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▼地下鉄東西線「門前仲町駅」の1番出口を出ると、永代通りに開く深川不動の赤い山門が迎えてくれます。
▼深川不動至る参道は「人情深川ご利益通り」と呼ばれています。
▼夏でも、冬でも、正月や縁日は夜でも参拝者の流れが絶えません。
▼参道の左右は古くからの土産物屋や飲食店が並びますが、最近はおしゃれなカフェもでき、女性客で賑わっています。
▼その参道途中に永代寺はあります。
しかし、門前を行き交う人の多くはこの寺の境内には入らず、参道正面の深川不動を目指します。
御朱印収集人は深川不動とともに、ぜひこの寺にも参拝しましょう。
「御府内八十八」と「江戸六地蔵」の2つの御朱印がいただけます。
「江戸六地蔵」については、6寺のうち、この寺だけ地蔵尊像がありません。
▼地蔵堂はありますが、御朱印にも「旧安置所」とスタンプが押されています。
▼深川不動の西に隣接する「深川公園」に「永代寺跡」の石碑が建っています。
もちろんこの公園も江戸時代までは永代寺のものでした。
ということで、ここ永代寺は元々は富岡八幡宮の別当寺だったのです。
神仏分離前の江戸時代までは、この地域、深川でも屈指の大きな寺院だったようです。当時から栄えた門前町は永代寺が核だったのです。
江戸時代には、この永代寺で成田不動の出開帳が何回も催されたそうです。
そんな関係で不動堂の建立が許され、永代寺も塔頭だった吉祥院がその名を引き継ぐ形で残されたそうです。
そんな歴史を少し知ると、御朱印だけではなく、門仲訪れたら決してスルーできない永代寺なのです。
永代寺も不動堂も参拝し終えて表通りの永代通りまで戻ると、通りの商店街はやはり古くからの店舗が目立ちます。ですから、
▼世の中「嘘のサングラス」ばかりのような、ユニークなカンバンも・・。
▼さらに門仲唯一の、下町御用達のスーパー「赤札堂」の近くに、シビれるような昭和のマンマの素晴らしい裏路地が奇跡的に残っています。
▼歩道が整備されタイル貼りになっているのが少し残念ですが、どうしても、どこかの店に入って一杯いただきたくなるような路地裏です。
永代寺とは全く関係ないかもしれませんが、江戸時代の岡場所、戦後の闇市からの延長線上にあるとしたら、関係は大アリのはずです。
2つの寺で御朱印をいただいたら、ぜひここにも脚を踏み入れて見てください。