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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

蒲田八幡神社の御朱印(東京・大田区)〜スッカリ明るく現代的な境内に変身

蒲田八幡神社御朱印です。(東京都大田区蒲田4-18-18)f:id:wave0131:20211012171551j:plain

蒲田八幡神社御朱印(2021年)。f:id:wave0131:20211012171558j:plain

中央の「かまたはちまんじんじゃ」の右下に

新宿村(しんしゅくむら)ひえだの森から分け御霊」と添え書きが表すのは、

慶長年間、関ヶ原の戦いの頃、当時の村を分村した時、鎮守の神として、薭田神社から行基作の神体三座のうち、春日の像一体を分霊し祀ったのが当社の始まりとされているとする由緒によります。

中央の金の神社印は右上に鳳凰があしらわれて複雑なデザインになっています。

 

蒲田八幡神社御朱印(2014年)。f:id:wave0131:20211012171554j:plain

2014年にいただいたものは、御朱印が何も着飾らなくても済んだ時代の姿です。

 

女塚神社御朱印。(東京都大田区西蒲田622-1)f:id:wave0131:20211012171605j:plain兼務社の「おなづかじんじゃ」の御朱印にも、一言で神社を理解させようとする添え書きがあります。

 

2021年と2014年の御朱印を比較すると同じ神社とは思えません。

それは、ここ蒲田八幡神社に限ったことではないでしょう。

しかし個人的には現在もギリギリ「御朱印」の体裁を崩していないと思います。

そこに蒲田八幡神社御朱印に対する真摯な考えと方向が見えるように感じます。

 

御朱印は2020年に新しく建てられた社務所の授与所でいただけます。

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▼直書きいただけるのは蒲田八幡神社のみで、摂社の5体は書置きのみでした。

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▼蒲田八幡神社は「京急蒲田駅」前に鎮座といってよいでしょう。

蒲田駅は「JR」と「京急」では直線距離700mほど離れています。

駅の東側にある国道15号「第一京浜」の駅周辺は、これまで長い間工事中で、ここを車で通るたびに煩雑な感じを抱かされましたが、

2017年、京急の「空港線」の高架、「第一京浜」と「環状8号線」の立体交差が完成し、やっとスッキリしました。

それまでは正月の「箱根駅伝」でも「空港線」の踏切を走り渡ることになり、その都度「空港線」のダイヤが書き換えられていたそうです。

 

▼「京急蒲田」の駅舎もまだ新しさが感じられます。f:id:wave0131:20211012171818j:plain

▼西口に出て左手方向に向かいます。

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▼神社の別当寺だった「妙安寺」の塀を見ながら進むと、境内北側の入口の鳥居が左手に見えてきます。正式名称の「八幡神社」の社号標が建ちます。

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こちらは裏参道になるのでしょう。

▼境内を通って改めて表参道の「大鳥居」から境内に進みます。

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綺麗に整備された参道が拝殿まで延びています。

▼蒲田八幡神社へは3度目の参拝になり、この写真は2014年初参拝時の撮影。

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緑が多くいくらか鬱蒼とした社叢が歴史を感じさせてくれました。

 

2度目の訪問は境内が工事中で、境内の駐車場への進入もできませんでした。

 

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そして2021年の訪問では、工事も完了しスッカリ明るくなった境内に驚かされました。

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社殿などの建物の配置は大きく変更されていませんが、境内は社殿などの建物を覆うような高い木々や、古い植栽が整理され、少しアッケラカンとしたイメージさえ感じさせられます。

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都内、とくに都心部の神社をいくつか思い起こすと、整備が進められれば必ず背の高い木々が整理され、コンクリートや石畳が増え、いわゆる「鎮守の森」的なイメージをかき消される方向にされています。

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都心の人々が、とくに若い人たちにも気軽に参拝していただけるような雰囲気作りということでしょう。

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▼2014年撮影の「拝殿」です。上の写真と比較するとまるで異なる神社のようです。

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もともとの社殿は空襲で焼失され、現在の社殿は1958年に再建されたものです。

▼それが2018年に改修工事が完了されています。

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祭神の「誉田別命」にご挨拶を申しあげます。

 

▼拝殿前の狛犬も化粧直しされたようで、スッキリとした表情です。

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▼境内左手の「手水舎」の隣に鎮座する「満願火伏稲荷神社」。

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東京大空襲でも焼けずに唯一残った社であることから「火伏稲荷」と呼ばれるようになったそうです。焼け残った社は覆屋の中に収められているそうです。

 

▼整然と並ぶ「神輿庫」も整備の一環で新しくなったようです。

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▼拝殿右手奥は「天祖神社」。

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やはり整備の一環で新しく造営された社殿でしょう。とても綺麗でよい形の社殿です。

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▼雨に濡れたせいか「スゴミ」を効かせている狛犬

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左右ともに子獅子を抱えています。

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▼祭神の「天照大御神」「日本武尊」にご挨拶。

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▼「天祖神社」側からは本社の拝殿から本殿までの姿がよく見えます。

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▼二つの社殿を繋いだ本殿形式は「八幡造り」と呼ばれるそうです。

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全国の八幡神社の総本社「宇佐神宮」や「石清水八幡宮」などはこの形だそうです。

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兼務社の「女塚神社」の御朱印をいただきましたので、訪問してみましたが、神社回りをグルグル2度回っても、どうしても近くで駐車できませんでしたので車窓から参拝となりました。

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あらためて参拝機会を見つけようと思います。

車窓からの参拝でも、

弁解のような「遥拝」などという言葉で、遠隔地の神社のイラスト御朱印を郵送で手にするよりは「マトモ」かな?と、ひとり勝手な思いで雨の中を帰ります。

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神社の鎮座地は古くから聖地として人々の信仰の場とされてきました。

創建不詳の蒲田八幡神社は、分村により1600年の鎮座が推定されています。

それから400年。

蒲田の街の発展とともに歴史を築いてきた神社でした。

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