この御嶽神社は「みたけ」と読みます。
右下のフクロウのスタン方が押されるようになったのは最近のようです。
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▼御嶽神社は池袋駅から歩くのが良さそうです。徒歩12分ほど。:titl
▼社号標は「村社 御嶽神社」となっています。
▼どうやら社殿と社務所の改築を予定されてるようです。3階建ての建物は社務所になるのでしょうか? ヤケに目立ちます。
▼もしかしたら、この味のある社殿がまっさらになってしまうのでしょうか?
23区内の神社で、このような佇まいの社は少ないように思います。新しくなってしまうとしたら惜しいように感じます。
どこもかしこも近代的な境内と社殿になってしまいますが、神社、氏子側の立場になれば致し方ないかも。
▼手水舎も現在は閉鎖されてるかもしれません。全てを止めようとしているウイルスです。
▼フクロウは「不苦労」や「池袋」にかけているとか。寺社得意のシャレです。
あまり気づきませんが池袋には街中にたくさんのフクロウの像があるそうです。
そう言えば、雑司ヶ谷鬼子母神の境内でも「ミミズク」を売っていることを思い出しました。
神社の創建は不詳ながらも天正年間頃と伝わるそうなので400〜500年の歴史を持つことになります。
天正年間の池袋西口がどんな様子だったかは想像も困難ですが、戦国時代には「池袋村」として確立されていたそうなので、当時から「村の鎮守さま」だったのでしょう。
▼拝殿前にもフクロウの親子。
フクロウは猛禽類でしょうが、そんな事を忘れさせてくれるような愛嬌は猛禽類の中では唯一でしょう。
ワシやタカ、ハゲワシ、コンドルなどは強さや速さは頂点にあるのでしょうがフクロウのように愛嬌はありません。
日本だけでしょうが、その名前からも人々に受け入れられやすいのでしょう。
英語の「Owl(アウル)」では「福」に繋げようもありません。
▼社殿の右隣は「子育稲荷社」。
「子育て」ですので、こちらも古くから鎮座していたのでしょう。
昔は乳幼児の死亡率は現代とは比べ物にならないくらい高かったはずです。祈らずにいられない、祈るしかなかった「子育て」です。
▼前歯2本をむき出している珍しい狐サマです。
▼鈴なりの絵馬ならぬ「絵狐」です。
▼「子育稲荷」ですが、いろんな願い事が書かれています。
神社にはフクロウのお守りがあるそうですが、人々の様々な願い事受付けにフクロウもキツネも多忙です。
▼神社の高い人気度を示すバロメーターです。
住宅街の中ですのでそれほど広くはない境内ですが、かつては村の鎮守だった頃の土の香りが残っている神社でした。