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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

船尾 宗像神社の御朱印(千葉・印西市)〜地域に13社ある宗像神社のリーダー?

船尾 宗像神社御朱印

ふなお むなかた じんじ主祭神市寸島比売命(千葉県印西市船尾1293)

 

宗像神社御朱印です。

中央の緑の印は「楢の木の葉と実」をあしらった紋様で、

宗像神社の総本社、福岡県宗像市にある宗像大社の神紋と同じです。

 

▼当初は雰囲気から無人の神社かと思いましたが、左の入口で声をかけたら宮司さんがいらっしゃいました。

偶然で運が良かったのかもしれず、普段は常駐されていないかもしれません。

 

▼船尾宗像神社へは公共交通機関はなく、最寄りの北総線千葉ニュータウン中央駅」からでも3km以上あります。車利用できる方でないと参拝の難しい神社です。

宗像三女神田心姫神湍津姫神市杵島姫神)を祭神とする宗像神社は全国各地に存在しています。

「宗像神社」と称する神社の数は多くないものの、

宗像神社の数は全国で7,000社ほどあり、5番目に多いとされています。

 

とりわけ、ここ千葉の印西市周辺には「13社の宗像神社」があるそうです。

どこも正式名称は単に「宗像神社」ですので、

訪問するときは所在住所の確認をしっかりしないと目的の神社を間違えることになります。

 

▼モコモコの森が神社の入口をすっかり塞いでいます。

この入口と道路をはさんだ反対側に駐車場が設けられています。

 

そもそも宗像大社は航海安全の神として信仰され、瀬戸内海沿岸や近畿地方の海沿い地域に多く存在します。

 

印西市周辺の地域は古くは海がもっと内陸深くに入り込んでおり、

また利根川印旛沼の氾濫が多かったことなどから、治水・水運の神として宗像三女神を祀る神社が数多く見られるようになったようです。

 

▼その中でも、ここ船尾の宗像神社は印西8ヶ村の総社と呼ばれていました。

神社入口に社号標は建ちますが、参道途中に鳥居が見つかりません。

かつて洪水で鳥居が流され、再建するとその都度洪水が襲ってきたことから、

「鳥居を建てると洪水になる」と、縁起担ぎで再建しないようになったそうです。

神社の創建年などの詳細は全く不明ですが、地域には9世紀、10世紀を創建年としている宗像神社もあります。

 

▼優しい表情の狛犬はそこまで古くはないでしょうが、新しくもなさそうです。

▼シンプルな手水舎ですが、清潔な柄杓が置かれ、水もしっかり出ました。

▼清めて、静かな静かな参道を進みます。他の参拝者の姿はありません。

▼拝殿正面の扉が開いており、テントも設けられていて人の気配が感じられました。

▼航海ではなく交通安全を願うというより、交通事故にあってないことを感謝します。

宮司さんがいらして、御朱印をいだけたので再度感謝します。

▼本殿の様子は彫刻など素晴らしい造りのようですが、時間がなく仔細に見て回れませんでした。裏側などに回って確認するのは次回の宿題にします。

▼社殿右隣に「天満宮」。どの境内社もしっかり説明された案内板が備わっています。

▼すぐ隣のこちらは「天照皇大神社」。

あまてらすおおみかみ」にご挨拶申し上げます。

▼拝殿の左には「八坂神社」。

▼小高く築かれた山に石段の参道が設けられています。

▼「素戔嗚尊」が祀られています。

▼神社入口近くに鎮座する「古峰神社」は日本武尊を祀ります。

海上安全」を願って祀られたのでしょう。

鹿沼市鎮座の本社「古峰神社」の講も盛んだったようです。

▼社殿は傷んでいますが、社殿前まで石段が造られています。

▼かつては水辺が近く沼地のような土地に悩まされたのかもしれません。

▼境内左手は墓域になっていました。石碑は個人の墓石と墓標でした。

▼香取姓の墓石が並びます。どうやら神社代々の宮司さんと関係がありそうです。

▼石灯籠も傷んでいて歴史を感じさせられます。

▼境内の東側からの参道です。やはり何かに包まれたような静寂が広がっていました。

 

森に覆われた地域の小さな神社でしたが、

地域の人々にしっかり守られ、信仰されていることがうかがえ、

街の神社では味わえない空気感がただよう素朴で好感の持てる良い神社でした。

 

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