カラフルですが、品は残していて好感を持てます。
▼同、2013年の御朱印。上記の2019年の御朱印とは隔世の感!
渋谷氷川神社がこの2013年の御朱印を、そのまま現在まで引き継いでいたら今ほど多くの参拝者は訪れないかもしれません。
5、6年前まではどの寺社も男性的に「墨書きに朱印」だけ!が当たり前でした。
今は総天然色の御朱印が咲き誇っています。
それらは50歳ほど若返って、男らしさは捨てて、性別さえわからなくなっています。
▼訪問時もどの御朱印がいただけるのか? 直書きなのか、書置きなのか?
しっかり読まないと理解できません。
▲▼漢数字、算用数字が入り乱れ「15日の15時10分前」は一体いつなのか混乱します。2013年の参拝時には社務所には何の案内もありませんでした。
当時は「御朱印をいただけますでしょうか?」と尋ねなければなりませんでした。
今や多くの貼紙の案内で「一目瞭然?」です。
そして「縁」結び。
参拝者は「縁」を得て、神社は「円」を得る。WIN, WIN でみんな円く治まります。
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渋谷駅を軸として半径1km圏内にほとんど緑はありません。
▼しかし、常陸宮邸とこの神社だけは鬱蒼とした森が残っています。奇跡的です。
もちろん、明治になる前まではもっと大きな森だったに違いありません。ここの神社も他と同様、明治以後、寺と神社が別々にされ、さらに一部は公園にもなっています。
それでも、渋谷駅から徒歩圏内でこれだけの森を残しているのは驚きです。
2013年の参拝時には雨模様の中、他に参拝者がいなかったせいか、とてもジットリした湿った感じを抱いた神社でした。
鬱蒼とした緑は大好きですが、鬱蒼さ=寂れ、と感じる寺社もあります。
それはそれで別な味があるのですが・・。
ともかく境内が広く緑が多いということは、それだけ手入れもムチャクチャ大変です。その境内整備に手が回らない、経済的に回らないのかな? と感じさせられた2013年でした。
その年は、参拝を終えて工事中の社務所で「御朱印、いただけますか?」と若い宮司さんに尋ねると、笑顔で「はいはい、お書きしますよ!」との反応に、陰気に思えてた境内が一気にパッと明るくなった感覚だけはシッカリ覚えています。
▼そんな境内に抱いた感覚は、当時と今回も大きく変わっていませんでしたが、やはり参拝者の多さがそのイメージを変えるのでしょうか。
▲▼拝殿の写真だって人が居るか、居ないかでは、イメージは大違いです。
▼ゴールドの光り物たちも参拝者が多ければ、17歳のように輝きはじめます。
▼神社の光り物飾りより、さらに輝いている若者たちが通う國學院の校舎が圧倒します。
でも、光らない事で存在をアピールできるモノ、年月があります。
▼秋葉社に八幡社。渋谷で土を見ることは少ないのです。都心部でガラスとコンクリートで固めた、Cafeのある境内より、土を残す境内の方がより希少かもしれません。
しかし東京では、そんな素朴のまま、イモッコロのままではいられません。
▼野鳥用の巣箱だったらホッコリしますが、夜盗用のカメラなのでしょうか?渋谷氷川神社内で唯一カタカナを名称にもつ「カメラ」でした。
こんなにカメラを設置しなければならないスゴイ世の中です。
▼そして神社境内をLED蛍光灯のように明るく照らすのは、やはり女子!縁結び祈願と、その御朱印目当ての女子たちが境内に明るく輝いていました。
この神社のもう一つのカタカナは「ガールズ」です。
▼Boys、男子にLED並みのカガヤキを望むのは酷かしら?國學院側の参道に鮮明さとカガヤキは見かけられませんでした。