▼萬年山 法輪寺の御朱印です。(日蓮宗/東京都新宿区西早稲田1-1-15)
授与所にはあまりにたくさんの御朱印・御首題サンプルが並んでいたので、選ぶのに躊躇してしまいます。
結果、箔押しスタイルのものを2体いただきました。
参拝日はすべて書き置きでした。
▼箔押しの光る部分は、スキャンではなく撮影だと少しイメージが伝わります。
御朱印はすべて箔押しされた印刷物でした。「参拝の証」と書かれています。
唯一、左下の「萬年山 法輪寺」の朱印だけは捺印されていると思われます。
こちらもすべて箔押しされた完全な印刷物。
2体とも「令和三年」以外の日付もないので、御朱印というより完璧な「参拝記念」「参拝の証」でしょう。
観光地の絵ハガキと大きな差はなくなっています。
参拝したのは2021年11月。
「11月の御朱印」というサンプルも案内されていましたが、選んだ結果は春と夏の御朱印ということになってしまいました。
オリジナルサイトはまるで御朱印のために存在するようなページ作りになっています。
▼寺の境内に上がっても御朱印受付はすぐ分かります。
▼この受付に御朱印サンプルが百花繚乱に広がっています。
若きご住職と「法輪寺」の名称について少しお話しさせていただきましたが、
ご多忙な様子に御首題をお願いすることは遠慮しました。
これまで日蓮宗の寺院ではあえて「御朱印」をいただくことは少なく、
ほとんど「御首題」をいただき、書き置きなどの御朱印があれば、そちらもいただいてくる、というような行動をしてきています。
日蓮宗でここまで御朱印の種類を展開、また郵送、ネットショップも対応している寺院は、ほかに知りません。
でも本ブログが知らないだけで、同じような対応をしている日蓮宗の寺院もきっと多数あるのでしょう。
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というよりは
▼「一陽来復」で有名な「穴八幡宮」と「早稲田通り」を挟んで向き合っています。
▼「穴八幡宮」を背にすると「早稲田通り」沿いに法輪寺参道の石段が続いてます。
ブログタイトル副題で大げさに「百花繚乱」としましたが、
石段を上がって境内に入るとあちらこちらが花々で飾られています。
▼通りから見上げるこの石段からは、その花々の境内を想像することはできません。
▼そこで、この石段に鉢植えを置いてみました。
鉢ではなく、バスケになってしまいましたが、
こんな鉢植えをいくつか置けば、通りを行き交う人々を石段に導き、
参拝に結びつけることができ、さらに境内の飾りを目にして法輪寺の「カブ」が、さらに上がること間違いないでしょう。
現実は、豊富な御朱印をSNSで拡散してくれる参拝者がたくさんいるでしょうから、
そんな石段飾りは無用なことかもしれません。
▼手水舎はしっかり水が流れ、花々で色づいています。
▼龍の吐水口に透明な玉、白い玉、そしてタヌキたちの小物が舞台を演出しています。
手水舎の脇にはパラソルとベンチも用意され、数人の方が憩おっていました。
法輪寺の1606年、市ヶ谷に開創されています。
その後は移転が続き、現在地へは1662年に移ってきています。
三代 家光の側室の難産を安産に導き、四代 家綱を誕生せしめたという伝えを持つ古刹でもあります。
さて寺名の「法輪」ですが、
「八方向に教えを広める車輪形の法具」のことです。
「法輪」については【斑鳩 法輪寺】の記事で触れています。
また大田原市の【光丸山 法輪寺】でも同名の寺を記事にしていて「法輪寺」続きです。
北から南まである「法輪寺」ですが wiki には全国の20寺ほどの名が羅列されています。
▼浄財箱にも花が咲いています。「映え」うけ間違いないでしょう。
▼どの鉄道事業もこぞって「御朱印めぐり」を開催しています。
このキャンペーンは東京地下鉄株式会社(東京メトロ)と株式会社DO THE SAMURAI という会社の共催だそうです。
「DO THE SAMURAI」というのは、あの「ホトカミ」の運営をはじめ、HP制作や御朱印、授与品などプロデュースしている企業でした。
ブームを目の当たりにして、御朱印や御朱印帳を提案する組織はあるだろうと想像はしていたものの、具体的名称を知ったのは初めてです。
「ホトカミ」と似たようなサイトに「Omairi」がありますが、二つの運営組織は性格が少し違うようです。
最近の寺社はHP、FB、Twitter などの利用が目立ちますが、何らかの形で、上に記述した組織の力を利用している場合も少なくないのかもしれません。
話が具体的な「法輪寺」から逸れてしまいましたが、
若いご住職が運営される寺は溢れるエネルギーを感じ、御朱印などの対応の素晴らしさもあり、とても気持ちの良い空間でした。
▼どこでも目にする小さな仏像を集めた塚も、花で飾られるとまるで違うイメージになります。
花の力の大きさに改めて気付かされます。
そして「DO THE SAMURAI」の力にも・・・。