▼同、2012年の御朱印。
今時の御朱印と比較すると、潔いと言うか、素っ気ないと言うか、簡潔な御朱印は6年間に何も変わっていませんが、季節の花スタンプだけ追加されています。
昨今のブームに対するサービスでしょうか?
そしてシールタイプの書置きのみの対応となっていました。
書置きの増殖は止まらないようです。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------
よく似た名称で新宿に花園神社がありますが、こちらは上野の「花園稲荷神社」です。
▼上野というとパンダですが、その人気は衰えることを知らないようです。驚くことに日本にいるジャイアントパンダの数は9頭もいます。
ここ上野に3頭、神戸に1頭、和歌山のアドベンチャーワールドにはなんと5頭もいます。
いずれも中国との返還協定により、パンダは「お借り」しているものです。
上野のシャンシャンは生後24ヶ月での返還期限を延ばして2020年いっぱいまで日本に居られるようになったとか。
それにしても東京都はパンダ2頭のため年間約1億円を中国に支払っているそうです。金額を考えると複雑な思いが湧いてきますが、レッドリストのパンダは世界一高価な動物で、世界一愛される動物かもしれません。
ちなみに上野動物園の年間入場者数は約400万人前後、大人の入場料は600円。
和歌山のアドベンチャーワールドの年間入場者数は約100万人前後、入場料は4,500円。
TDLの入場者数はズバぬけていて3000万人だそうです。1day パスポートは7400円。
性格が悪いので数字や金額の計算ばかりしてしまいます。すぐ忘れますが・・。
まったく御朱印とは関係のない話になってしまいましたが、上野の山は美術館・博物館の特別展や、パンダ人気などでいつもどこかで人が行列を作っているのでつい、そんな話になってしまいます。
▼さて、不忍池の蓮の花もそろそろ見頃を迎える季節です。
その不忍池側から見ると上野の山に鳥居が開いています。しかしこの鳥居は稲荷神社とほとんど境内を同一にする五條天神社の鳥居です。山に上がって、こちらが表参道になるのでしょうか。
▼左の図々しく大きな鳥居は、やはり五條天神社の鳥居です。今回記事の花園稲荷神社は写真右の遠慮深い小さな鳥居です。
▼鳥居の大きさは五條天神社に負けますが、人気はこちらの方が大きいようです。伏見稲荷に比べるべくもないですが、やはり朱色の鳥居は外人さんに超人気です。上野の山はここ数年で本当に外人さんたちの姿を多く見かけるようになりました。さして広くないこの神社の境内も異国語が飛び交っています。最初に御朱印をいただいた2012年は稲荷神社、天神社ともにヒッソリとしたものでした。その後の外国人観光客の急増と御朱印ブームは神社の様相を一変しています。パンダ人気ほどではないものの、週末は決して参拝者が絶えない神社となっています。
▼ここから先は「おきつねさま」の棲家「お穴様」なので撮影禁止。唯一独特な空気を感じられるミステリアスな場所です。
▼本殿は緑に埋もれるような位置にあり、鬱蒼感がイイ雰囲気を醸しています。隣の天神社とは対照的です。
それにしても上野の山は御朱印を一体いくついただけるのでしょう?
収集者はパンダどころではありません。
さぁ、上野の山を駆けずり回りましょう!