▼赤堤山 善性寺 玉川八十八ヶ所霊場 第四十七番札所の御朱印。
この霊場巡りが目的で参拝したのではありません。
少し前の事ですが、そもそも「玉川八十八ヶ所霊場」という名称さえ知りませんでした。
いただいた御朱印の墨書きはプリントで、朱印だけは押されていました。
専用納経帳の差替え用のようで、B5サイズの大きな用紙でした。
そのまま普通の朱印帳には貼れず、クリアファイルで保管しました。
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「世田谷八幡宮」と「豪徳寺」参拝の折に、少し寄り道して訪問しました。
それにしても「玉川八十八ヶ所霊場」、明治初期には巡礼者で大変賑わったと言われています。
▼何回も記事に書いていますが、御朱印は別にしても四国巡礼はブームでもあります。
巡礼のブームは日本だけのものではなく、世界的なものかもしれません。
四国遍路には年間10万人以上の巡礼者が訪れると言われ、海外からの巡礼者も大勢やってきます。
その海外は宗教も違えば、巡礼の目的、方法も異なるように思いますが、
▼ヨーロッパではスペインにあるキリスト教の聖地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」を目指す巡礼路が、年間20万人以上の老若男女を惹きつけるそうです。
「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」への巡礼路は、いくつものルートがあり、フランスからのルートではピレーネー山脈を越える800km以上ある行程で、平均1日30km前後歩くそうです。
目的地の「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」には、聖ヤコブの遺骸があるとされ、ローマ、エルサレムと並んでキリスト教の三大巡礼地に数えられるそうです。
驚くことに「サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路」は、
日本の「熊野古道」と「姉妹道」を提携していて、
さらに「四国遍路道」とも「協力協定」を結んでいるそうです。
混沌とした未来の見えない世相が世界的な「巡礼ブーム」を生み出しているのかもしれません。
ところで日本の「四国遍路道」、「四国八十八ヶ所霊場」ですが、
御朱印を収集し始める前は「お遍路」と言ったら「四国」しか知りませんでした。
それから約10年。
「八十八ヶ所霊場」は日本全国、北海道から九州まであることを知らされました。
「観音巡礼」ほどの全国的網羅数ではないものの、
関東だけでも「御府内」「関東」「豊島」「多摩」などの各八十八ヶ所霊場のほかに、
この寺「善性寺」の「玉川八十八ヶ所霊場」などがあります。
そして八十八ヶ所の「大師霊場」そのほか「七福神」を含めれば、
全国には星の数ほども霊場があることになります。
現代日本では御朱印ブームとともに、無数にある眠れる霊場が目覚めつつありますが、
まだまだ手っ取り早く、インスタントな、ファストフードの
「ご利益」「縁結び」などを神社です得る人々の方が多いでしょう。
そういう本ブログも東京にいながら
「御府内」「関東」などの、八十八ヶ所巡りは1ヶ所も意識的に巡っていません。
コロナ禍のこんな時間、時期だからこそ 自身に身近な
日本の「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」の道を遍路するキッカケとする事ができるかもしれません。
善性寺については一言の言及もない記事になりました。
改めます!