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御朱印迷宮

御朱印収集目的には殆ど役立たずなブログ!かも

塩澤寺の御朱印(山梨・甲府市)〜自身のコントロール不能な太宰も訪れたかもしれない寺

▼福田山 塩澤寺御朱印です。(真言宗智山派山梨県甲府市湯村3-17-2)f:id:wave0131:20211013182156j:plain

訓読みで「しおざわでら」と読みたくなりますが「えんたくじ」です。

 

甲府を中心とする山梨の寺院の御朱印のほとんどには札所番号が入った

甲斐百八霊場」の印が押されています。

しかし以前にも記事に書いていますが、この霊場は1980年にテレビ山梨が開局10周年を記念し、山梨県内の寺院を選定したものですので、

現在では霊場として活動しているのか分かりませんし、

また108ヶ所全ての札所の御朱印をいただく事も難しいかもしれません。

 

それでも山梨では有名な恵林寺などでも現在も「甲斐百八霊場 第九番」と印が押されるているのは好ましく思われ、

また初めて目にする御朱印好きには気になる「霊場」でしょう。

比較的新しい霊場なので各寺側の認知度は高いようです。

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▼塩澤寺は信玄の湯「湯村温泉」の奥、湯村山を背にして山門を構えています。

 

▼「湯村温泉」は808年、弘法大師が開湯したといわれる歴史ある温泉郷です。

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いただいた塩沢寺の御朱印にも「開創千二百年」の印が押されているので、寺も温泉も同時期に「開創」「開湯」したのでしょう。

 

▼現在の湯村温泉は、いくらかレトロな姿を見せています。

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温泉地のPR、生き残り方法も様々で、かつての団体客中心の客層だった温泉は苦戦が続く現状のように思います。

それでも熱海のように生まれ変わったような温泉地もありますが、それは交通の便などの地理的な条件が大きく影響していると思います。

 

開通がいつになるのか分からないリニア新幹線ができたとしても、

山梨県内にできる駅は、湯村温泉からは程遠いでしょう。

 

▼車で温泉街を抜けて塩澤寺を目指す途中に「明治」の大きな文字が見えます。

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▼遡ること約80年前、ここを太宰が歩いていました。(当たり前ですが写真は合成)

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▼太宰は当時の「旅館 明治」に逗留しています。  (▼写真は【旅館明治】

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戦時中の昭和17年と18年の2回滞在し、作品を真筆したそうです。

「湯村のその大衆浴場の前庭には かなり大きい石榴の木が在り、かっと赤い花が満開であった」

「浴場はつい最近新築されたものらしく よごれが無く、純白のタイルが張られて明るく日光が充満してゐ清楚な感じである」

などと旅館の感想も書いているそうです。

いずれも「旅館 明治」さんからの引用です。

▼現在も「旅館 明治」には、山梨が好きだった太宰を偲ぶことができる仕掛けがたくさんあるようです。                 (▼写真は同じく【旅館明治】

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山梨県から、旅館明治からPR料を貰っている訳ではありませんが、

山梨県が好きなだけに、余計な言葉が多くなってしまいました。

 

いよいよと言うか、やっと塩澤寺の話にします。

▼「湯村温泉通り」を北に進むと右手に立派な山門が見えてきます。

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808年に空海の開山と伝わります。ですので御朱印に「開創千二百年」です。

空也の開祖や、蘭渓道隆の中興、武田氏からの諸役免除など、歴史ある伝えを残しています。

▼山門前の「舞鶴のマツ」は枝が横に長く伸びています。

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左右にそれぞれ14m、15m伸ばしている形が、鶴が両翼を開いて舞い上がる姿に似ているのでこの名称がついたそうです。

明治期には「甲府の三名松」の一つに数えられたそうです。

何にでもつける「ベスト3」です。

 

▼重文の「地蔵堂」は江戸前期の建築で昭和に解体復元されています。

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御朱印にもあるように「厄除け地蔵尊」として毎年2月には「厄除地蔵尊祭り」が開催され大勢の人で賑わうそうです。

▼ネット上で塩澤寺の古い写真を見つけました。(▼写真は【信玄の湯 湯村温泉】)

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写真の幟には昭和三十二年の文字が読み取れます。

寺の様子は現在とはまるで異なるように見えますが、詳細は不明。

当時も地蔵尊を信仰し、祭りに出向く人々の様子がよくわかる一コマです。

 

訪問時の2013年は駐車場が見つかりませんでした。

慌ただしく寺の崖下に路駐しました。

▼現在はこの写真の崖下が整備され駐車場になっています。

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ちょっとレトロな湯村温泉宿泊を起点にして、

甲府や昇仙峡などの寺社巡りができたら最高です。もちろん季節は秋。

 

▼昇仙峡の関連記事。

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wave2017.hatenablog.com

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