秋葉神社の御朱印
「あきば じんじゃ」主祭神:火産霊大神(東京都台東区松が谷3-10-7)
書置きでしたが印刷・プリントは一切使われていません。
過度にならない装飾スタンプと達筆な筆文字のバランスはいつも感心物です。
▼ほとんど1年中、月替りの御朱印が用意されています。
▼宮司さんの神事のタイミング次第で「直書き」か「書置き」かになります。
2021年は書置き500円をいただきましたが、ちょうど宮司さんが参拝者の祈祷中で
「待っていただければお書きいたします」と受付の女性から案内されました。
▼ 2種類が用意されていて、他にも「ミニ御朱印」の対応もされていました。
と言っても「ミニ御朱印」の何たるかは、アバウトでしか理解していません。
「通常」と表記しましたが、2014年はもちろん通常も、特別も、限定も、月替りもありませんでした。
ただ一つ「御朱印」でした。
2022年現在の通常御朱印は、右下のスタンプが「ひょうたん」に変わっています。
▼御朱印は社殿左手の社務所で、宮司さんに丁寧な対応をいただけました。
▼松が谷 秋葉神社へは上野駅、稲荷町駅、入谷駅のどこから歩いても1km範囲内です。
▼境内西側にある正面の面参道です。鳥居前の道路は「左衛門橋通り」。
▼台東区の寺社にはこんなオシャレな案内があちらこちらで見られます。
▼秋葉神社縁起が紹介されています。
明治初年頃、東京は大火災の頻発により、市民の火災鎮護の祈願所として、
宮城内の紅葉山に奉斎されていた火の神火産霊大神、水の神水波能売神、土の神埴山毘売神の鎮火三神が勧請されています。
明治天皇の勅命によって1870年に、現在の秋葉原の地に建立されています。
その後、秋葉原周辺の鉄道整備のため現在地に遷座されています。
元電気街、今や「AKB48」の劇場もあり、若者たちの関心を集めつつ大きく変化しつづける「秋葉原」の名称の起源とする神社でもあります。
宮城内の紅葉山に奉斎されていた鎮火三神が勧請されているので、
秋葉信仰の「秋葉大権現」が勧請されたものではありません。
当初は「鎮火社」「鎮火神社」と名付けられていたところ、
人々は火防の霊験で広く知られる秋葉大権現だと早合点し、
「秋葉さま」「秋葉さん」と呼ぶようになってしまったそうです。
神社周辺の火除地も「秋葉さん」にちなんで
「秋葉の原(あきばのはら)」「秋葉っ原(あきばっぱら)」と呼ぶようになったそうです。
庶民の呼び名の影響力は強く「鎮火社」はいつしか「秋葉社」となり、
昭和に入ってから現社名の「秋葉神社」となっています。
当社で最初に御朱印をいただいたのは2014年。
今回で5度目になりますが、御朱印をいただいた参拝は4度目になります。
普段は数組の参拝者とすれ違う程度ですが、さすが元日は初詣客が絶えません。
それでも、これまでは目立たない地元の氏子に守られていた神社でしたが、
少し着飾った御朱印を用意して、親切に対応くださる宮司さんの存在で、多くの参拝者が訪れるようになったと理解しています。
▼東側にある鳥居です。
「秋葉神社」という社名から、おのずと静岡県の「秋葉山本宮 秋葉神社」と結びつけてしまいますが、そちらが正しいとする説もあるそうです。
[2017.05.19-rewrite 2022.11.17]
▼2022年元日の御朱印記事。
▼このブログ開設当初のチョッと恥ずかしい幼稚な記事は秋葉神社も掲載しています。