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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

東金日吉神社の御朱印(千葉・東金市)〜「一ノ鳥居」を探して進むべし

東金 日吉神社御朱印

とうがね ひよし じんじゃ主祭神大山咋神(千葉県東金市大豆谷860)

右端は「はさみ紙」です。

 

東金日吉神社御朱印「季節」。

東金日吉神社御朱印「通常」。

東金日吉神社御朱印帳。

▼3種類の御朱印が用意されていました。

御朱印帳も3種類。

 

▼JR東金線東金駅」が最寄駅となります。

東金市は人口6万にも満たない小さな市で、東京中心部から50〜60kmに位置します。

ですので、東京人は誰も興味を持たない街。

しかし、今回訪問した日吉神社の「一ノ鳥居」が建つ脇には人造の小さな「八鶴湖」があり、

江戸時代には家康や秀忠が鷹狩に訪れ、東金御成街道、東金御殿なども整備され、宿場町・問屋街として栄えた街だそうです。

そして今も結構見所の多い街でもあるようです。

 

▼その「一ノ鳥居」はパスして、いきなり「ニノ鳥居」にやってきました。

と言うより、車で社寺を訪問すると本来の参道を見逃しがちになります。

例えば、山の上にある社寺は山の下に「山門」や「一ノ鳥居」が建つのは当たり前ですが、車での訪問者を誘導する道は山を駆けのぼらせ、山上にある社寺の裏側などに駐車させます。

そんな地理的な状況が分かっているときは、下にある「山門」や「一ノ鳥居」で車を止めて写真を撮ったりします。

 

しかし、今回も事前知識を得ていませんでした。

▼案の定、神社の駐車場は社殿近くに設けられていて、この「ニノ鳥居」でさえ、そこから歩いて戻りました。

ですので今回は「一ノ鳥居」のへは行っていません。

ホントは、そこから趣のある切通しの参道「山王坂」が続き、この「ニノ鳥居」にたどり着くルートを辿るのが「東金日吉神社」を参拝する王道のようです。

▼夫婦杉でしょうか? googlemapでは「娚杉」と記されていました。

「娚(なぶる)杉」ではなく、やはり「娚」は「めおと」と読むようです。

 

今回はその王道参道を体験していませんが、それでも「ニノ鳥居」からの参道もとても雰囲気があり「来て良かった」と感じられるものでした。

▼その参道途中にある案内板には「大谷八幡神社」。境内社のようです。

▼良く分かりませんが進んでみましょう。

▼100mも歩かないうちに社殿に着きます。

▼八幡さまに挨拶申しあげ、もとの参道に戻ります。

200mの参道は、どれほどの時間か分からないほど樹齢を重ねた杉の古木が、間隔も狭く立ち並び、否が応でも神社の歴史を感じさせられます。

ここを進む時間が日吉神社参拝のイチバンの価値だったように思いました。

 

東金町誌」(1938年)によると、1615年に徳川家康が東金に来た際、時の代官高室金兵衛に命じて、日吉神社を改修させ、これらの杉は、その折に植樹されたものと推察されているそうです。

 

▼この参道の狭さと巨木の配置がたまりません。参道先に社殿が見えます。

▼境内近くの駐車場から進む道は裏参道になっています。

▼当然ですが、裏参道にも鳥居が設けられています。

▼「手水舎」は屋根瓦がいい雰囲気を作っています。

水盤に水はなく、花手水でもありませんでしたが、全体の雰囲気づくりは神社の努力とセンスが見受けられます。

▼「権現井戸」? なぜ「権現」なのか分かりませんが、やはり家康との関係でしょう。

この地で家康の度々の鷹狩り、日吉神社への祈願、そして社殿の造営など家康と関わりの深い神社です。

創建は807年。 最澄が寺院建立にあたり日吉大社から分霊された山王大権現を祀って守護神としたと伝わります。

地域の人たちには「山王さま」と呼ばれ親しまれているそうです。

▼子獅子は妙な姿勢を取っています。親獅子のオッパイを探しているような姿。

▼こちらは思いっきりニヤけています。そう見えるだけ?

狛犬の陰に「神猿」像が一対。どちらも顔を社殿の方に向けています。

神猿像も狛犬も江戸時代に奉納された古いもののようです。

当社はオリジナルHPはじめ、FB、twitter、instaなどSNSもフル稼働しています。

神社経営の熱心さが見てとれますが、そのおかげで訪問者が多く増え、ワタシたちも参拝してみようという気持ちにさせられるのですから、今更ながらSNSの力を思い知らされます。

おそらく10年前頃までは、もっぱら地域の神社でしかなかったのでしょう。

そんな状況は多くの他の寺社でも見られますが、そこにもSNSをうまく利用できない格差も見られます。

魅力ある御朱印など、発信する情報さえ見つけられず困惑している寺社もあるかもしれません。

そこは寺社のセンスによって左右されてしまうのでしょう。

撮影写真には人が映るのを避けていますが、参拝者が切れない春先の午後の境内でした。

▼本殿は覆屋で守られています。

▼神輿のショーケースです。最近こんな姿の神輿庫を多く見かけます。

楽殿も神輿庫もオープンであると神社が「生きて」いると感じられます。

当社を再訪して、その時は「一ノ鳥居」から「山王坂、切り通し、権現滝」などを通りながら参拝してみたいものです。

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