霊場は1969年の開創で、川崎大師を発願寺として高幡不動が結願札所となる、
古くから不動明王を祀る28ヵ寺で構成されています。
この霊場を過去記事でサブタイトルとしているのに、
その存在を少し忘れていました。
28ヵ寺の中には金蔵寺や西方寺など有名寺院で、これまで参拝した寺も数あるので、
いただいた御朱印をよく観察すればこの他の「武相不動」の朱印が見つかることでしょう。
毎度のことですが、後から後からその存在を認識させられる「霊場」の多さです。
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大明王院のHPによると、
ここ川崎の大明王院を本山とし、別院が東京、横浜、熱海にあります。
その熱海別院は参拝しておりますが、
どの寺の建物もほとんど同じ造りで朱と緑を基調色にして、コンクリート造りの大きく新しいものです。
明治期の開山ですが、別院を含めた4か寺の建物は昭和、平成の造立ですのでどこも新しく感じられわけです。
▼この建物内部は広く、大勢の信者さんが参拝されていました。
考えすぎだったかもしれませんが、
とてもカメラを構えてカシャカシャとシャッターを押すような雰囲気ではありませんでした。
しかし、御朱印対応は丁寧でここ川崎でも熱海でも、
カウンター越しで、役所の受付を思い起こさせられるような対応でした。
御朱印代 ¥300のレシートもいただいたように覚えています。
それにしても個人的にはよく理解できない寺です。
全くの偏見というか、お門違いの間違った見識ということはわかっていても、
この寺には新興宗教的な雰囲気を感じてしまうのが止まりません。
開創年代の新しさや、建物の雰囲気から単純にそう感じてしまうのでしょう。
また、本堂などが全く個人的な好みの木造造りでないこともその一因かもしれません。
総本山の京都醍醐寺や、武相不動霊場の西方寺というステキな寺や、川崎大師、高幡不動にそんなイメージを感じることはないのですが・・。
「身代わり不動尊」として、人々の厄除け・交通安全の祈願が絶えません。
「ノウマクサンマンダバザラダンセンダマカロシャダソワタヤウンタラタカンマン」
自らのざわめく心を鎮めるように3回唱えて帰ります。