赤堤 六所神社の御朱印
「あかつつみ ろくしょ じんじゃ」主祭神:大国魂命(東京都世田谷区赤堤2-25-2)
中央の印は祭神の大国魂命(大国主)とウサギがイラスト化されています。
右上、奉拝の位置のスタンプは何を意味するのでしょう?
中央の印の中にもいくつか散りばめられています。
▼訪問は世田谷線を挟んで神社の反対側の駐車場から踏切を渡りました。
▼神社入口前に車を2、3台駐められるスペースがありましたが先客があり、さすが鳥居正面のスペースは遠慮しました。
▼「一ノ鳥居」周辺は桜の木などで程よく鬱蒼としています。
密集した住宅街となっている神社周辺にとって貴重なグリーンゾーンでしょう。
きれいに掃き清められた気持ちの良い参道で、この右手に社務所があります。
「六所神社」は全国に存在するので「赤堤」とい地名を感していますが、
「赤堤」という地名の由来は、世田谷区のHPによると、
「南の北沢川本流と北の支流が東へ曲がる赤土の高台に、昔防塁があったとされて付けられました」とのことです。
「赤い堤」があった、と容易に想像できる地名由来ですが、詳細は分かっていません。
▼「ニノ鳥居」から先は、朱色というより赤とグリーンのコントラストが目立ちます。
▼直線的なスタイルの「手水舎」も赤とグリーンの屋根で印象的。
▼柄杓は置かれていませんが、亀さんがせっせと水を吹き出しています。
▼美しい社殿です。その美しさは社叢の緑がなければ違ったものになるでしょう。
▼拝殿前に眼を大きく剥いた狛犬は大迫力!
▼阿形もパワー満点の表情です。
当社は1584年、武蔵国府中の六所宮(現 大國魂神社)の分霊を勧請して創建したのが起源であるとされています。
▼現在の社殿は昭和の再建。
元は一つであった村が赤堤村と松原村に分かれ、赤堤村の鎮守となったそうです。
▼大国魂命、瓊々杵尊、素盞嗚命、大宮売命、伊弉冉命、布留大神の六神にご挨拶。
▼本殿の朱色に紅葉の紅葉が拍車をかけます。
▼手水舎まで戻り、その奥の鳥居に進んでみます。
▼鳥居の足元に「芸能上達の神 天宇受売命(あめのうずめのみこと)」の石碑。
どこかで見たような記憶の妖しいポーズのイラストレリーフは、独特の「お色気」を表現する漫画家 故 杉浦幸雄の手によるものだそうです。
杉浦は戦後から晩年まで赤堤に住んでいたそうです。地元の漫画家ですね。
▼池と中島がフェンスで囲われているのは「厳島神社」でした。
▼小さな祠ですが、池を配した島に浮かぶ様子は、弁財天などにも見られホッとする空間を作っています。
▼池の住民は鯉ではなく金魚たちでした。
▼もう一つ小さな境内社がありました。
「松沢稲荷神社」と案内がありますが、鳥居の先の祠の奥にももう一つの社殿が見えました。
▼こちらの建物は整備されていませんが、狛犬も置かれ、建物には木鼻もありました。
▼「合祀殿」です。
額には「天祖神社・子安神社・御嶽神社・大鳥神社・神明社」と五つの神社名が書かれていました。
▼「只今 お囃子 練習中」の貼紙の奥からお囃子の音色が響いてきた「神楽殿」。
▼世田谷線を走る電車を左手に見て駐車場に戻ります。
「六所神社」という少しそっけない名称の神社ですが、
同じくそっけない住宅街から一歩境内に入るれば
社叢の緑と、社殿の朱色が仲良く輝いていたステキな神社でした。