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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

琴平神社の御朱印(神奈川・川崎市)〜鬱蒼とした森で孤独な狐が待つ異空間

琴平神社御朱印です。(f:id:wave0131:20200408105133j:plain

武州柿生」の墨書きは明治から昭和の戦前まで、この辺り一帯の地名が「柿生村」だったからですが、現在は地名としては残っていません。

「柿生」は甘柿の品種「王禅寺丸」の原産地に由来します。

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▼神社の北側にある王禅寺はかつては琴平神社別当寺だったのでしょう。

その王禅寺参拝後に琴平神社も訪問です。

 

▼神社の前の道路「王禅寺通り」に面してド〜〜ンと朱塗りの鳥居が聳えます。f:id:wave0131:20200408105200j:plain

車ですと何回も通っている道なのに、普通の木造や石造りの小さな鳥居には気付くことがない場合があります。

意識して探しながらの車ならば、なんだ!こんな所にあったのか? と後から気付かされること度々でした。

▼しかしこの神社の鳥居は誰も見逃しません。目の不自由な方以外・・・。f:id:wave0131:20200408105147j:plain

▼ボケてますが「武州柿生 琴平神社」です。f:id:wave0131:20200408105204j:plain

東京にも「こんぴらさん」の神社はいくつかありますが、ほとんどが「金刀比羅宮」もしくは「金刀比羅神社」です。

琴平」と表記する神社は東京近郊では他に知りません。

 

神社の起こりは1570年に遡り神明社から琴平社を合社。その後の明治期に「琴平神社」と改称されたそうです。

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▼拝殿になっていますが、正確には儀式殿で本殿は別に存在します。f:id:wave0131:20200408105229j:plain

儀式殿にも祭神の大物主神天照大御神が祀られているのでしょう。

▼提灯は思わず「平神社」と読んでしまいそうです。f:id:wave0131:20200408105208j:plain

 

境内社の「弁財天社」(銭洗弁天)はもともと王禅寺境内にあったそうです。f:id:wave0131:20200408105219j:plain

▼弁財天社にしては、かなり立派な造りになっています。f:id:wave0131:20200408105225j:plain

神水でお金をジャブジャブする道具が揃っています。f:id:wave0131:20200408105213j:plain

神社でお守りやおみくじを求めることは滅多にありませんが、この「銭洗い」もした経験がありません。

だからか、財布に入ってた少しばかりの金は、いつもザルで水を掬うように抜け落ちていってしまいます。

 

もう一つの境内社の稲荷社がありましたが、写真を撮り忘れました。

時々あるのですが、何か考え事をしながら稲荷社を巡っていたかもしれません。

 

▼神社前の交差点名は「琴平神社」。交差点の対角線上に本殿の石段があります。f:id:wave0131:20200408105238j:plain

▼この角度ですから、やはり拝殿としての儀式殿が必要でもあるようです。f:id:wave0131:20200408105300j:plain

▼本殿は2011年の再建だそうですので、設備も新しさが目立ちます。f:id:wave0131:20200408105304j:plain

▼水盤を支えている「がまんさん」は古そうなので再建以前のものでしょう。f:id:wave0131:20200408105309j:plain

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6月の晴天の境内は暑く、本殿の参拝者は人っ子一人見当たりません。f:id:wave0131:20200408105247j:plain▼新旧対の狛犬の古い方は天保年間のものです。200年近い時が刻まれています。f:id:wave0131:20200408105320j:plain

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▼本殿の境内脇の鬱蒼とした木々の中に、さらに石段が延びています。f:id:wave0131:20200408105324j:plain

正体不明ですが登ってみます。

 

▼2つ目の鳥居の左右には狐。と言うことは稲荷社?f:id:wave0131:20200408105337j:plain

▼待っていたぞッ!と言わんばかりのお出迎え。f:id:wave0131:20200408105332j:plain

▼白い幟の文字は「正一位金子稲荷大明神」。f:id:wave0131:20200408105328j:plain

金子の2文字だけが、まるで1文字のように横に並んでいる不思議な表し方です。

琴平神社の稲荷社は下の境内にありますので、ここはなんでしょう?

 

手入れはされている様子がありますが、なぜかここだけ雰囲気が違い、神秘性が漂う異空間となっていて一番記憶に残りました。

 

 

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