▼蓮紹山 瑞光寺の御首題。(日蓮宗/東京都新宿区原町2-34)
▼とっても丁寧な対応の若い僧侶さんの筆跡とは思えない完璧な髭題目。直書きいただきました。
御首題を揮毫頂いている間にテーブルの上を見ると、幾つかの書置き御首題が置かれていました。
▼そこで、この見開きのものも一体いただくことにします。
この寺で印象的な山門と大きな松がイラスト化されていますが、
▼見開きを開いたとき、その山門部分がスタンドアップします。
お日様が何ともノー天気な感じで描かれていて、まるで子供の絵のように親しみが持てます。
軽井沢の熊野神社で「立体御朱印」を目にしていますが、奇を衒った御朱印を好んでいただく事はないのでパスしてます。
しかし、この寺の見開き立体御首題をよく見ると「令和三年 元旦」と日付が入ってます。
訪問日は正月3日。このままでは「売れ残って」処分されてしまうかもしれません。
「売れ残り」という表現は適切ではないですが「授与残り」と言うのもヘンです。
Backlogになる危惧、そんな思いも抱いたので、一体いただいてくることにしました。
「後で御首題帳に貼ってください」と念を押されました。
転売などを気遣っての言葉かも知れません。
▼御首題を受け付けていただいた書院内には、大勢の仏を描いた大きな絵画が掲げられています。これも宗教画の範疇に入るのでしょうか?
---------------------------------------------------------------------------------------
▼思い出せば2年前の元日にも瑞光寺を訪れています。
特に思い入れの深い寺というわけではありません。
そしてピンク色しか在庫がなかった御首題帳を購入しています。
上の写真のように今回は、そのピンク色はありませんでした。不評だったかも知れません。
その御首題帳に今回直書きいただき、残り1ページとなりました。
1冊目は池上本門寺で購入した無地の御首題帳、その後、日蓮宗新聞社発行のもの、久遠寺の御首題帳、そしてここ瑞光寺の御首題帳と4冊目が終わろうとしています。
初めていただいた御首題が2012年ですので、2年で1冊というペースです。
当然、他の御朱印帳のペースはもっと早くページが埋まっています。
それでも平均して1年に10冊ほどでしょう。
やはり御首題はいただくのに敷居が高い、もしくは日蓮宗の寺院を見つけにくいということでしょう。
いつも記事で書いているように日蓮宗の寺院のほとんどは、御首題に対しても親切丁寧な事が多いのにも関わらずです。
さて、瑞光寺は1595年の創建で、紀州の新宮藩 水野家ゆかりの「武家の寺」として知られていたそうです。
当時は「恵光寺」とされ、明治に入ってから現在の「瑞光寺」となったそうです。
▼総門から進んで続く山門は、いただいた「飛び出す御首題」のモチーフになっています。
▼山号の読みは「れんしょうざん」です。
▼這うように斜め横に伸びた松の木越しに本堂が見えます。
▼今回も本堂は開かれていましたが、この日は本堂内には上がらずにここから「何妙法蓮華経」と3回唱えます。
当ブログは日蓮宗ではありませんが、御首題をいただく以上、日蓮さんに最低限のご挨拶です。
▼それにしてもこの松、我が身のヘソのようで見惚れます。
藤棚に延びるフジの枝のように枝葉を広げる大きな松は度々見かけますが、梅の木のように、ここまでヘソ曲がりな松は覚えがないように思います。
▼稲荷社の額は「妙福稲荷尊天」と書かれています。「妙なる福」をもたらしてくれる稲荷という意味でしょう。
▼正月三が日と毎月22日には開帳され、稲荷尊天の御朱印もいただけるそうです。
2年前の正月は門前に賑やかな御朱印案内の看板や顔出しパネルなどが設置されていましたが、2021年の正月は一切見かけません。
それもコロナ禍への配慮かも知れません。
このブログの見出しもふざけて「戒厳令下」としていますが、昨日1月8日から1都3県に「緊急事態」が宣言されています。
以前にも記事にしましたが遅過ぎでしょう。昨年12月初めに強力な規制をかけるべきだったのです。
結局、2兎を追って🐇🐇、1兎🐇も得られないような結果となっています。
感染症対策の難しさは理解できますが、
中途半端ではなく腹を括るような決断が必要のようです。
これから1ヶ月間の御朱印巡りも、出かけるならさらなる対策が必要のようです。