▼神宮 内宮の御朱印です。
▼神宮 外宮の御朱印。
伊勢神宮ほどシンプルな御朱印は、他ではなかなかお目にかかれません。
そのシンプルさは揺るぎない「神宮」の2000年の歴史、誇り、威厳、自信、唯一などを表し、完全無欠の御朱印なのでしょう。
伊勢神宮の御朱印に「限定」とか「月替り」はあり得ず、無用です。
まさに「神のサイン」そのものと思います。
しかし「御朱印」という言葉がマスコミなどで流れ始めてからは、「どこの」より「どんな」が重要視されるようになっています。
「神仏のサイン」も「どんな」に動く寺社と、山の如く動かない寺社とがあるようです。
本来、国内に「神宮」は一つです。
わざわざ「伊勢神宮」と地名を冠する必要はなかったのです。
しかし、日本書紀には「伊勢」「石上」「出雲」の三社のみが「神宮」と記されているそうです。
その後の延喜式には、伊勢の「大神宮」、関東の「鹿島」「香取」がそれぞれ「神宮」と表記されているそうです。
明治以降は、IQの低い身にとっては、その解説がとても理解できない状況や理由により、社号を「神宮」と改める神社が数多く現れています。
と言っても八幡社や稲荷社、諏訪、熊野ほど多くはありません。
ということで、神宮と名乗る神社がいっぱい出来てしまった日本ですので、混乱を避けるため「伊勢神宮」と呼ぶのでしょう。
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日本で一番有名な「神社」ですので、記事内では「ごたく」は全く不要でしょう!
しかし、訪問したのは20年に一度の「式年遷宮」の年。
▼その年のGWに訪れていますので人出が気になりましたが案の定です。
▼五十鈴川に架かる宇治橋も人を避けて撮影できません。禊どころじゃありません。▼何が何だかわからず人の波に押し流されていきます。
▼通勤ラッシュの車内のような息苦しさの中、後ろから押されて悠長に柏手を3つ打っている間もありません。▼参拝もママならなかった境内を早々に離れて「おかげ横丁」に「憩い、救い」を探し求めましたが、「アマイ!」ここも人 人 人・・で渋滞気味。オマケに暑い!KO!された内宮参拝に懲りて、
▼翌朝の早くに外宮を訪れます。
本来は外宮→内宮の順序で参拝が正式だそうですが・・・。
早起きは苦手ですが、やはり神社は早朝に限ります。この時は朝6時頃だったと思います。さすが観光客は少数。前日日中の内宮とは対照的に、どの宮もゆっくり参拝することができました。
神宮は1300年続いている20年に一度という「式年遷宮」が、求められる趣旨にそぐわぬということで世界遺産の仲間に入れませんが、熊野三社などとは別にやはり「日本人の心のふるさと」かもしれません。