鎮守 氷川神社の御朱印
「ちんじゅ ひかわ じんじゃ」主祭神:素盞鳴命(埼玉県川口市青木5-18-48)
御朱印は書置きのみでしたが、今回は朱印帳を求めたので予め直書き済みのものです。
▼鎮守氷川神社の御朱印(2015年)。2015年は当然直書きでいただいていますが、当時は「直書き」という言葉さえあまり使いませんでした。
▼いただける御朱印は素盞鳴命のスタンプが春夏秋冬で4色に分けられているようです。
しかし、2015年にいただいた御朱印は、3月の日付にも関わらず素盞鳴命のスタンプは「ブルー」でした。
当時は、まだ春夏秋冬の区分けがしっかり出来てなかったのかもしれません。
このほかに「大祭」や「クシナダヒメの日」などには限定御朱印が、
また横尾忠則のイラストを使用した朱印帳なども、日を限って授与されます。
車券を買うギャンブラーもこの神社に「開運」を祈願してから、レース場に向かう方もいるかもしれません。
▼鎮守氷川神社へはJR「川口駅」や、「南鳩ヶ谷駅」からバスになります。
少し覚悟すれば両駅から歩けない距離でもありません。15〜20分ほどです。
何しろ「氷川神社」がやたらと多い地域です。
混同しないように、大概が鎮座する地名を冠にして「◯◯ 氷川神社」としています。
▼しかし、ここは由緒書きの表紙も、朱印も、朱印帳も「鎮守 氷川神社」としています。
一般名詞の「鎮守」では特定できません。
潔いのか、はたまた「小さな大社」としている神社の自信の現れかもしれません。
いずれにしても「氷川神社」として、また川口市内の神社としても規模の大きい有名神社という位置にあるのでしょう。
▼石碑「氷川太神」の下部の文字はおそらく「神代文字」。
象形文字のような「神代文字」を使用した御朱印を代々木の「平田神社」でいただいたのを思い出しました。
▼参道を進むと今度は「厄割石」が登場。「厄」の文字が逆さに刻まれています。
▼社務所で「厄割石」を求めて、この石にぶつけて割るそうです。
いわゆる「厄落とし」ですが、神社のこういう発想の豊かさにはいつも驚かされます。
▼おとなし目の手水舎はコジンマリとしています。
▼参道途中には新旧の狛犬が三対。新しそうなものほど勇猛果敢な表情。
▼一番古そうな狛犬はお茶目でユニーク。
▼御神木は、根元が一つになった椋の木で「縁結びの木」。
よく見るパターンの御神木ですが、元々このように意識的に育てたのか、偶然の賜物なのか、いつも不思議に思います。
▼氷川神社は室町時代の創建と伝わるので700年くらい前になります。
▼現在の社殿は1986年の再建です。
▼社殿は新し目でも古社の風格が備わっています。
▼2015年参拝時の3月はまだ寒く、2枚の写真も寒々としています。
6年の歳月で境内は、より暖かく整備されたようです。
▼社殿左手から裏に境内社が並びます。
▼いちばん手前に「弁天社」です。左に弁財天がチョコンと座っています。
▼次は「磯前神社」。
▼そして「不動尊堂」。
「足立不動尊第八十八番 般若院」と書かれています。
▼さらに「天神社」。こんな小さな社にも合格祈願の絵馬奉納が多数下がります。
▼本殿裏手になる「三峰神社」。
どの神社にもきちんと神社名と謂われが書かれた高札が掲げられていて、とても分かりやすく親切です。
こんなに数多い境内社だとメモでもしない限り記憶できませんので、後で記事にする者にとっては、とってもありがたい事です。
▼最後は「稲荷神社」。
▼朱塗りの鳥居の正面には多くの狐たちが待ち構えています。
▼稲荷社の隣の御神木は元気の木「大欅」。
御神木を両手で抱えるように抱いて、目を閉じ1分間深呼吸すれば「大自然の気」をいただけ、明日から「元気」になるそうです。
神社入口の鳥居方面に戻りました。
▼「富士遥拝所」の石碑と「浅間神社」の祠が建つのは富士塚の麓。
「七福神」の案内は、隠されているように境内に小さな像が置かれています。
そのつもりになって探さないと見つかりません。
▼富士塚の麓には「南無妙法蓮華経」のお題目も。何でもありです。
▼安産・子宝を望む参拝者には「撫で犬」が用意されています。
▼富士登山口です。
▼頂上には「浅間神社奥宮」です。
▼頂上から下界の眺めは「ほぼ桃源郷」。コロナ禍など、どこの世界の話?的雰囲気。
▼帰ろうとして駐車場を眺めると、こちらにも神様がいらしゃるようです。
▼古神札納め所でした。
▼古神札はありませんが、初にお目にかかった「釜神様」に挨拶して帰ります。
700年の歴史を持つ古社は整備がゆき届き、とても気持ちよく参拝できた明るいイメージの神社でした。
暖かい春の天候がイメージアップにも繋がっていますが・・。
寺社を訪れるのは季節と時間が、その記憶に大きく影響しますね。