東京脱出2ヶ所目です。
ブログ副題の「R294」ではなく、
▼前回記事の鷲子山上神社から「R293」を北上して「乾徳寺」に向かいました。
▼鷲子山上神社から田舎道を10km未満ですので10分ほどで到着です。
「武茂三十三観音霊場」という聞きなれぬ霊場の看板も立っていました。
小高い山の麓に建つ寺院ですが、もともとここ一体は宇都宮氏の一族「武茂氏」の山城があった場所だそうです。
「山門」も武茂家屋敷の表門を400年前に移築されたものだそうです。
「武茂」は「むも」と読み、何とも発音しにくい読みです。
▼こちらは中門でしょうか?
▼何はともあれ「本堂」に参拝です。
乾徳寺の伽藍は明治期に焼失しています。
したがって建物はすべてその後の復興によるものです。
▼本堂の扁額は残念ながら読めません。
本堂内では法要が執り行われていたのか、大勢の方が垣間見え、住職らしき方の話声も耳に入ってきました。
「八溝」というと八溝山中にある坂東21番札所「日輪寺」を思い出しますが、
「八溝七福神」もあるようです。
全国各地域、津々浦々に新旧開場の「七福神」はあるのでしょう。
▼乾徳寺では「寿老人」が担われているようです。
本堂裏から始まる森林探索の道は池などもあり、時間があれば回って見たいものですが、今回は予定がつかえているのでスルーしました。
短時間の参拝でしたが、御朱印をいただこうとしたら、
▼寺務所らしき入口にこの案内。
この時期ですので書置きで十分と思ってガラガラッと扉を開け、
「コンニチワ! 御朱印をお願いできますでしょうか?」と声かけ。
建物内部には4、5人のオバさまたちが忙しそうに立ち働いていました。
その中のお一人が
「今日は法要で対応できないのですよっ!」
「書置きもないのでしょうか?」
「ええ、用意できていないんですっ!」
雰囲気的には法要の用意で御朱印相手などしていられない感じ。
▼もう一度、入口の案内を見直しました。
「但し、書き置きがございます。」の意味は何だったのでしょうか?
日本語ではなく、暗号なのかしら?
このギャップとオバさまの対応に、珍しく少しムッとさせられましたが、
縁がなかったのだと大人しく「おじゃましました!」と引き下がりました。
法要の用意の多忙な中、まさに「じゃま」だったかもしれません。
しかし、この寺は2019年に開創された
▼「八溝山麓十宝霊場」でもあるはず。(写真は【下野新聞SOON】)
色紙に押されるのも御朱印です。
当ブログは「御朱印をお願い・・」と問いかけただけなので、
そのお願い内容は相手には分からなかったはずですが、
「色紙に御朱印を押すだけですか?」の一言、それさえも聞かれませんでした。
もともと御朱印は寺社の好意と思っているので、様々な理由でいただけなくても縁の有無と大概は諦めます。
せめて「色紙に御朱印」は常時対応できるのが常識と思います。
対応いただいたオバさまに責めがあるわけでなく、
留守を任せた寺側が、オバさまたちにその周知を徹底させておくべきだとも思います。
今回は何となく気が進まず、鷲子山上神社で色紙は求めなかったので、
結果的に色紙へのお願いではなく「書置き」をお願いしたのですが、
いずれにしても残念な結果になりました。
「八溝山麓十宝霊場」は、乾徳寺は別にして「那須三十三観音霊場」も担っている寺院が数寺あります。
そこでは乾徳寺のような対応は避けられていることと思います。
とにかく今回はタイミングの悪さで縁がなかったのでしょう。
朝早く東京を出て、鷲子山上神社参拝後の2ヵ所目で、
カウンターパンチを思いっきり食らった感じですが、
気を取り直して次っ!です。