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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

霊気漂う古墳を駆け上がれ🦶🦶 〜姉埼神社の御朱印(千葉・市原市)

姉埼神社御朱印です。(千葉県市原市姉崎)f:id:wave0131:20200630184458j:plain

4年前の御朱印からカラフルな神紋と龍のスタンプが押されていて、

ブームを感じさせられます。

コテコテ、ハデハデのイラスト御札より、

このレベルに抑えられていると御朱印らしく、

神社の「品」と「格」は保たれていると思います。

 

▼同、姉埼神社 2016年の御朱印f:id:wave0131:20200630184453j:plain

読みは「あねさきじんじゃ」です。

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▼地域と神社の読みは「あねさき」ですが、最寄駅の「姉ヶ崎」は「あねがさき」。

またgoole mapでは神社となっていますが、正確には神社です。

 

▼2016年に参拝時の写真3枚です。

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社伝によると

日本武尊が東征のおり、海路の安全を祈って志那闘弁命を祀ったのが始まりといい、延喜式神名帳にも名を残しているそうです。

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また940年には、平将門の乱平定の祈願が行われ、

1180年には、源頼朝が社前で馬ぞろえをして平氏追討の祈願をしたとか。

それ以来、流鏑馬の神事が行われるようになったと伝えられているそうです。

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言い伝えはともかく歴史も格式もある古社です。

 

▼4年振り、2020年の訪問です。

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駐車場からですと裏参道を進むことになります。

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▼神門の裏にも扁額ありました。文字通り「萬世太平」の願いが込められています。

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裏参道側にある手水舎は素晴らしくいい趣きの建物。

f:id:wave0131:20200630184557j:plain元禄年間に建てられ、装飾彫刻が施されています。

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裏参道から境内に入ると順序が不同になります。

末社殿が続きますが、ここは15社も並んでいます。f:id:wave0131:20200630184603j:plain

天神社です。f:id:wave0131:20200630184607j:plain

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ところで境内には松の木がないそうです。

そう言われて境内を見渡せば、松の木は見当たりません。

少し長くなりますが神社のHPからの引用です。

<松の嫌いな明神様>
明神とは創祀も古く由緒正しい神社に対し平安以降に授けられた称号であり、この地域において明神とは姉埼神社を指す。
姉埼神社の主祭神の志那斗弁命(しなとべのみこと)は女神であり、夫神志那津彦命(しなつひこのみこと)(島穴神社の御祭神)の帰りを待ちわび「待つは憂(う)きものなり」と歎かれ同音の「松」を忌むようになったと伝えられる。
この姉崎(姉前)という地域名もこの伝承が語源ともいわれる。
境内は勿論、氏子地域では、1本の松樹を見ない事と合わせ、正月の門飾りには松の代わりに竹と榊(門榊(かどさかき))を用いている。また、新年の挨拶状、家具や服の模様などにも一切松を使用しない氏子もいる。

よくあるパターンの話です。

それにしても本当に境内に松の木がなく、

現在でも近隣の人たちは、正月の飾りでも松をヨケ物にするのは徹底しています。

 

島穴神社は訪問していますが、引用した話は知りませんでした。

 

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厳島神社f:id:wave0131:20200630184622j:plain

▼こちらが表参道から参拝した時のメインの手水舎でしょう。f:id:wave0131:20200630184631j:plain御霊泉」だそうです。

この宮山深奥部より湧き出る水は清冽にして古来より涸れる事なく滾々と湧きて流れて今日に至る この水は霊泉と称され用いる者は百歳の長寿を保つと伝えられる 本殿正面の階段(一六三段)を下りた右方より常に湧出しています。

 

2016年に訪問した時は社殿を真横から見た時、

記事冒頭に掲載した写真のように形の美しい権現造の全貌が確認できましたが、

▼参拝者待合所が作られていて全体が綺麗には見えなくなってしまっていました。f:id:wave0131:20200630184835j:plain

▼正面は2016年と全く変わりません。日の丸の日章旗と茅の輪は常設かもしれません。

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▼拝殿内に輝く装飾物は龍でした。見事な金の龍です。

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▼流造の本殿。f:id:wave0131:20200630184745j:plain

▼この階段を下れば表参道の一の鳥居につながるようです。

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降って、また登ってくる? くじけました。

2回も訪問して1度も表参道を通ってないことになりますが、また来ましょう!

 

▼階段の上のここは三の鳥居になるようです。

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神輿庫から本殿の裏側方面に回ってみます。f:id:wave0131:20200630184839j:plain

 

▼「御嶽山」に登ります。

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▼「御社二号古墳」。「姉崎古墳群」と言われ神社周辺にいくつもあるそうです。f:id:wave0131:20200630184709j:plain

日本武尊が海を見晴るかした「記念地」。

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御嶽山大神、八海山大神、三笠山大神、御嶽大神の石碑が並んでいます。f:id:wave0131:20200630184721j:plain

金毘羅大権現などの古そうな祠が建ち、古墳でもあるからでしょうか、

この付近は神社一番の霊気が満ち満ちているゾーンでした。

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浅間神社もあります。房総の神社はどこも山岳信仰の講がありました。

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富士塚には2つの浅間大神の石碑のほか、小さな祠には「小御岳」の石碑がありました。f:id:wave0131:20200630184735j:plain

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▼梅か桜かは、花びらの違いを見ればわかるのでしょうか?

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▼案内札があってやっと「カンピザクラ」だと分かるのでした。

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裏参道の神門近くにもう一つの古墳。

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だんだんわかって来ました。

姉崎神社に古墳があるのではなく、古墳群の中に姉崎神社があるのです。

古墳時代は3〜7世紀頃だったでしょうか?

そのころからこの地に人の営みがあり、

地域の長や豪族が埋葬されるとき、その権威を象徴するような記念碑的古墳を築きあげたことを思うと感慨深いものがあります。

 

▼山になっているので円墳なのでしょうか? 直径21m、高さ2.5mだそうです。

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▼駆け上がった古墳の頂上は「大山祇神社」が建ちます。

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▼古墳を降りて、もう一度周りの末社を巡って帰ります。

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何の知識もなく、興味もなかった神社が御朱印が目覚めさせてくれたものの、

その後も理解するのに人物など具体的な対象が多い寺院のほうが興味深かったのですが、姉崎神社のような古社をめぐる都度、

神社もドンドン興味深い対象になって来ました。

 

この神社と関係の深い島穴神社と同様、再度訪問した神社でした。

いや、姉崎神社は再三になります!

 

 

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