普和山 最上寺「岩瀬不動尊」の御朱印
「さいじょうじ 通称:いわせふどうそん」真言宗智山派(千葉県富津市岩瀬416)
紙面が真っ赤になるには程遠いですが、10年ぶりの参拝で重ね印をいただきました。
▼川崎大師で手に入れた「関東三十六不動霊場納経帖」。(2012年)
▼岩瀬不動の「御朱印」に対する注意書きです。
最低限、
「のうまく さんまんだ ばさらだん せんだ〜まかろしゃ〜だ〜 そわたや うんたらた〜 かんまん」(音を文字にすると少し違う表現もあります)
の真言を3回復唱です。
「キラキラ御朱印」を追いかける人たちには無用の寺かもしれません。
▼JR「大貫駅」から徒歩15分近く必要です。駅からはバスなし、タクシーなしです。
▼寺の前を通るR465から見えるカンバン。赤色は他の色に比べ色褪せが早いのです。
▼2012年にあった「関東三十六不動霊場 厄除け岩瀬不動尊」の案内板は・・・
▼2022年には取り払われていました。
▼金剛力士像の立つ2012年の寺の正面の様子と・・・
▼2022年とは、大きな違いは見つけられませんでした。
▼正面の香炉の下で寝そべっているのは観音様?
▼広い駐車場から進むと車の交通安全「祈祷殿」。これは新しい造立でしょう。
▼手も、口も、心も浄めましょう。
▼2012年には気づかなかった、もしくは無かった仏像たちが・・
▼「お願い地蔵」に「水子地蔵」。
▼「お願い不動」
▼その下に小さな2色の不動像は奉納されたものなのでしょう。
▼天狗の面は少し色褪せてしまったようです。
▼2012年の天狗の面。
▼本堂前のグルグル回す大きな数珠です。
▼御朱印は本堂内でいただきます。
ご住職夫妻と思われるお二人に対応いただきました。
▼「関東ぼけ封じ三十三観音霊場」のお堂。こちらの御朱印もいただけるようです。
山号にもなっている普和山へ上がる石段が伸びています。
▼さらに観音堂が続きます。
木造、十一面観音でしょうか?
▼小さな祠は詳細不明。立派な屋根と精緻な彫刻が施されています。
▼「水かけ不動尊」の案内の先にさらに石段。
▼中腹にも石像の不動尊像。こちらは「水かけ」ではありません。
▼「神変堂(開山堂)」。
当山の開基と伝わる「役行者」が祀られていますが、他のお堂と同様に閉まっていました。
▼その隣にやっと現れました。
▼「水かけ不動尊」さんです。苔はまだまだ生えない様子です。
水をかけました。
なぜ水をかけるのかは諸説あるそうですが「お清め」を意味することが多いそうです。
釈迦の誕生日を祝う「花まつり」では釈迦像には「甘茶」をかけますが、
甘茶には「上に立つ者がよい政治を行って平和な世が訪れると甘い露が降る」という中国の言い伝えや、
「甘茶は神様の飲み物で、飲むと不老不死になれる」というインドの伝説などがあるそうです。
▼いや〜富津市、やはり田舎ですね。
▼色とりどりの花木を見ながら寺を出ます。
初参拝から数年しか経過してないだろうと感じていたものの10年ぶり。
時日の経つのは矢の如しです。