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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

喜多院「川越大師」の御朱印(埼玉・川越市) 〜 「小江戸川越」のごった返す街中とは別世界

星野山 無量寿喜多院川越大師」の御朱印

きたいん」通称:かわごえだいし 天台宗(埼玉県川越市

喜多院御朱印を初めていただいたのが2012年。

そして直近のものが2022年。足掛け11年の軌跡です。

」というロマンな文字を持つ山号の「星野山」は、

川崎・王禅寺「宿山」、東京・小岩不動尊星住山」を思い起こさせられます。

しかし山号はほとんどが音読みで「ほし」というイメージから離れていきます。

 



川越大師御朱印です(2022年)。

右上の印は山号の「星野山」。

中央は皆さんご存知の三宝印「仏法僧宝」!


川越大師御朱印です(2014年)。

川越大師御朱印です(2012年)。

川越大師御朱印です(2011年)。

川越大師 関東三十六不動 第28番札所御朱印です(2012年)。

関東三十六不動専用納経帳にいただいた御朱印

 

川越大師 川越七福神 大黒天御朱印です(2014年)。

 

 

小江戸川越」には何度も訪れています。そして毎回、人でごった返しています。

 

▼蔵造りの街並みはいつ行っても渋滞しています。せめて一通にすれば・・・。

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並行する「大正浪漫通り」は車が少なくゆっくり歩けるでしょう。

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▼「時の鐘」周辺もお祭り騒ぎ。

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しかし、誰でもが好きな町並みだということは同感。

▼狭い通りの「菓子屋横丁」もまともに歩けません。

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▼しかし、幸いなことに寺は概ね静かです。

▼こちらは川越の中心街から外れて北側からの参道なので余計静かでしょう。

▼ステキな参道を進めば「多宝塔」に近い境内に入れます。

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川越大師を訪問する人で北側から、または山門をくぐって参拝する人は少ないかもしれません。

どうしても川越駅方面の南側から訪れる人が多いので「どろぼう橋」や「東照宮」経由で境内に入るということになり

▼正面になる「山門」を潜る人は少ないでしょう。

▼この山門の前、道路を隔てた反対側に「日枝神社」が鎮座します。

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▼「山門」手前の右エリアです。

喜多院天台宗寺院なので「最澄」の像かと思いましたが、家康をはじめ徳川とのつながりが深く、喜多院の第27世住職となった「天海」でした。

1599年、慶長4年に徳川家の尊崇が厚かった天海が第27世住職となり、寺号も喜多院と改められています。

山号も東の比叡山を意味する「東叡山」に改められましたが、この山号はのちに上野の寛永寺で使用されることになります。

 

▼その左隣は「白山大権現」の額が掲げられている「白山神社」です。

▼改めて「山門」から境内に入りましょう。

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▼「山門」を抜けると真っ先に目に入るのがこの塔。

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▼二重の塔ではなく「多宝塔」です。「卒塔婆」の親戚か先祖と心得ています。

▼先ずは清めましょう!

▼本堂の名称は「慈恵堂潮音殿)」。

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良源(慈恵大師、元三大師)が祀られています。

やたら大きく感じる屋根が圧迫感を抱かせます。

喜多院は830年、平安時代初期に淳和天皇の命で円仁(慈覚大師)が天台宗の教えを東国に広めるために無量寿として開創したのが始まりとされています。

寺のHPによると

昔、広くて静かなお堂の中に入り正座し、耳を澄ませていると、なんと不思議なことにザザザー、ザザザーと、まるで潮の満ち引きのような音が聞こえてきたのだといいます。

だそうです。

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今では休日の街中がザワザワ、ザーザー、騒音殿と化しているようです。

街を楽しむなら休日を避けたいけど・・・。

▼川越の大火の後、家光の命により江戸城紅葉山の御殿の一部が移築されています。

客殿、書院、庫裏などの建築物の多くが重要文化財に指定されています。

▼この先は400円の有料で拝観できます。

▼本堂裏手に廟所があります。

越前松平家の流れを汲む松平大和守家の川越藩主5人の廟だそうです。

▼奉納灯籠が数多く建ち、随分立派な廟所です。

▼「日本三大羅漢」の1つに数えられる「五百羅漢」。

1782年〜1825年の半世紀にわたって建立されたもので、538体の石仏が鎮座。

▼小高い場所に建つのは「慈眼堂」。

▼家光公の命により堂が建てられ、没後の天海僧正の木造が祀られています。

喜多院川越城の出城だったという説もあり、その堀のような跡も見られました。

▼山門近くに建つ六角形の建物は「太子堂」。手前には木遣塚もあります。

▼本堂右手にある「大黒天社」。川越七福神の大黒天が祀られています。

▼「鐘楼門」は元々は仙波東照宮の門として寛永年間に建てられたものだそうです。

 

 

喜多院東照宮日枝神社なども加えると広大な敷地に数多くの見所を備えています。

そのため何度訪れても見逃す箇所の多い寺院です。

ぜひゆったりとした時間を取って訪問ください。

 

[2017.04.01-rewrite 2023.02.17]

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