通称「かもい はちまん じんじゃ」です。
中央の印は神社の正式名称「八幡神社」。
書置きでしたが、きちんと墨書き、捺印されていました。
▼御朱印はこの授与所でいただきました。
対応していただいたのは、おそらく女子高生。
宮司さんから教わっただろうと思われる、丁寧な口上を述べる女子にタジタジとしてしまいました。
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▼三浦半島は観音崎の西に鎮座する鴨居八幡神社へは「浦賀駅」からバス利用です。
車ですと観音崎の一番海沿いの県道209「観音崎通り」を走っていると、いきなり右手に石造りの白い大鳥居が目に入ってきます。
▼車を駐車場に入れ、内側から見た大鳥居です。鳥居先の海は「鴨居港」。
▼鴨居海岸から灯台が建つ防波堤の先に見えるのは「浦賀水道」と「房総半島」です。
1月の小正月にはこの海岸で「どんど焼き(齋灯行事)」が行われるそうです。
▼神社訪問は11月でしたが、真夏のような高気圧が神社周辺を包んでいます。
大鳥居の造立は新しいのでしょう。
鳥居の白さと扁額の形、文字の色にモダンな雰囲気を感じます。
御朱印対応いただいたのは、おとなし目の丁寧なガール。
しかし、神社境内は眩しくハジけるような高気圧ガール。
鎌倉時代前期、三浦半島は北条氏に滅ぼされるまでは三浦党の支配下にありました。
その三浦党の一族であり、当地鴨居の領主だった三浦義春が、
1181年、鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請したのが当社の始まりとされています。
ほかの参拝者も見当たらず、とても静かな神社でしたが、
▼一段高くなった二の鳥居からの境内の姿は、大変整った容貌を見せていました。
▼手水舎の手前に一対の狛犬。
狛犬は二ノ鳥居同様に古そうです。この表情は江戸時代の建立のようです。
主祭神の他に、当地に古くからあった須賀神社が相殿として素盞嗚尊を祀っています。
さらに権現造りの社殿には、大鳥神社や神明社なども相殿として祀られています。
大鳥神社が相殿することから、11月には酉の市も開催されるそうです。
▼社殿左手には境内社の「天満社」が鎮座。
▼天満社のさらに左手で睨みをきかすキツネは狛犬より勇ましそうです。
▼こじんまりとした「稲荷神社」もきれいに整えられています。
▼神輿庫を覗いてみました。
鳥居の立つ神輿は、まさに神の乗り物であることを思い知らされます。
また神輿の豪華さや数によって例大祭などの様子がいくらか想像できます。
▼大銀杏の御神木はバーバーショップへ行きたてで、キレイサッパリでした。
ここまで刈られてしまうと、そう簡単には葉のつく枝は育たないのでは?と余計な心配をさせられます。
決して派手な神社ではありませんでしたが、境内に広がる光は思いっきりハデな八幡神社でした。