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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

安房神社の御朱印(千葉・南房総市)〜阿波から安房へ 2つ目の安房国一宮、いや最初の一宮?

安房神社御朱印です。(千葉県館山市大神宮589)f:id:wave0131:20210705181046j:plain御朱印は右上に「安房國一之宮」、左上に「匠総祖神」の印が押されています。

中央の印はもちろん「安房神社」。

 

▼ほぼ房総半島を一周しているJR内房線外房線は半島の南端を避けています。

したがって、半島南端部分にある数多くある寺社を巡るには公共交通の利用ではバスしかありません。

地方のバスの運行数は大概、1日数本で、その不便度はドンドン増しています。

房総半島南端の数多い寺社をいくつか巡ろうとすると、クルマしか手段がないと言ってもいいでしょう。

 

御朱印を求めて各地を巡る人たちにとって、日々、自由にクルマ利用できる環境にあるか否かで随分差が出ます。

御朱印バスツアー」のようなプランもあるようですが、

小さな車でも自分が所有し、自分で運転できれば、その行動半径は車利用できない人とは比較になりません。

さらに環境的には恵まれていても、運転が「スキ」か「キライ」かでも大きく左右されるでしょう。

 

▼クルマその物よりドライブが好きで、各地を訪問できることに感謝します。

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まして、こんな風景の道をノンビリ流していると鼻歌さえ出てきてしまいます。

季節は違いますが「Chris Rea = Driving Home For Christmas」!

2月ですし、帰るわけじゃなく、これから寺社の訪問が控えているのに、
かなり「ヘン」です。

 

▼写真を多く撮っていません。いきなりのニノ鳥居です。

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ニノ鳥居から振り返っています。長い参道は頭の中では、もう一つの安房国一宮「洲崎神社」と混同します。

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同じ千葉の房総半島南端に二つの一宮は、記憶が混乱してもやむを得ないでしょう。

しかし、二つの一宮の長い参道は同じでも、洲崎神社のように、その先に勾配のきつい石段が、ここにはありません。

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同じ一宮ですが、それぞれの神社の生い立ちも同じような言い伝えとなっています。

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神話の時代、神武天皇の命を受けて天富命(あめのとみのみこと)一行が肥沃な土地を求めて、阿波国に住む忌部氏(いんべうじ)の一部を引き連れて房総半島に上陸。

その後、良浜男神女神山という二つの山に、自身の御先祖にあたる天太玉命天比理刀咩命を祀ったのが安房神社の起源とされています。

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全く読みが難しい漢字ばかり多くて、分かったような、分からないような言い伝えですが、

もう一つの安房国一宮「洲崎神社」も同じような伝承を持っています。

 祀った場所の山と御神体、神が異なるだけです。

どちらの起源が先か、どちらの伝承が正しいのか、神話の世界ではそんなことは問題ではありません。

どちらも正しく、同じ起源と理解するようにします。

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いずれにしても単純に神話の世界から続く古社であると納得させましょう。

そして「安房国」の名称が、この言い伝えの阿波忌部の移住・開拓から起こったといわれるので、徳島の阿波と千葉の安房は兄弟というわけです。

読みが偶然同じ「あわ」だったのではなく、しっかりした由来があったのです。

 

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安房神社は大きく、本宮である「上の宮」と、摂社の「下の宮」とで構成され、伊勢神宮の内宮・外宮を倣った呼び名とも言われています。

本宮の主祭神天太玉命(あめのふとだまのみこと)は、忌部氏の祖神だそうです。

御朱印に押されていた「匠総祖神」を示すそうです。

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▼コンクリート造りの社殿は昭和の再建。

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▼「下の宮」は創建、開拓の神 天富命(あめのとみのみこと)が祀られています。

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▼「御仮屋」は神社の祭礼の時に各地域の神輿を収めるための建物とか。

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3年に一度の祭りの時に、各神社の神輿がこの建物にズラッーと集結するわけです。

 

▼岩をくり抜いて造られている「厳島」には、海上安全の神が祀られています。

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このほか「琴平社」や「御水取り」「御砂取り」など、
見どころたっぷりの安房神社は時間をかけてゆっくり参拝したいものです。

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 ▼同じ「安房国一宮」洲崎神社のカルイ記事。

wave2017.hatenablog.com

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