[2017.07.20-rewrite 2022.04.08]
鳳来寺・東照宮の御朱印
墨書きは「峯薬師(みねやくし)」、
右上の印は「文武天皇勅願所 峯薬師如来霊場 利修仙人感得之地」、
「ほうらいさん とうしょうぐう」(愛知県新城市門谷鳳来寺4)
中央の墨書きは「鳳来山 東照宮」。
鳳来寺
▼鳳来寺と東照宮は隣り合っています。どちらも標高500m弱の鳳来山の中です。
「鳳来寺山パークウエイ」という無料化された道路を上がって来たものの、一つしかない駐車場では500円徴収されました。
それでも道路が有料当時は通行料金930円だったそうですから、半額近くになったということかしら。
それとも有料当時は通行料金930円+駐車料金500円だったのかしら?
さて、及ぼすのは災いばかりでなく人が生きていく上で必要な雨は、禊とも繋がるのでしょうか?
▼寺社を訪れ、雨に降られる。神の歓迎の表れだとも言われますが、雨上がりですと歓迎されていないのか? 山火事のようにも見えます!
下に見える集落から続く参道の1400段の石段で鳳来寺境内まで上がってこられます。
▼その恐ろしい数の石段を広重が絵にしています。(▼写真は「wiki 鳳来寺」)
パークウエイと500円の駐車場がありがたく思える石段かもしれません。
▼境内の「見晴台」から見えたのは「鐘楼」のようです。
歩いても大した距離ではなさそうですが、雨の中では情けなく足が進みません。
鳳来寺は702年に利修仙人が開山したと伝わる霊山ですが、
棲息しているコノハズクの鳴き声が「ブッポーソー」と聞こえることでも有名な山です。
「ブッポーソー」とは、寺院の御朱印に度々見かける「仏法僧宝」の印の「仏法僧」のことで、コノハズクの鳴き声は「声の仏法僧」とも呼ばれます。
本ブログは幼い頃この寺に林間学習で1泊して、朝方長閑な「ブッポーソー」の鳴き声を耳にしたのを覚えていますが、
あくまで「ブッポーソー」で、まさかそれが「仏法僧」とは思いもしませんでした。
それとも寺側から説明があったとしても忘れてしまったのかもしれません。
▼「本堂」は昭和に再建されたものです。
鳳来山 東照宮
雨水で滑る石段は足元が危うく、やむなく傘を畳んで登ります。
▼国の重文に指定されている社殿は、家光の計画が引き継がれて家綱の時代の1651年に竣工されています。
▼雨天で煙っているせいか、家光造営の東照宮らしい煌びやかさが今ひとつ感じられませんでした。
それとも雨で、カメラの目と人間の目が曇ってしまったかもしれません。
紅葉でも有名な鳳来山を訪問するときは、やはり山中ですので天気を考慮に入れるのが、より記憶に残る参拝となるでしょう。