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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

深川不動堂、元日の御朱印(東京・江東区)〜コロナ戒厳令下の東京 2021年正月の御朱印❸

成田山 深川不動堂御朱印f:id:wave0131:20210103203142j:image

深川不動堂、月替わり1月の御朱印

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書置きですが紙ではなく、材質はPPもしくはPETに印刷されて日付だけ墨入れされていました。1cmの墨書きです。600円。

 

最近では様々な和紙などを利用した高級感たっぷりな御朱印は珍しくなくなりましたが、

クリアフォルダーなどに利用される半透明なポリプロピレンのような材質の御朱印は初体験です。

書置きの御朱印に利用される用紙の材質に、さらなる未来があることを思い知らされました。

その広がりの可能性は無限にありそうです。

 

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成田山 深川不動堂はご存知、門前仲町富岡八幡宮にほぼ隣接しています。

 

八幡宮の西の出入口を出ると深川不動堂につながる道になります。

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都知事のお願いを聞けない善男善女と屋台で通路は埋まっています。

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永代通りに面した正面参道に向かってみると、富岡八幡宮を遥かに超える人出に出会いました。

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▼参道入口の山門近くまで初詣客がつながっていました。

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▼「人情深川 ご利益通り」は左右で二方通行に分けていますので、参拝者の列は横に2人ずつ位しか並べません。

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縦に細長く列ができるのは例年通りですが、元日にしては、やはり少ない方かもしれません。

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▼本堂前までに辿り着くには1時間くらいかと覚悟したものの、列の流れは案外早く30分ほどでここまで押されました。

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▼普段の本堂前の賽銭箱前までには進めず、その手前のの特製賽銭箱で行き止まり。

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ここで参拝して

▼ターンします。まだまだ列は延びていそうです。

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DJポリスならぬ、DJ袴男が参拝の礼と注意を話しかけていました。

 

▼境内はまだ立錐の余地がありそうな様子です。

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御朱印の授与もスムーズ。

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▼スタンダードな「不動明王」の御朱印は300円。

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今回いただいてきたPP製の御朱印は600円です。

御朱印の内容、納める金額もさらに多様性を深めているかのように感じます。

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ここ深川不動で少し時間がかかり過ぎました。 

元日の下町寺社リポートとしては、まだ数が足りません。

次の寺社を目指して急ぎます。

 

 

wave2017.hatenablog.com

 

 

深川七福神、元日の御朱印(東京・江東区)〜コロナ戒厳令下の東京 2021年正月の御朱印❷

▼深川七福神のうち富岡八幡宮冬木弁天堂だけ参拝して御朱印ををいただいてきました。

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富岡八幡宮 恵比寿神御朱印

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冬木弁天堂 弁財天御朱印

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二体とも各500円。

辯財天は日付はありません。

最初は全て印刷かと思いましたが、よく見ると墨書きされ、朱印もきちんと押されたものでした。

 

用紙には二体にはそれぞれ「宝船に乗った七福神」の同じ「透かし」が入っています。

恵比須神御朱印をよく見ると確認できます。

弁財天はスキャン段階で透かしが飛んでしまいました。

 

コロナ禍での書置きはやむを得ません。

 

以前にいただいた御朱印はもちろん朱印帳に直書きいただいています。

富岡八幡宮 恵比寿神御朱印。(2018年)

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富岡八幡宮 恵比寿神御朱印。(2012年)

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冬木弁天堂 弁財天御朱印。(2012年)
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内容は2012年から2021年までに変化はないようです。

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▼神社の御朱印をいただいた富岡八幡宮境内社恵比須神と、少し歩いて冬木弁天堂を訪問します。

 

富岡八幡宮の西側にある境内入り口です。

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▼本殿の左手に三つの社が並び「恵比須宮」が鎮座します。

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▼空いてます。

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▼三つの社のうち中央が「恵比須宮・大黒宮」。

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タイミングであっという間に列ができます。

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御朱印は書置きだけの授与ですのでスムースに流れ、空いています。

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移動します。

葛西橋通りに面した高い位置に「冬木弁天堂」があります。

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車で巡ってくる人もいましたが、大きな混雑はありません。

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参拝者同士が少し距離を取って順番に参拝します。
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御朱印は堂内でいただきましたが、

直書きはされない旨を確認すると、担当の男性が

「今年は書いてはダメと言われていますので・・」との事。

おそらく残りの5寺社も、透かしの入った用紙に墨文字と朱印は全て印刷という内容の御朱印でしょう。

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印刷物で日付も入れていただけるかどうか分からない500円の御朱印を求めて、残りの5寺社を巡る価値は見出せません。

 

もちろん七福神巡りは御朱印を手にする事が主目的では無いはずですが、

今回は2021年元日の下町寺社の様子のリポートが目的ですので、

今回の深川七福神富岡八幡宮と冬木弁天堂だけにとどめておきます。

 

 

 

▼深川七福神(2012年)まとめはこちら。

wave2017.hatenablog.com

富岡八幡宮、元日の御朱印(東京・江東区)〜コロナ戒厳令下の東京 2021年正月の御朱印❶

富岡八幡宮御朱印。(東京都江東区富岡1-20-3)

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コロナ禍に元日の御朱印は、当たり前に書置きでした。

 

東都名所」の浮世絵をデザインしたクリアフォルダーに

由緒書きを一緒に挟んだ書置きをいただきました。500円。

 

富岡八幡宮御朱印。(2021年)

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しっかり墨書きされ、朱印が押された正しい書置きでした。

以前の御朱印と比較すると神輿のスタンプがプラスされています。

 

並ぶ人もいなく、サッといただけました。

次回記事にする「深川七福神」の御朱印もスムーズにいただけました。

 

富岡八幡宮御朱印。(2012年)

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富岡八幡宮は広い東京で見れば地元と言える範疇にあります。

 

かつての正月は、昇殿して祈祷を受けていましたが、

神社の数年前の不幸な事件の翌年より昇殿は遠ざかっています。

事件が理由ではなく、別なタイミングでした。

 

それでも正月は勿論、年に何回かは参拝している神社です。

それなのに御朱印をいただくのは9年ぶりと言うことになりました。

 

言うまでもなく神社訪問は参拝が主目的であるべきなので、

頻繁に訪れる神社の御朱印をいただくのは、8年間のブランクがあったとしても何の問題にもなりません。

 

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富岡八幡宮東西線門前仲町駅」スグソバ。

 

2021年の第1日目。

▼正月らしい風景は、門前仲町に鎮座する富岡八幡宮の大鳥居。

 

例年なら何のわだかまりも持たない微笑ましい元日の神社模様です。

 

しかし昨年から断ち切れていない禍は、参道に掲げられたペナントを、これまでに経験の無い役割を演じさせていました。

マスク着用

ソーシャルディスタンス

大声での会話はご遠慮・・・」

の合言葉を掲げています。

 

マスク着用はほぼ100%守られています。

しかし初詣者数の多い神社で「人と人との間隔」を設けるのはやはり無理のようです。

ソーシャルディスタンスの具体策は見つからず、かけ声はまさに神社側の「スタンス」だけを表しているかのようです。

 

▼年末から「正月はステイホーム」を訴え続けた都知事

 

しかし数度にわたるステイホーム依頼に、思う存分その言葉の力を発揮しません。

 

11月下旬からの一人相撲にもならなかった「勝負の3週間」は、

お願いする方も、される方も真剣さは見当たリませんでした。

結果は予想できたものでした。

 

そして年末年始に対する都知事の強い言葉に、

総理の「会合を控え、静かな年末年始をお過ごしいただきたい」と言う弱いコメントが付け加えられました。

 

▼しかし年末の新聞にはこんな広告も掲載されていました。例年通りです。
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ここ富岡八幡宮の名も見えます。

小さく「マスク着用」の言葉だけが例年とは異なりますが、

Go to JINJA」です。

 

ロックダウン出来ない日本の事情は、新しい1年間に何をもたらすのでしょう?

都民の、国民の人間性が問われる、禍との付き合い方となるのでしょうか。

 

▼高密度なおみくじ列に「凶」が出ないように‼️

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疑問と不安定な気持ちを抱きながら、

2021年元日の東京下町寺社のいくつかをリポート記事として続けてみます。

 


wave2017.hatenablog.com

 

豪徳寺の御朱印(東京・世田谷区)〜「招き猫」と「ひこにゃん」の原点?

大谿山 豪徳寺御朱印

ごうとくじ曹洞宗(東京都世田谷区豪徳寺2-24-7)f:id:wave0131:20201223194513j:plain

豪徳寺御朱印。(2020年)f:id:wave0131:20201223194523j:plain

豪徳寺御朱印。(2013年)f:id:wave0131:20201223194519j:plain

二体の御朱印は7年間の隔たりですが、何も変わっていません。

おそらく書き手さんも一緒でしょう。

 

御朱印は境内奥の本堂右手の受付でいただけます。

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ここでは奉納用の大小の招き猫も扱われています。

 

▼寺の名称が使われている小田急線「豪徳寺駅」からなら徒歩10分ほど。

世田谷八幡宮」や世田谷線宮の坂駅」からなら徒歩数分。

 

▼最初に紅葉時の豪徳寺です。

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きれいに整えられた庭は紅葉する木も多く、秋の散策にはぴったりの寺です。

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東京の寺ですので、もちろん拝観料など取りませんが、

ここが京都などだったら500円以上出さないと紅葉も見られないかもしれません。

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▼再訪の夏の写真です。

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寺ではなく街としての豪徳寺は、

高架になっている小田急線と、地べたを這いつくばる世田谷線の2路線が交差して

それぞれ「豪徳寺駅」と「山下駅」を設けています。

 

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そんな交通には至便な街のようですが、豪徳寺駅だけを見ると1日の乗降数は

3万人に満たないそうです。

ざわついた街でもなく、新宿や渋谷などの都心に出るのに便利で落ち着いた住みやすそうな街です。

最近では豪徳寺を有名にした「招き猫」を見るため、諸外国の観光客も増え始めていたと聞きます。

もちろん2020年の境内に外国人の姿はありません。

 

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かつては吉良氏の居館だった世田谷城があったので

城山通り」と名付けられた道路から豪徳寺の参道が延びています。

 

中世に創建され「弘徳院」と称していた庵は、

江戸時代に入ると彦根藩井伊家菩提寺として伽藍を整えたそうです。

 

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▼山門の扁額は全く読めませんが、案内によると「碧雲閣」と書かれているそうです。

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読めませんが意味も不明です。

碧雲」ですので「碧い雲たなびく高い建物」とするのは

そのままで単純過ぎでしょうか?

 

▼紅葉もイイのですが、夏が始まる7月の庭も緑がイキキキと輝き、大勢の人が参拝や散策を楽しんでいます。

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▼山門をくぐるとすぐ右手にある新し目の建物は「地蔵堂」。

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▼参道途中右手に見える鐘楼。梵鐘は江戸時代初期に鋳造された古いものとか。

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▼さらに参道左手に木々の間に見え隠れしていた三重塔の下へ進んでみます。

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平成に建立された三重塔ですが、ほかの参拝者もしきりと何かを探るような様子につられて目を凝らして見ると

▼干支が彫られているなかに「招き猫」がネズミに囲まれていました。

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▼参道正面は「仏殿」。その前の常香炉の上では狛犬が玉を抱えています。

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▼「弐世佛」の扁額を掲げた「仏殿」。

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「弐世佛」の実際は「弐」の文字に一筆加えてあり「三」だそうです。

「三世仏」は過去・現在・未来を表し、それぞれ阿弥陀・釈迦・弥勒如を象徴しています。

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▼仏殿前を先に進むと「招福門」と「招福殿」が見えますが、入るのは後にして、墓域に進んでみます。

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彦根藩井伊直弼はじめ「井伊家」の墓所です。

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豪徳寺招き猫発祥の地と言われています。

二代目藩主である井伊直孝が鷹狩に出た折に雷雨に会い、

猫の招きにより門内に入り、雷雨を避けられ、おまけに和尚の話を聞くことができたそうです。

それを感動した直孝が後に井伊家の菩提寺にしたと伝わっています。

豪徳寺と招き猫との関係を結ぶ言い伝えです。

▼その二代目藩主 井伊直孝の墓。

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豪徳寺の名称は井伊直孝の戒名「久昌院殿豪徳天英居士」からつけられたそうです。

 

▼いよいよ豪徳寺で一番に人々が訪れる場所「招福殿」に入ってみます。

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▼門前で案内するのはクロネコの「招福猫児」。

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▼お堂には「招福観音菩薩」が祀られているそうです。

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人々は「」や「」の文字やご利益には、即服従です。

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▼人々が「」を願い求める気持ちの数だけ猫が群れを作ることになります。

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▼数が集まると「圧巻」になり、この光景が諸外国の人々にウケるようです。

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ネズミに騙されたとか、釈迦の死の要因にもなったとされて

干支の仲間に入っていない猫は、現代では最も親しまれているペットとなっています。

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▼そして彦根ゆるキャラも大人気で、常に彦根城で愛嬌を振りまいています。

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ひこにゃん」の原点は彦根藩菩提寺、ここ豪徳寺にあったのです。

ゆるキャラにも失敗作はあるでしょうが、これは大ヒット作でしょう。

 

▼さらに境内奥に「本堂」。豪徳寺は禅寺ですので「法堂」と呼びます。

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境内の様子や招き猫に圧倒され、豪徳寺が禅寺であることを忘れていました。

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▼さらに新しい建物が造営中です。

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金属製の灯篭には雲に乗り楽器を奏でる菩薩像が彫られています。

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▼こちらは笙を奏でています。

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腰を曲げた姿は有難くも「マタ・ハリ」のようにセクシーです。

バチアタリな感想をいだいて豪徳寺を出ます。

 

 

▼お隣りの「世田谷八幡宮」の記事。

wave2017.hatenablog.com

 

不忍池弁天堂 谷中七福神の御朱印⑦(東京・台東区)〜谷中七福神中、ゴールは最大級の賑わいと混雑

寛永寺 不忍池 弁天堂御朱印。(天台宗/東京都台東区上野公園2-1)f:id:wave0131:20201228211658j:plain

三体、三様の「辯才天」で、この御朱印は味わい深いものがあります。

並べ比べれば、並べる数のほど、さらにいただきたくなるような気持ちにさせられます。

 

弁天堂 谷中七福神辯才天」の御朱印。(2020年)
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弁天堂 谷中七福神辯才天」の御朱印。(2013年)f:id:wave0131:20201215203219j:plain

弁天堂 谷中七福神辯才天」の御朱印。(2012年)f:id:wave0131:20201215203214j:plain

谷中七福神御朱印は谷中の「修性院」以外「谷中七福神」のスタンプがありません。

他の七福神では大概「○○七福神」とスタンプが押されることが多いのですが・・。

公式HPもないので組織的には結束されていないかもしれません。

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▼田端の東覚寺をスタートして、青雲寺修正院天王寺長安護国院→上野の不忍池弁天堂までやってきました。谷中七福神ゴールです。

そしてこのブログも2020年のゴールとなりました。

 

不忍池を右手に見ながら進むと左に見える鳥居は上野山に鎮座する「五條天神社」。
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不忍池弁天堂は、かつては池に浮かぶ「島」に立っていたのですが、橋ができ、道路ができ、現在では地図や航空写真で見ないと島は意識できません。

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延暦年間に創建された比叡山 延暦寺。

寛永年間に創建された東叡山 寛永寺。

↑こんな風に色分けすると、寛永寺延暦寺を意識して創建されたことが分かります。

 

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開山の天海が考え出したのかどうか不明ですが、

不忍池琵琶湖

池の中島=竹生島

弁天堂=宝厳寺

と見立てるのは、とてもよくできたおもしろい話です。

 

さらに上野の山にある清水観音堂=清水寺と見立てています。

西に対する東の力と天海の力を誇示しようとしたのは事実でしょう。

 

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さらに事実は、弁天堂に祀られる本尊「八臂大弁財天」が竹生島 宝厳寺から勧請されていることです。

やはり上野の山はおもしろいのです。

 

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▼2020年9日の弁天堂前はこんな感じです。ところが・・・f:id:wave0131:20201228211730j:plain

▼2012年7日は本堂にたどり着くまで30分以上はかかるだろうと思われる長蛇の列。

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普段から上野の山で最大級に賑わうのが、ここ弁天堂だと思います。

現在では花園稲荷水観音堂東照宮も同じように混み合いますが・・。

 

▼弁天堂の右手に大黒堂が建ちます。

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弁天堂に来る前に巡った「護国院」でも大黒天が祀られていましたが、ここの大黒天は

▼「豊太閤護持 大黒天堂」と案内されています。

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徳川家の祈願寺である寛永寺に秀吉護持の大黒天があるの、徳川の度量の深さを表しているのでしょうか?

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大黒堂は戦火を免れ古そうですが、八角形の弁天堂は戦後に再建された建物です。

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谷中七福神ゴールの弁財天参拝のために並びましょう。

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弁財天は音楽や芸術を司る神で、芸術の森上野に最もふさわしい神でしょう。

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陽も傾いてきましたが、2020年の谷中七福神は無事巡ることができました。

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2021年のコロナ禍のなかでも、谷中七福神を参拝の皆さんが何事もなく無事巡られることを願っています。

 

 

 

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