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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

亀戸天神社の御朱印(東京・江東区)〜江戸 本所 亀戸村の「梅まつり」

亀戸天神社御朱印

かめいど てんじんしゃ主祭神菅原道真(東京都江東区亀戸3-6-1)

亀戸天神社御朱印です(2023年)。

▼2023年は直書きされ、絵葉書とアメを渡されました。

 

亀戸天神社御朱印です(2020年)。

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右上の朱印は「東宰府」。

「東宰府天満宮」は亀戸天神の古い名称。

「亀戸宰府天満宮」「本所宰府天満宮」などとも呼ばれていたものが

昭和に入ってから「亀戸天神社」と改称されています。

 

亀戸天神社御朱印です(2014年)。f:id:wave0131:20201208180659j:plain

亀戸天神社御朱印です(2012年)。f:id:wave0131:20201208180656j:plain

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御朱印は社殿右手の授与所でいただきました。

 

亀戸天神社へは総武線亀戸駅」から徒歩10分ほどです。

 

▼「梅まつり」期間の訪問でした。

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▼「蔵前通り」沿いの天神社への入口は、梅まつりのハデな看板が立っていました。

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▼天神社入口の並び50mほど西に、1805年創業の元祖くず餅「船橋」があります。

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荷風など文人も通った老舗は、現代的にアレンジした甘味メニューもありますが・・・

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▼何と言っても船橋くず餅です。

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天神さまのお参りの前後どちらかで、200年以上続く素朴な味を試しましょう。

▼もちろん店内でいただけますが、おしゃれなカップ入りなどお土産用の商品が豊富に揃っています。

しかし昨今、値上がっています。一番小さいサイズで900円でした。

宣伝担当ではないので「船橋屋」さんのPRはこのくらいにしておきましょう。

 

▼天神社入口に戻ります。

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▼朱色の大鳥居に架けられた額は「亀戸天満宮」と書かれています。

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▼鳥居をくぐると古い鳥居の基台が残されています。

▼さらに「太鼓橋男橋)」へと続きます。

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▼橋の上からは、先にさらに2つの橋、平橋太鼓橋女橋)が見えます。

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その先に社殿が見えますが、日によっては社殿前までに列ができてしまいます。

心字池に架かる「男橋」「平橋」「女橋」の3つの橋は太宰府天満宮に倣って造営されたそうで、

過去現在未来を表していて、橋を渡るごとに心身が清められ、神に近づくという仕立てです。

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▼渡った先で太鼓橋男橋)を振り返ります。

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平橋を渡り、3つ目の女橋の上に出ると社殿は目の前です。

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江戸時代から行楽地としても人気のあった天神社は、いくつもの絵になっています。

▼広重の「江戸名所 亀井戸天神ふし」では、藤の花を目当ての庶民の姿が描かれています。                      (国会図書館デジタルコレクション)

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梅も見事ですが、やはり「」で有名な亀戸天神でしょう。

 

▼モダンな屋根となっている手水舎

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▼梅は咲き終わっても、参拝の人出は普段のレベルで賑わいを見せています。

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増上寺から見える東京タワーのように、ここではスカイツリーです。

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▼とにかく最初に本殿に参拝しましょう。

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道真が祀られたのは1646年。社殿は昭和期に再建されています。

▼扁額は「菅原信貞 謹書」となっています。太宰府天満宮宮司さんだそうです。

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▼社殿脇の「御神牛」は、撫でられ塗装がハゲているのはどこも同じです。

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▼社殿右手の大きな境内社は「御嶽神社」。

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道真の師である延暦寺第十三代座主、法性坊尊意僧正を祀るそうですが、

延暦寺の僧が道真の先生だったとは、ちょっと意外です。

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御嶽神社の手前に「太助灯篭」。

愛馬の「」との別れの場面が有名な塩原太助のストーリーですが、実在の人物。

群馬みなかみ出身、江戸で炭商として一代で財を成した豪商。

1781年に太助が奉納した灯篭は一基のみ残されています。

 

▼毎年1月にはTVのニュースなどで報じられるので「鷽替え神事」は一般にも有名。

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幸運を招く鳥「鷽」を毎年新しくする事で、これまでの悪い事が「嘘」に替わり、一年の吉を招くそうです。

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▼神童道真の像の台座には、5歳で詠んだ和歌が刻まれています。

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▼「弁天社」は心字池の島に建ち、上野不忍池の弁天堂に因み名付けられたそうです。

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▼「紅梅殿」は太宰府天満宮の神木「飛梅」の実が勧請されています。

飛梅」は道真を慕って、左遷先の太宰府まで飛んできたと伝わるストーリーです。

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▼しばし「男橋」「女橋」の太鼓橋を遠望です。

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▼広重の「亀戸天神境内」の誇張された太鼓橋は「男橋」でしょう。

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▼「琴柱灯篭」は金沢兼六園に建つものより大きいのです。

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▼境内には様々な多くの碑が建ちますが、こちらは珍しい「文房至宝」の碑。f:id:wave0131:20201208180932j:plain

古に中国から伝わった紙・筆・墨・硯から現代のOA機器まで文具を讃える碑です。

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▼受験シーズン中に奉納されたのでしょうか、絵馬が鈴なり。

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▼境内西側の外れは趣のある通りとなって和食屋蕎麦屋などが建ち並んでいます。

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▼「楽殿」前は・・・

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▼参拝客の多い日は、この方が出番です。

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▼まつり期間中に働き過ぎたのか、お疲れ気味のモンキー。

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▼境内東側の外れに塩まみれの「おいぬさま」は、ほぼサンタクロース状態。

f:id:wave0131:20201208180958j:plain所縁もご利益もすべて不詳だから、境内の目立たぬこの位置にあるのかな?

 

▼すぐ隣に「亀井戸跡」。

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天神社の東に鎮座する「亀戸香取神社」にも「亀が井」が復元されていたけど、

かつての亀戸に井戸はいくつあっても不思議でないでしょう。

 

▼「亀有香取神社」にも亀はいましたが、こちらでは控え目なウミガメっぽい姿。

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亀戸天神には様々な石碑が多く建ちます。

芭蕉の句碑やマッチ塚などもありますが、たいてい見逃してしまうでしょう。

2度目、3度目の参拝でそれらを見つけるのも楽しいものです。

 

▼再び大鳥居をくぐって境内を出ます。

 

亀戸天神社には梅の時期、そして藤、菊の花の開花時に多くの人がやってきます。

さらに正月から鷽替え神事、受験シーズン、七五三と参拝者の絶えない神社です。

そして見所の多い境内ですので、たいてい何がしかを見逃します。

季節を選んで、何度訪れても良い神社です。

[2020.12.18-rewrite 2023.03.01]

 

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