の寺社の御朱印に対する姿勢が変化していることは事実でしょう。
これまでの記事とカブリますが、富岡八幡宮でいただいた御朱印の掲載です。
▼七渡弁天社の御朱印。(2021年)
▼富岡八幡宮の御朱印=深川七福神・恵比寿神(2021年)。▼富岡八幡宮の御朱印=深川七福神・恵比寿神(2012年)。
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▼富岡八幡宮の社殿左手奥に3つの末社が鎮座し、その一つが「大鳥神社・鹿島神社」となっています。
「二の酉」巡り最後の8寺社目です。
▼「永代通り」に面した表参道から参拝です。
一般的に神社が再認識され出したのは、
2000年頃からの「パワースポットブーム」に端を発し「神社ブーム」となり、
さらに2014年以降から「御朱印ブーム」が続いていると思います。
コロナ下の2020年、2021年は当てはまらないかもしれませんが、
そんなブームを背景に「酉の市」も知名度や開催規模、参拝者の数などが大きくなってきたように感じます。
浅草・新宿・目黒の有名酉の市は当たり前ですが、
特に感じるのは、各神社の境内社などの大鳥神社でも酉の市の開催が賑やかになったことです。
社は無くても「天日鷲神」が祀られていることで酉の市を開く人形町「松島神社」などもあります。
これらの小さな酉の市は20年〜30年前までは、せいぜい神社側の「熊手(かっこめ)」の授与だけだったのではないでしょうか?
本ブログが感じるだけで間違っているかもしれませんが、
現在ほど、賑やかに熊手商が出店したり、多くの参拝者が訪れることはなかったと想像できます。
少なくとも「鳳神社」「花園神社」「目黒大鳥神社」など有名な酉の市以外で「二の酉の御朱印」がいただけるようになったのは、
やはり「御朱印ブーム」以後の事のように思います。
パワスポブーム、御朱印ブームなどと同時に、寺社側がPRする日本文化の再評価や新たな取り組み・行動はめざましく、まさに新潮流の続く寺社界を感じさせられます。
そこにはタイミング的に、自由で、易しく利用できるSNSの登場があったからこそでもあるでしょう。
「夏詣」という新風習を創り上げたのも、夏の閑散期も神社への関心を持たせようという取組みの一つでしょう。
御朱印ブームがいつまで続くのか、または高い位置で定着して「ブーム」という文字はなくなるのか、先は分かりません。
しかし、神社や寺院が正月や七五三などの伝統行事だけのものでなく、さらに人々に親しく、生活に根ざした神社や寺院の在り方に向かっていくことは間違いないでしょう。
▼境内社で開かれる「酉の市」が年々賑やかになることも間違いないでしょう。
▼本殿に参拝して「大鳥神社」へ向かいます。
▼この神域に多くの参拝者が見られるのは、正月のほかは知りませんでした。
夕方近くでも老若男女、まだまだ大勢の参拝者が見られました。
この神社の数年前の不幸な出来事は、もうすっかり人々は忘れようとしています。
「神社」や「神」が「コト」を起こすことは少なく、全てはオロカな人間の仕業です。
新しい先だけを見つめて進んで行けば良いのでしょう。
みなさん、丁寧に真剣に参拝です。
▼境内西側の入口3ヶ所の様子です。
目黒大鳥神社に始まり、駆けずりまわった「二の酉」の1日でした。
このほか有名な「おとりさま」は、花畑の「大鷲神社」、府中の「大國魂神社」、巣鴨や雑司が谷の「大鳥神社」がありますが、1日で巡れ切れるものではありません。
2021年は「一の酉」を見逃したので「二の酉」1日だけの御朱印巡りでした。