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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

鳩ヶ嶺八幡宮の御朱印(長野・飯田市) 〜 伊那谷の名社は小さな滝の音だけの静寂 〜 伊那街道を北上❸

鳩ヶ嶺八幡宮御朱印です。(長野県飯田市八幡町1999)f:id:wave0131:20181003141625j:plain

300円、書置きでした。

「八幡」ときたら大概、鳩が向き合って八の字を表しています。
さらにこの神社は名称に鳩がついているので、朱印は当たり前に2羽の鳩がデザインされていました。

書置きとは言え、都内でよく目にするプリントの書置きとは違い、墨書きは4行に渡り丁寧に揮毫されていることに感謝したくなります。

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▼鳩ヶ嶺八幡宮を駅名にしている飯田線伊奈八幡駅」から約500mです。

天竜峡」「長岳寺」から再び飯田市内に戻ってきました。

▼この神社に寄ってみます。

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▼石の鳥居は300年以上前に竣工されたもの。

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京都の石清水八幡宮から勧請したと伝えられる神社です。

境内バックの森閑とした森は公園にもなっている境内地。

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▼「隋神門」修復されているようですが、同じく約300年ほど前に建てられています。

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広い境内に人影はありません。誰とも会いませんでした。独り占めと言えば、言える!

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▼階段が続きますが、初心者向けレベルです。このくらいはスルッーと抜けられる階段です。f:id:wave0131:20181003140540j:plain

▼拝殿。清々しさ100%。

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▼ちょっと、素っ気ない扁額。拝殿はそれほど古いものではなさそう。

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▼本殿右手にある「豊川稲荷」は稲荷社にありがちな、いくらか妖しげな雰囲気。

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▼本殿への階段途中にあった「弓道」と呼ぶそうです。

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▼「金的」「金的中」とありますが、馬券、宝くじではありません。

f:id:wave0131:20181003140537j:plain弓道に知識を持っている人はご存知でしょうが、小さな金の的を射る事を「金的」と呼ぶそうです。

三河から奥三河にかけての地域は弓道が盛んとか。

そして奥三河の山々を越して伊那谷のこの地にも弓道の「熱」が伝わったのでしょう。おそらく?!

 

▼御神木

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▼「天神」に「大黒」。

思いがけずとっても雰囲気のある境内でした。

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▼「白山稲荷境内社は他にも数社あります。

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ここも一段一段、踏み出さずにはいられない雰囲気を醸しています。

 

▼「一ノ滝」人の気配のない境内に水音だけ、いやが上にも神秘性が増します。

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▼「祓戸の滝f:id:wave0131:20181003140536j:plain

▼「三ノ滝f:id:wave0131:20181003140531j:plain

今回3日間の旅で神社としては最後となりました。

まったく知識なく伺ったこの神社は、とっても落ち着け、境内を歩いていて気持ちの良い空気に包まれました。

 

3日間でたくさんの神社を訪問してきましたが、山岳信仰御嶽神社は別にして、

境内が印象に残ったのは「諏訪大社上社前宮」「手長神社」そしてここ「鳩ヶ峰八幡宮」でした。

信州伊那谷の南端にこんな素敵な神社があるとは、という思いでした。まさに「名社迷宮」でした。

 

護持崇敬を引き継いできた、この地の地頭であった小笠原氏は「文教の家元」として学問教育、弓道などの宗家であったそうです。

その後、伊那の領主は変遷していきますが、400年以上、伊那の村民とともに守られてきたからこその神社でしょうね。

 

飯田市の近くを訪れる機会があったら、ぜひの訪問をおすすめします。

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