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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

玉眞院「玉川大師」の御朱印(東京・世田谷区)〜不動の地下霊場と 変転の遊園地

▼寶泉山 玉眞密院玉川大師」の御朱印です。

真言宗智山派・東京都世田谷区瀬田四丁目)f:id:wave0131:20201119171307j:plainいただいた御朱印は、上のように本尊名の上に御影を糊付けされて戻されました。

 

寺の本尊や霊場札所本尊の御影は度々いただくことがあります。

しかし、揮毫いただいた御朱印帳に御影を直接貼るスタイルは、

後にも先にもここ玉川大師が唯一です。

 

現在もこのスタイルで御朱印が戻されるのかどうか、わかりません。

 

度々いただく御影ですが、案外その扱いに困ります。

まとめて紙袋に入れたり、透明フォルダーに納めたりしていますが、

今ひとつ整理にはなりません。

 

そういう意味では玉川大師の貼る方法は、

紛失することもなく、御朱印と本尊御影の関係が明確で、合理的とも思えます。

本来の意味はそんなものではなく、別な意図・意味があるのかもしれません。

 

とは言え、御影の下がどうなっているのか気になりますし、

スキャンするにも不自由です。

 

▼バチアタリを覚悟で剥がしてみました。f:id:wave0131:20201119171313j:plain

別に何かが出てくるわけではなく、どうって事ありません。

大きなバチが当たらないように糊付けしてもどしておきましょう。

 

そう言えば、ある旅行サイトの口コミ欄で

大事な御朱印帳に御影を糊付けされ、台無しにされました

と言う書き込みを読んだ事があります。

勘違いも甚だしい事に笑っちゃいました。

 

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▼玉川大師へは東急線二子玉川駅」から徒歩約10分。

▼省いて呼ぶことが多いのですが「玉眞が正式名称。

f:id:wave0131:20201119171320j:plain

真言宗ですので密教の「密」なのでしょう。

禅宗の寺院名が正確には「・・禅寺」とするのと同じなのでしょう。

 

寺の建立は比較的新しく大正時代。

そして昭和に入ってから御朱印にも書かれている「地下霊場」が造られています。

 

撮影した写真が本堂前のものがたった1枚だけです。

▼寺のHPから「地下霊場」の写真をお借りしました。      地下仏遍照金剛殿)

f:id:wave0131:20201119171330j:plain

本堂に上がると隅に、地下へつながる階段が掘られています。

「地下霊場」の正式名称は「地下仏遍照金剛殿」とされているので、弘法大師がズラリと並んでいるのでしょうか。

寺側の説明によれば「秘仏大日如来さまの胎内を表わす」そうです。

なにしろ入場していませんので話になりません。

f:id:wave0131:20201119171324j:plain

港区の「山善光寺」にも地下霊場というか、戒壇めぐりがあるそうですが、

パワースポットとしては「玉川大師」の方が有名のようです。

木や石を始め、どこでも、なんでも「パワスポ」です。

お大師さまから「生きる力と幸福が授かられる」そうなので、

力をいただけるという意味では「パワースポット」でいいのでしょうが、

軽薄なイメージに大日如来も苦笑いでしょうが、人気は不動のようです。

 

何にしても再訪して写真を撮り、地下霊場へも巡ってみなければ、と思っている玉川大師です。

 

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話をガラッと変えて「二子玉川」です。

二子」という名称は昔からこの地域にあったそうです。

そして現在の国道246は、江戸時代に人気だった大山詣での「大山街道」ですが、

大正時代までは多摩川を渡る橋がなく「二子の渡し」が利用されていたそうです。

江戸防衛のため橋は滅多に架けられなかったようです。

 

昭和2年にやっと「二子橋」が架けられ、1966年まで「玉電」が橋の上を走っていたのです。                          二子橋 - Wikipedia)

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▼遡って明治に開園された「玉川遊園地」は庭園や遊具があり、動物も飼われた他に演芸場もあったそうです。   以下の写真4枚(行楽地となった二子玉川 三井住友トラスト不動産)

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▼戦後の1945年に開園された遊園地「二子玉川」の1972年の写真。f:id:wave0131:20201119173921j:plain

▼同じく券売所は1961年の撮影だそうです。f:id:wave0131:20201119173925j:plain

遊園地の運命は過酷です。1985年に閉園。

その後、小規模なテーマパークになったものの、全て無くなって

▼現在は「二子玉川ライズ」となっています。

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デパートの屋上の遊園地から始まり、あの「豊島園」の閉園など、

」は殆どえていきました。

カタカナ表記のテーマパーク、米国のエンターテイメントパークが全盛の現代ですが、

永い時の中では「遊園地」と同じ運命を辿るのでしょう。

 

人々にフィクションとストーリーで夢を見させるのには、常に今までに無かったものが絶え間なく必要なのです。

 

今回はほとんど借り物の写真で構成した記事でした。

wiki」と「三井住友トラスト不動産

ありがとうございました。

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