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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

本光寺の御首題(千葉・市川市)〜2021年、種類豊富な魅力の御朱印・御首題は健在

▼光胤山 本光の御首題です。(日蓮宗/千葉県市川市大野町3-1695-1)

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2013年にいただいた御首題は、ご住職が多忙な接客中の合間、笑顔で対応いただいた事を明確に記憶しています。

 

その2、3年後、センスが飛び抜けていた本光寺の限定御朱印・御首題が、ネット上を賑やかに駆け巡って持て囃されていた時期があります。

 

いわゆるブレイクですが、まだまだ「限定」とか「月替り」とかという言葉が多く使われなかった頃の御朱印・御首題です。

 

さらに時は下って、現在は少し落ち着いているようです。

▼2021年の授与所の御朱印・御首題サンプルも「令和二年」の日付のままです。

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様々な寺社が次から次へと新しく趣向が凝らされるイラスト御朱印、キラキラ御朱印に収集者の目は移っていくようです。

新しモノズキの収集者を常時引き付けておくのは容易ではないでしょう。

 

▼そんな巷に乱舞する御朱印・御首題ですが、本光寺御朱印はヘタにイラストを使用せず、まだまだ魅力的な姿勢を保っているようです。

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本光寺HP(21.05)にはこんな御朱印案内も載っていました。

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さて、8年ぶりに再訪した本光寺ですが、なぜか御朱印・御首題をいただく気持ちになれませんでした。

特にいただかない理由はありませんが、
再訪や三度、四度の訪問でも境内を回っているうちに
今日はいいか!」と思うような時が時々あります。

訪問時のメンタル、またはその時の境内の雰囲気によるかもしれません。

今回も参拝と少しの撮影だけにしました。

 

▼授与所はまるで和菓子屋さんのような装いで親しみやすさを演出していました。

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▼センスの良さは朱印帳・首題帳にも現れています。

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また本光寺では授与品は電子マネーで求めることができます。進んでます!

 

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本光寺はJR武蔵野線市川大野駅」から200m強くらいの位置にあります。

千葉でもこの地域はすべて狭い片道1車線で曲がりくねった道路ばかりです。おまけに交通量が多く渋滞気味になること度々。

本光寺前の県道も三叉路になっていて交通量も多く、ちょうど三叉路の交差点前に寺の駐車場入口があり、出入りには気を使うことになります。

 

▼塀には様々寺のPR看板が賑やかに貼り付いています。

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本光寺は約10年前、YouTubeはひふへ本光寺」という動画が一時話題になりました。

定期・不定期のイベントも目白押し、YouTubeだけではなく、授与品・賽銭の電子マネー決済化、オンライン参拝、通販など新しいものは何でもありのトンでる日蓮宗寺院です。

 

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住宅街にある寺で創建は1361年と伝わり、700年近い歴史を持つ寺ですが、
それほど広くない境内に歴史を感じさせる対象はありません。

しかし、オモシロイものはあちらこちらに見つけられます。

 

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本光寺を訪問して、つくづく感じるのは「寺は企業」だということです。

 

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現代の寺は、特に地方では少子高齢化、人口減少、過疎化の進行、

また人口の一極集中、地縁・血縁の希薄化、檀家の寺離れや墓じまいなどで、ジワジワと危機的な状況が迫っています。

 

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都心部の寺院も対岸の火事と楽観していられません。

マーケティングや経営戦略が必要なことは一般企業と同じなのでしょう。

 

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そんな危機を感じ、やれることは何でもやる姿がこの寺には感じられます。

人の出入りを増やす」そのために

面白いものを作る

新しいものを取り入れ

人々のニーズに対応する」などが

表面に見えるものだけでもそんな方針と努力が伺えます。

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寺社のビジネス化・商業化が目に余り、異を唱える人もいるかもしれませんが、

現在はまだその良し悪しは何とも言えず、何十年か後にその答えは出てくるのでしょう。

 

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本光寺出世弁財天は序の口、大野天満宮と札があっても驚きません。

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天満宮ですが「本光稲荷」です。

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▼本堂には「笑って帰れるお寺」の文字も・・。

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仏・法・僧の三宝尊鬼子母神が祀られています。

 

山号光胤山」の読みは「こういんざん」です。

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▼木魚のキャラは「ぽっくん」。

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▼植栽は多くはないものの季節ごとの花が咲きそうです。

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水子地蔵やペット供養塔の奥は墓地になっていて、僧侶さんが読経中でした。

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▼「永代供養墓やすらぎ観世音菩薩」。

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▼寺に祀られている神仏の紹介数は18。

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「公園のように気軽に立ち寄れる境内にしたい」というのは住職の言葉です。

一歩一歩、寺側の理想に近づいている様子が伺えた本光寺参拝でした。

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