▼江戸六地蔵。
①品川寺 品川区南品川3-5-17
②東禅寺 台東区東浅草2-12-13
③太宗寺 都新宿区新宿2-9-2
④真性寺 豊島区巣鴨3-21-21
⑤霊巌寺 江東区白河1-3-32
⑥永代寺 江東区富岡1-15-1
(⑥浄明院 台東区上野桜木)6番は2ヶ所の寺が名乗っています。
▼霞関山 太宗寺(浄土宗・東京都新宿区新宿)
▼道本山 霊厳寺(浄土宗・東京都江東区白河)
常田富士男と市原悦子のホノボノとしたナレーション
ガチガチに耳の記憶として残っています。
日本の遺産のようなTVアニメ「まんが日本昔ばなし」。
なかでもいくつかな有名な昔ばなしは、TV以前に絵本にもなっていたから、誰もが幼い頃に一度は目にして、耳にしています。
「かさじぞう」もその一つでした。
たしかお地蔵さんの数は「六道」を表し、六つだったはず。
雪の日、大事な笠を地蔵さんの頭に、しかし一つ足りない。
自分が被っていた笠か、ほおかぶりをかけてやる、という内容のハートウォームな話。
しかし、このホノボノとしたニュアンス、温かさ、そして時に残酷ではありますが、
話で伝えようとする内容が優しく理解できるようになっていた「日本昔ばなし」。
現代の子供たち、さらにその子供たちに通用するでしょうか? 継承していくでしょうか?
彼らにまったく罪はなく社会のせいなのか、図らずも止むなく私利私欲の権化のようにならざるをえない、昔ばなしの「出演者」たちとは対極にある現代の親たち。
いや対極ではなく「舌切り雀」とか「花咲かじいさん」に出てくるイジワル、ヨクバリおばぁさん役のような愛すべき親たち。
その子供らは、スマホを小学前からイジリはじめます。
その祖父祖母であるジジ、ババたちは「やさしいスマホ教室」に行ってはみますが、
やさしくはありません。
3世代所帯に戻ってみれば、孫が ipad を指でホイホイはじいています。
先月の子供の日、ババは高そうなオモチャを用意しているなか、
ジジは「やはり、子供には本だ!」と「日本の昔ばなし 20話」を買う。
安いものです。2,000円もしない。
その日は2話を読んでやっっているだけで疲れ始めます。
おとなしく聴いていた3歳を過ぎた孫も疲れはじめます。
本を閉じました。
孫はテーブルの上にある ipad を「めくり」はじめました。
ジジはそれを見て、よくそんなに早くパラパラと「めくれる」ものだと感心する一方「あれは疲れないのか?」
「やさしい教室」ではうら若き女性から「そんなに力をいれないで!」と何度も注意され、かなり疲れました!
そして、このブログ、キーを「タタ」いているワタシも疲れました!
1体を除いてほかは笠をかぶっていらした、江戸の出入口(街道)の6ケ所に立てられた六地蔵。
300年以上も立ち続けています。
御朱印ブームもあり、ワタシのように六地蔵の何たるかも新たに少しだけ理解できている人も多いはずねっ。
これから200年、300年先、媒体、デバイスは変化しても「日本昔ばなし」が「ほのぼの、あったか」を共感できる大人になれる子たちであって欲しい事を願って、
疲れたジジ、ババ、明日でイイから、ガンばって孫たちに読んで聞かせてあげてね!
▼「江戸六阿弥陀」もあります。
▼「江戸六地蔵」関連の記事。 wave2017.hatenablog.com