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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

胡録神社の御朱印(東京・荒川区)〜 高層マンション林立に再開発された 元 陸の孤島「汐入」に鎮座

胡録神社御朱印

ころく じんじゃ主祭神:面足尊(東京都荒川区南千住8-5-6)

2022年は金泥文字の御朱印をいただいてきました。

2014年に比べ中央の神社印は新しい印に変更されています。

道祖神」の御朱印は最近授与されるようになったようです。

 

胡録神社御朱印(2022年)。

胡録神社御朱印(2014年)。神紋の「七曜紋」も無くシンプルでした。

胡録神社御朱印境内社 道祖神/2022年)。

▼2022年は社務所の出店のような授与所でいただきました。

神職さん不在で書置きをいただいてくることになりました。

▼書置きに日付は入っていませんので、上に掲載の御朱印の日付は自前です。

▼胡録神社の最寄りはJR・地下鉄「南千住駅」で徒歩10分ほどです。

浅草名所七福神でも有名な「石浜神社」の北1kmほどの位置に鎮座します。

 

隅田川がコブを避けるように大きく蛇行する箇所で、かつては「橋場村汐入」と呼ばれていた地域です。

現在は地名としての「汐入」は残されていませんが、小学校や消防署、公園などにその名が継がれています。

 

▼「神大」方面から汐入地区の景観です。

 

汐入」は平成に入ってからの再開発以前は何も無かった地域です。

何も無かったと言っても、現在もある貨物駅の「隅田川駅」があり、東京ガスのガスタンクだけは目立っていました。そのほかは紡績工場跡や倉庫だけでした。

さらに、この地域に入る一般道路を見つけるのは容易ではありませんでした。

南千住駅」はあってもイメージ的に陸の孤島のような地域だったのです。

 

 

それらの北になる隅田川沿いの狭い一画は、昭和の時代までは昔の下町の佇まいを残していた数少ない場所の一つでした。

 

 

さらに時代を遡って汐入の歴史は、上杉謙信の家臣たちが落ちのびて居を構えたのがはじまりだそうです。

その家臣は高田嘉左衛門といわれ、同志たちとともに地域の鎮守として1561年に「胡録神社」は創建されたと伝わります。

現在も高田姓を持つ住民が多数残っているそうです。

 

 

そして2022年現在、そんな地域の歴史は微塵も見られなくなりました。

高層マンションの住民もほとんどが地域外からの転入者でしょう。

 

 

燃料としての石炭が全盛期の頃は隅田川駅で、地理的に近い山谷の日雇い労働者たちが貨車から石炭を積み下ろしていて、

貨車からこぼれ落ちた石炭を拾い集め、自炊用に使う女性たちの姿もあった地域だったことは、現在の住民たちは知る由もないかもしれません。

 

東京人の中には「南千住なんて住みたくない」と言う人もいるそうですが、再開発された綺麗な街並みを見れば見直されるかもしれません。

 

▼「汐入」地区の話が少し長くなって、ようやく社頭にやってきました。

 

汐入の再開発の影響で神社も少し移動させられたそうですから、境内全体の造営は平成時代でしょう。

 

 

ですので、再開発の地に鎮座するにふさわしい見た目に新しい境内が広がっています。

 

 

しかし地域の住民は同地の歴史に関心がないかのように、この神社にも関心がないのでしょうか?

 

 

神社の周りは高層マンションに囲まれ多くの住民がいて、神社鳥居前も人が多く行き交うものの、境内に入ってくる人は一人も見当たりませんでした。

 

 

平成になってから地域に住み始めた人たちが、地元の歴史ある神社を「氏神」として崇敬するのは、もう少し時間が必要なのかもしれません。

 

 

社務所にも境内にも人の気配がない神社は、昔 約束したヒトが現れなかった、裏切られたようなサビシさが呼び起こされます。

 

▼イベント用には便利そうな広いスペースが余計寂しさを増幅させています。

▼それでも社殿に近づくと「ニノ鳥居」からのシンメトリーな美しさが目を奪います。

何よりは社殿後方は隅田川が近く、バックに高層マンションがないことでしょう。

 

▼堂々と築かれた一対の獅子山の上に親獅子は見えますが、子獅子が見当たりません!?

▼獅子山下に落とされていました。子獅子にはこれから試練です。高い山を登らなければなりません。

獅子は黒ずんでいますので、かなり古いものかもしれません。

▼ニノ鳥居の石段先にも狛犬。こちらは江戸時代奉納造営のようです。

▼コンパクトでも美しい拝殿は昭和初期の造り。

▼龍の彫刻が輝いています。

▼「面足尊(おもだるのみこと)」、「惶根尊(かしこねのみこと)」にご挨拶!

 

▼本殿は嘉永5年(1852年)に改築造営された古いものです。

当社は明治の神仏分離前までは「大六天」と呼ばれていました。

明治以後、武士が矢を支える武具を「胡録」ということや、また汐入で盛んだった「胡粉」作りの「」の字と「大六天」の「」にあやかり、御社号を「胡録神社」と改称されたそうです。

▼社殿右奥に「神饌畑」。「神饌」ではなく「」でした。

▼境内東側にある神社入口。

▼さらに社殿裏側になる北側にも鳥居が建ちます。

▼境内正面側に戻り、左手に御朱印をいただいた「道祖神」と「刀塚」があります。

▼「刀塚」は「塚」というより「祠」になっています。

落人となって汐入に土着した高田嘉左衛門らが、刀と鎧兜を地中深く埋め、刀塚として祀ったものだそうです。

 

▼その隣に「道祖神」。

▼足腰の健康や旅の安全を願う奉納されたワラジや下駄は分かりますが、「お椀」は?

胡粉(ごふん)は牡蠣殻からつくられ、人形やお面、日本画などに用いられた絵具だそうです。

▼かなり大きく重そうな石臼で、これを手で挽くには重労働だったでしょう。

▼「楽殿」や「神輿庫」は、背景に高層マンションが遠慮しません。

▼「社務所」です。

▼「社務所」近くにトイプが繋がれていて、寂しいのかジャレついてきました。

神社で飼われているプードルなのでしょうか?

▼ン〜〜〜〜ん! 目が見えない!! 思いっきりカットしてあげなくちゃ犬も迷惑!

▼ン〜〜〜〜ん! やはり見えない!!

▼再び神社裏側の隅田川堤に出ました。遠方は「汐入大橋」。

南千住駅近くに「LaLaテラス」に寄ってみました。

▼人気の魚屋チェーン店「角上魚類」が入店していたのでコレを買う。

 

獅子に会って、トイプに出会って、マグロに行き着いた胡録神社参拝でした。

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