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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

久富稲荷神社の御朱印(東京・世田谷区)〜桜の街に「サザエさん」→「ぎんぎつね」→「鬼滅の刃」

久富稲荷神社御朱印

ひさとみ いなり じんじゃ主祭神:宇迦之御魂神(東京都世田谷区新町2-17-1)

 

久富稲荷神社御朱印です。(月替り:2022年3月)

当然、月替りの他に通常版の御朱印もいただけます。

 

▼久富稲荷神社の「一ノ鳥居」まで田園都市線桜新町駅」から300mとちょっと。

有名な「桜神宮」とほとんど目と鼻の先と言った方が分かりやすいかもしれません。

 

▼しかし、旧玉川通り沿いのこの「一ノ鳥居」からの参道が長く200m以上あります。

 

桜新町」は大正時代に郊外型住宅分譲地「新町分譲地」として造成されています。

そこにソメイヨシノの並木が設けられ、昭和に入ってから「桜新町」として駅名、地名になっています。

桜の地名としては「桜新町」のすぐ北に「世田谷区桜」があります。

もう少し北に行くと「桜上水」があります。

この他東京に山ほどある「桜」の地名は、日本人の「桜好き」を表しているのかもしれません。

 

 

もちろん久富稲荷神社は鎮座400年とされているので、江戸時代ですから新町もなく、国道246もありません。

しかし一ノ鳥居前の旧玉川通り大山道」は当時からあったはずです。

そしてこの長い参道が伸びていて「大山詣」の旅人たちも立ち寄ったことでしょう。

 

 

桜新町は「サザエさん」の街でもあり、原作者の長谷川町子記念館があり、駅前から町の随所に「サザエさん」家族の像を見つけられます。

佐賀で生まれた長谷川町子は、後にこの地域に住んでいます。

 

 

そして「サザエさん」の街から、

▼今や「ぎんぎつね」や、鬼滅の刃の登場人物「煉獄杏寿郎」の街になったようです。

                                (▼写真はピクシブ百科事典

マンガやアニメは疎いので何も書けませんが、

ぎんぎつね」に登場する神社は「久富稲荷神社」がモデルと言うより、

原作者お墨付きの「取材先」だったそうです。

当社の通常御朱印には「ぎんぎつね」の登場人物「銀太郎」がスタンプされています。

 

もう一人の「煉獄杏寿郎」は、桜新町の出身と言う設定になっていますので「産土神」「氏神」として当社を訪問するファンもいるとか。

恐ろしい力を持ったジブリ系アニメ、まさに「GHIBLI」熱風です。

一般的な観光収入は得られない多くの社寺は、アニメの舞台やモデルになりたいものかもしれませんが、一過性のものであることも理解できるでしょう。

 

▼疎い世界の余計な話をしているうちに、境内を抜けて南側の神社入口に出ました。

▼どこも正式名称は「稲荷神社」です。

江戸時代の人たちは住まい地域から遠くへ出ることは少なく、お稲荷さんと言えば住んでる地域の身近な「稲荷神社」です。

現在のように「久富」と冠を付けなくとも不自由無しだったはずです。

 

そう言う意味では「八幡」「天祖」「天満宮」などの神社名も同じなのでしょう。

 

▼手水舎は境内の東にあり社殿と向き合っています。

▼龍の吐水口が竹筒を加えているのは、もう珍しくもありません。

龍の口の中に竹を突っ込まれているような姿は気の毒で美しくありません。

早く柄杓が自由に使える環境が戻ってくることを願うばかりです。

 

▼その隣に「ふくろう」屋敷、いや社です。

ふくろうの鳴き声とともに願いが叶ったという「フクロウ伝説」があるそうです。

カワイイふくろう達で賑わっています。

実情はまさに猛禽類のフクロウですが、幸運の縁起物などとされます。

その名称から「福来郎」や「不苦労」などの縁起の良い当て字が用いられ、

「福が来る」「苦労がない」などとされたのでしょう。

おそらく江戸時代に盛んだった言葉遊びから生まれたのでは・・・。

当社では毎年「ふくろう祭り」が催され、多くの人で賑わうそうです。

 

▼社殿正面にも鳥居が建ちます。

木製の朱色の鳥居を含め、いくつ鳥居をくぐったのか覚えられません。

 

▼一対の神狐は目つきが左右の狐で違いました。

▼右のこちらは「やさしい」です。

▼細かい彫刻が随所に見られ扁額も見事ですが、文字が消えてしまっていました。

▼一通の多い神社の周辺をグルグル周り、入口が見つかれば境内に数台の駐車スペースがあります。

▼本殿の姿を追います。

社殿は昭和の再建です。昭和も遠〜〜くなりました。

▼神社境内外からやっと凛とした美しい姿が確認できました。

▼再び南側の鳥居をくぐり神社を出ます。

 

久富稲荷神社の参拝日、車で「桜神宮」の前を通り、長い行列が出来てているのを目にしました。

久富稲荷神社でも絶えない参拝者と会いましたが、行列はありません。

 

神社人気に輪をかけた、いまだ覚めやらぬ御朱印ブームの中で浮き上がった社寺もあるでしょうが、

その先も見据えないと生き残れないかもしれません。

 

 

▼おとなり「桜神宮」の記事。

wave2017.hatenablog.com

 

 

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