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御朱印迷宮 /Goshuin Labyrinth

御朱印収集目的には殆ど役立たずなブログ!かも

待乳山聖天(本龍院)の御朱印(東京・台東区)〜歌川広重に見せたい160年後の「真土山」と「秘仏」

待乳山 本龍院待乳山聖天まつちやましょうでん)」の御朱印です。

聖観音宗/東京都台東区浅草7-4-1)

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本龍院 本尊「大聖歓喜天」の御朱印f:id:wave0131:20210218155307j:plain

本龍院浅草名所七福神 毘沙門天」の御朱印f:id:wave0131:20210218155257j:plain

境内に上がると線香やお供用の大根を扱う受付がありますが、授与所ではありません。

御朱印は本堂内でいただきます。

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▼各路線の「浅草駅」から歩くと10分ほどでしょう。

でも、御朱印収集者の方には、縁結びで人気の「今戸神社の近く」と言ったほうが分かりやすいでしょう。

 

▼今でも海抜10mほどの「待乳山」は、江戸時代からその見晴らしの良さに人々が訪れ、多くの文人墨客もやってきたそうです。

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数多く描かれている浮世絵の中でも、広重の描いた「東都名所 真土山」は隅田川対岸からの構図でしょう。
絵に見える右の橋は山谷堀に架かる「今戸橋」。

待乳山も当時は現在よりもう少し高かったのでしょう。

 

▼現在の山谷堀は遊歩道として埋め立てられ、今戸橋は親柱だけが残されています。

f:id:wave0131:20210308172321j:plain広重は待乳山ではなく「真土山」と表しているのは、

かつてのこの地域一帯は泥海で、この高台だけに土があったことから「真土」と呼ぶようになったとも言われています。

 

▼その高台になる「真土山」からは「634」も間近に見えます。

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▼以下数枚の写真は、少し以前の撮影になります。

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▼「トーキー渡来碑」が何故ここに建てられているのか分かりません。

f:id:wave0131:20210218155338j:plain石碑の建立者である貿易商・皆川芳造がこの地と縁があるようです。

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寺は約1400年前、推古天皇の時代に地中から忽然湧き出た霊山で、その時、金龍が天より降って山を廻り守護したと伝えられています。

その事から本龍院の親寺になる浅草寺山号は「金龍山」、

そして浅草寺の支院である当寺が「本龍院」とされたそうです。

 

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本尊は天部の一つ「歓喜天」ですが、全国のほとんどの「歓喜天」は開帳されることのない絶対秘仏のようです。

ですので「歓喜天」と言われてイメージが頭に浮かぶ人は少ないかもしれません。

 

▼扁額は「聖天宮」となっています。

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▼ここからは2020年5月の撮影です。

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▼江戸時代末期に造られた「築地塀」が残っています。一番に絵になります。

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▼こちらは西側にある入り口です。

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▼石段脇に「池波正太郎生誕の地」の碑。

f:id:wave0131:20210218155409j:plain聖天町に生まれた池波の家は、現在は跡形もないそうです。

 

▼正面の石段に戻りました。本当にいい景色です。

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待乳山聖天には「ダイコン」と「キンチャク」の印が数多く描かれています。

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▼石段を上った先の左手一画は「歓喜地蔵尊」。

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歓喜地蔵尊」と言われても、やはりよく分かりませんが、説明板には「古くから子育て地蔵」として伝えられているそうです。

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ここだけ雰囲気が少し「おっかなげ」ですが、

▼柔和なお顔の地蔵さんは、そんな雰囲気を消してくれます。

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▼本尊にお供えするのは「大根」。

f:id:wave0131:20210218155630j:plainスーパーの大根も高くなりましたが、ここは200円のようです。

お下がりは無料でいただけます。タイミングよく一度だけいただいたことがあります。

しかし、何故「ダイコン」なのでしょう?

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寺のHPからの引用です。

大根は身体を丈夫にしていただき、良縁を成就し、夫婦仲良く末永く一家の和合を御加護頂ける功徳を表しています。
巾着は財宝で商売繁盛を表し、聖天さまの信仰のご利益の大きいことを示されたものです。

 

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キンチャクの説明は理解できますが、ダイコンの説明は「大根」と「加護と功徳」の繋がりが分かりません。

まぁ、稲荷社への油揚げとか、地蔵さんへの塩とかコンニャクと同じように考えましょう。

 

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要するに昔からの「ならわし」で確かなものは少ないのかもしれません。

神仏にまつわる言い伝えや習慣は、科学的な考えを超越してるのが普通ですから。

 

▼ここまで「舞殿」があり「水行場」を見て、「狛犬」です。

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狛犬は神社に「つきもの」ですが、

最近になってやっと、もともとは「仏教の守り神」だったことを知りました。

御朱印をいただき初めて10年近くなるのにです。

それまでは何も知らず考えず、ただ「ポカン」と見過ごしていただけでした。

子供の頃から見慣れてきた神社の狛犬に「何故?」は感じなかったのです。

 

▼ハイッ!  寺にいらっしゃる「狛犬」が普通なのでした。

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▼2020年5月の連休の本龍院は、ほぼ閉鎖されていました。

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本堂の扉も閉まり、寺関係者の姿は誰一人見当たりません。

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▼ダイコンとキンチャクはオープンでした。

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▼財宝がザクザク入りそうな大きなキンチャクです。

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縁結び」とか「」にご利益の神社はどこも大にぎわいですが、

ここも「良縁」「和合」「財宝」のご利益大なのです。

しかしこの寺に、神社に群がるような浅ましさは見かけたことがありません。

神社と寺の「敷居」の高さの違いかもしれません。

 

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▼「糸塚」は三味線の糸を供養するためとか。

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「塚」の意味も最近やっと勝手な解釈ができました。

」は日本人の「」です!

 

▼かつては太田道灌が勧請した稲荷社があったそうです。

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▼1781年に奉納された「銅製の宝篋印塔」は珍しいそうです。

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▼本堂裏を一周して境内東側に戻ってきました。山を降りる「天狗坂」があります。f:id:wave0131:20210218155803j:plain

▼「天狗坂」上からは、かつての江戸下町が一望できたのでしょう。f:id:wave0131:20210218155808j:plain

スカイツリーが立つ江戸の姿を広重に見せたいものです。

 

▼時代です! 「天狗坂」下から「さくらレール」と名付けられた乗り物が整備されています。モノレール、スロープカーです。

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▼「天狗坂」はかつては石段もなかったことでしょう。

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そして月明かりもない闇夜には天狗でも出たかもしれません。

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▼彼らは参拝者を天狗から守るようです。

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▼時代は移り、年配者や足の不自由な参拝者を難なく本堂近くまで運びます。

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神社参道にエスカレータなどと同じように、最近よく目にするようになりました。

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没後約160年の広重が見たらどんな言葉を発し、どんな絵を描くでしょう?

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▼スロープ下にある浪曲協会建立の「浪曲相輪塔」。

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浪曲のイメージ外ですが、「浪曲」と「講談」の違いも分からない人間はムリムリ納得するしかありません。

 

▼最後にBLOGをここまで見ていただいた方だけに、秘仏歓喜天のお姿披露です。

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写真は歓喜天 - Wikipedia楽天市場からお借りしました。

この絵も広重に見せたいのですが、春画爛漫の時代に生きた広重は歯牙にもかけないかもしれません。

 

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