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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

久里浜天神社の御朱印(神奈川・横須賀市)〜こすったり、撫でたり、三浦半島唯一の天神社

久里浜天神社御朱印。(神奈川県横須賀市久里浜5-19-3)

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くりはま てんじんしゃ」は通称で、正式名称は単に「天神社」。

左下のスタンプは「牛のり天神」と呼ばれる境内にある撫で牛像。

 

御朱印は境内右手の社務所で女性に対応いただきました。

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▼「酉の市」の案内がありました。例年、当日は縁日も出て賑やかになるそうです。

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▼当社へは京急久里浜駅」が一番近く500m前後、徒歩5分くらいです。

神社の近くを通る国道134号線は三浦海岸方面へ続いています。

▼国道の途中は「尻こすり坂通り」という「上品」な愛称が付けられています。

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名称の由来は想像通りで、坂が急なため荷車を押して坂を下るとき荷車の後部が道路を擦ったことに由来するそうです。

人の「尻」かと思いましたが、荷車の「尻」でした。

同じ名称の坂は横浜にもあるようですが、久里浜の坂は国道でトンネルにもなっているので、車ならばそれほど意識せずに通過してしまいます。

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東京の坂道車道でもっと急で、もっと上品な名称の坂は、目白にある「のぞき坂(胸突坂)」です。

車で上るにも下るにも勇気のいる、最大級の斜度をもつ激坂です。

 

さて話が寄り道になりました。

▼「尻こすり坂通り」の「久里浜」交差点を東南方向に進むと、道路沿いのAEON久里浜店の真ん前に天神社の鳥居が建ちます。

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何かのイベントでも開催されていたのでしょうか?

境内はテントやパラソル、紅白幕などを片付けている最中で雑然としていました。

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▼いただいた御朱印のスタンプ像です。平成の建立です。

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天神社で「なで牛像」は必需アイテムですが、道眞が牛に跨っている、いや、牛に腰を下ろしている像は初めて目にしました。

なで、撫で! 牛も道真もしっかり撫でられています。

 

▼膨よかな狛犬は玉も持たず、子獅子も従えていません。

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当社が鎮座する久里浜一帯が沼地や葦原だった時代、

当地を開拓し新田造りに力を注いだ人物により、新田鎮護の神社として1660年、大阪の「福島天満宮」より勧請、創建されています。

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新田開発はその後も続けられ、江戸時代では三浦半島で最大の石高を誇るほど大きく発展したそうです。

現在では久里浜に稲作の田を見つけるのは難しく、開発された新田の全ては住宅地へと変貌していったのでしょう。

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当社は「横須賀の天神さん」「久里浜の天神さん」「内川の天神さん」などと呼ばれ、受験生のみならず、地元や近郊の人々から崇敬されているようです。

 

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道真公が主祭神ですが、相殿として天照皇大神素盞鳴命が祀られています。

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社殿は比較的新しく、平成の造営だそうです。

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▼社殿から鳥居方面を見る境内は、飾らない地元の氏神さま的雰囲気が感じられます。

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▼社殿右奥に進むと「稲荷社」区域です。

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▼朱塗りの鳥居の先にはもう一つの稲荷社が鎮座。

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ここでも小さなキツネ像たちが小さな社を健気に守っています。

 

▼祖先の霊を祀る「祖霊社」。「祖霊」は「祖霊」とは意味が異なるそうです。

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▼古い庚申塔などが集合されています。

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かつては、久里浜地域の道筋、道筋に置かれ、人々が手を合わせていた塔や塚だったのでしょう。今や時代の役目を終え、天神社に集めれたことと思います。

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▼「安産子宝犬」像は12個の干支柄に囲まれています。ここでも撫でます。

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自分の干支を撫でて安産・子宝・子育てを願うものです。

 

▼「水おみくじ」の手前に小さな人形が・・。

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▼素朴な可愛い像は「な〜む」ではなく、手の指を組んで祈る形をとっていました。

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山の姿が見えなく、海も近い当社は、

「イオン」の隣で思いっきり明るく開放的に久里浜の街と人々に溶け込んでいました。

 

▼「のぞき坂」が近くにある神社の記事。

wave2017.hatenablog.com

 

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