▼松栄山 仙行寺(池袋大仏)の御朱印です。(日蓮宗・東京都豊島区南池袋)
令和元旦!
「池袋大仏」の左右は日蓮宗ならではの5文字。
「仏の音(みこえ)は甚だ希有にして よく衆生の悩みを除きたもう」という意味で法華経に説かれている言葉だそうです。
この寺だけ訪問すると、池袋駅のすぐ近くだから「雑司が谷」というイメージがない。
御朱印は2体とも日付以外はすべてスタンプで、上記の他にもう1種類ありました。
2体とも令和記念の「金色のスタンプ付きです」と説明されました。
はい! ここまでならヨシとしましょう! キラキラ御朱印寸前です。
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この寺は厚木市にある仙行寺が本店で、池袋は支店のようです。
本当は本院・子院と呼ぶべきでしょうね!
▼2年ほど前の本堂はこんな姿だったそうです。お寺のHPから拝借しました。
池袋駅から数分の場所に、こんなシブイ寺があったのねっ。
▼それが生まれ変わった。狭小な都心の寺はすべてこんな姿に変わっていきます。
▼見上げれば高級マンションかと見紛う様相は昨年竣工されたそうです。
▼山門の代わりになるような扉が左右に、デザイン化された天井は近代的な雰囲気。
▼振り返る。昔のように寺の境内で遊ぶ子供はいません。そんな境内でもありません。
▼正面右手に福禄寿。正確には「妙法福禄寿」通称「華の福禄寿」と言うそうです。
▼他で見かける福禄寿とはその姿が違います。バックには御首題が・・。
▼肝心の大仏、釈迦如来です。「空中浮遊大仏」として「ウワサ」になっているとか。
▼確かに台座がない。どうやら背中で支えられているらしい。
東京で有名な大仏は板橋区の乗蓮寺「東京大仏」や「おおくら大仏」「上野大仏」などでしょうか? ほかにも一般に大仏と呼ばれる仏像を有する寺はいくつもあります。
しかし「大仏」の定義は、釈迦の背丈である「1丈6尺(約4.85m)」以上の仏像を呼ぶそうです。
ここ「池袋大仏」は4.6mとか。釈迦の背丈1丈6尺には僅かに足りない。しかし「大仏!」
座って4.6mだから立てば倍近くなる。だから「大仏」で良いのでしょう!?
そんな知ったかぶりの講釈はどうでもよいわねっ。
いずれにしても池袋に「チョッと寄ってみてもイイかな?」と思える大仏ができたということです。
▼撮影がヘボなので木造釈迦如来はキラキラとヒカリ、お顔も威厳のないものに・・。
この大仏が出来たのと時を同じくして、雑司が谷七福神以外の御朱印も常に授与されるようになったようです。
日蓮宗だから御首題がいただけるかもしれないけど、かなり難しそうです。
▼寺ビルの裏は墓地になっていました。
▼上階は本堂の他に廟、納骨堂になっているようです。
都心に見る寺社の「ビル化」は神社より寺の方が多いように感じますが、どちらも敷地が広ければそんな選択はしないはず。
さらに寺の場合は墓地との関連があり、現在の家族の形や、葬儀・埋葬のあり方が、納骨堂を併設する「寺ビル」を必要としているのでしょう。
▼池袋大仏にほぼ隣接している「本立寺」。