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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

沼袋 氷川神社の御朱印(東京・中野区)〜御朱印には気品が必須? 達筆は大当たりのオマケ!

沼袋 氷川神社御朱印です。(東京都中野区沼袋1-31-4)f:id:wave0131:20210427194317j:plain

 

▼「四月限定御朱印」と案内されていた沼袋氷川神社御朱印(2021年)。f:id:wave0131:20210427194250j:plain

「三・四・十」の日付だけは墨書きの限定書き置きですが、

残念ながらすべてプリントですので品を感じられない御朱印となっています。

 

▼2015年、朱印帳に直書きの気品ある美しい御朱印は、もういただけないのでしょうか?

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記憶違いで2015年も書置きだったかもしれません。

少なくとも中央の神社名はスタンプでした。

 

▼2021年、種類だけは多くなった御朱印ですが、ほとんどがプリントのようです。

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ここ沼袋氷川神社に限らず、プリント、印刷物の書き置き御朱印がノーマルとなりつつあるのは、とても残念に思います。

 

それは、度々思い記してきたことですが、授与側と収集側の双方が築いてきた事で、さらに感染症蔓延が助長した結果でしょう。

 

誰も悪くはありませんが、10年間近く御朱印を収集している者にとっては、

その変化に戸惑いと、落胆に心が挫ける昨今です。

 

今後、ますますプリント物や印刷の書置きが増えるのか、またはいつからかこれまで通りの直書きに戻れるのか誰もわかりません。

そんな昨今で直書きいただける御朱印は宝物のように感じます。

それがさらに達筆ならば「大当たり!」「大吉!」 と飛び上がりますが、それは運の良いオマケと思いましょう。

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▼地名、駅名、神社名になっている「沼袋」ですが、神社は西武線沼袋駅」の前と言っても良い位置に鎮座します。

 

大鳥居前は道路を隔てて西武線が走ります。

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前回参拝の折も線路脇が工事中だったように覚え、いつも工事中で雑然としている落ち着かない感覚があります。

しかし、一歩境内に入れば電車の騒音もなく静かな神域が広がっています。

 

▼以下3枚の写真は2015年の撮影。大鳥居の左隣に参拝者用駐車場があります。

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▼2021年は境内西側にある裏参道前にある駐車場からの参拝です。

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裏参道を見過ごして、赤い葉の生垣を見ながら坂を下り正面大鳥居に向かいます。

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この赤い葉の樹木は「レッドロビン」というそうです。

赤いコマドリ」という意味で、

「日本産のカナメモチとオオカナメモチがアメリカで掛け合わされてできた植物」だそうです。

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昔はこんな植物は見た覚えがありませんが、最近は街路樹や生垣などに多く利用されているのを目にします。

育てやすい高木だそうですから多用されるのでしょう。

街路樹として真夏の日差しの下でもキラキラと真っ赤に輝きます。

 

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沼袋氷川神社の創建は南北朝時代で、

当然のこと武蔵国一の宮である大宮の氷川神社から分霊されています。

 

大鳥居からの石段先に建つ二ノ鳥居は「天下泰平 国土安穏」の文字が刻まれた古いものでした。

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▼大鳥居をくぐり石段の上、二ノ鳥居から振り返りました。やはり鳥居先の工事現場が邪魔です。

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▼二ノ鳥居をくぐると境内です。

右手の野点の下にはベンチも置かれ、広い休憩スペースとなっています。

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野点傘一張りがあるか、ないかで神社の雰囲気は一気に変わるので、最近は多くの神社で目にすようになりました。

 

神社の創建は古いものの、境内の建物は近年に造営されたものがほとんどです。

▼しかし、狛犬は多くの年月を重ねてきたようです。

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▼「子育て狛犬」と紹介され、撫でると安産、子育てのご利益があるとか。

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手水舎の龍はマスクのようなものをしていますが・・。

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社殿は1991年、平成の造営です。

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1988年に建てられた社殿は2年もしない1990年に過激派ゲリラにより焼失しています。

しかし、翌年の1991年に不死鳥のごとく蘇っています。

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▼ご祭神の須佐之男のお住まいです。

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境内を見て回ります。

▼ニノ鳥居左手にあった「中野七福神」に足を向けます。

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中野七福神」? 聞いたことありません。

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七福神のどなたが祀られているのかと思ったら、

▼7人、皆様お揃いでした。f:id:wave0131:20210427194524j:plain

「ミニ四国」「お砂踏み」のようなもので、ここで一気に七福神巡りができるという訳です。

このように七福神すべてが揃った祀り方も最近よく見かけます。

しかし、ここの七福神像はそれぞれ大きく立派なのです。

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大きく立派な七福神像を近隣の寺社で祀り分け

中野七福神」を歩いて巡られるようになれば良いのに、と思われるような像でした。

 

楽殿も新しく、オープンにされています。

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楽殿は閉じられていることが多く、素っ気ない感じになりますが、
こうして綺麗に開かれていると趣も全く異なり「神社が生きている」と感じます。

 

▼「道灌杉」は太田道灌が戦勝祈願に杉の木を手植えしたと伝わりますが、惜しくも昭和19年に枯れ死してしまったそうです。

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かつては樹齢数百年とされ、高さも30mほどあったそうです。

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▼社殿左手にいくつかの境内社があります。

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▼「天王社」「稲荷社」「御嶽神社」が一列に並んでいました。

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▼本社殿に負けない彫刻が施されています。

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境内社が並ぶ前面に「三本願い松」。

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古来より「悪しきことはスギ去れ、願い叶うをマツ」と杉の木に願いを掛けて、不運・災難から逃れ、松の木に幸福を願うと、必ず叶うと信じられて来ました。

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多くの参拝者が松の木に手を預け、神木のパワーをいただいています。

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本ブログは高い松の木を見上げて、背筋でも伸ばします。

 

いただいた御朱印はプリントで残念なものでしたが、

神社境内はとても綺麗に整備されていて気持ちよく参拝ができました。

 

▼近隣の寺社。

wave2017.hatenablog.com

 

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