▼慈雲山 観音寺 「豊島八十八ヶ所霊場 52番札所」の御朱印。
いただいた御朱印は、右上のスタンプ「五十二番」のすぐ上の文字が読めません。
二つの霊場のどちらも「52番」なので、掲載の御朱印はホントはどちらなのか分かりませんし、同じ御朱印になるかもしれません。
▼2013年の参拝以来、久しく再訪した2020年の暮れは、こんな貼紙が・・。
残念ですが、やむを得ませんね。
しかし「休事」という言葉は初めて目にしました。
「きゅうじ」と叩いても変換で出てきません。読みが違うのでしょうか?
左上の「身元調査お断わり」は浄土真宗ではよく見かける気がしますが・・。
--------------------------------------------------------------------------------------
▼観音寺は早大の裏手にあります。
▼「穴八幡」のある「早稲田駅」方面から歩いて「大隈記念講堂」の前を進みます。
▼御朱印をいただいた2013年の写真です。
創建は1682年と伝わります。
当時はどんな外観だったのでしょうか? 現在と絶対比較してみたくなります。
▼時は2020年に移っても寺の外観は何の変化もないようです。
「観音寺」という名称の寺は全国に数多ありますので、一つ一つ思い出せません。
しかし、ここは誰しも記憶が蘇る「観音寺」でしょう。
▼ムービー「2001年宇宙の旅」の「モノリス」のような壁が本堂を隠します。
近代的な造りの寺はいくつかありますが「デザイン寺」は少ないはずです。
でも他にも訪問した中で「デザイン寺」があったように思いますが、思い出せなく、
「デザイン寺」と言ったら、ここの「観音寺」だけが真っ先に脳裏に蘇ります。
寺の建物は有名な早大教授、石山修武氏の設計による1996年の建立だそうです。
有名と言われても建築に疎い身には有名ではなく初耳で、すぐ忘れそうです。
▼ライトアップして階段に埋め込まれたモノが光れば、さらに早稲田名所となるかもしれません。
でも何度も言うように、建築家の名は覚えられなくても、
このステキにアヤシー、インパクトある建物はいつまでも忘れません。
▼本堂の扁額は「戒 定 慧」でしょうが、正確な読みも意味も不明。
神社には、それほど読みや意味が困難な額は少ないと思いますが、
寺の額はあちらこちらの堂に難読、意味不明の額が多く掲げられ、悩まされます。
▼本堂への階段を上ったところで「モノリス」を振り返りました。
▼本堂というか建物全体の「裏面」です。誰も寺だとは考えないでしょう。
▼観音菩薩は尋常な姿です。
ほかでもアーティスティックにデザイン化された菩薩像は見た覚えがありません。
実像ではなくイラストなどでは自由自在な表現がありますが・・。
▼ほぼ「おびんずるさん」でしょうか? ちょっと見慣れた顔とは違い、膨よかです。
▼古い庚申塔より、黒ずんだ恵比寿・大黒の方に目が引きつけられます。
好みとしては次席に位置するステキな寺はチョッと消化不良。
御朱印をいただけなかった観音寺から西へ400〜500m移動すると
「新宿区立甘泉園公園」があります。
▼公園に続く敷地内に「水稲荷神社」が見えました。
▼稲荷社にしては立派な神社でしたが、社務所や授与所らしき建物もなく、人の気配も感じません。
当然、御朱印も期待できませんので「甘泉園公園」だけを楽しみましょう。
「甘泉園公園(かんせんえんこうえん)」は、少しゴロの悪い「 園 園」です。
ゴロは悪くても東京の山手線内に、こんな空間が潰されないで生きていることだけでも大したものです。
公園内には「高田富士」や「太田道灌」ゆかりの松など見どころいっぱいです。
そんな「見どころ」にかまわず、園内を散策するだけで充分満足できるはずです。