▼青龍山 能蔵院の御朱印です。(真言宗智山派/千葉県南房総市千倉町忽戸146)▼能蔵院 東国花の寺 千葉12番の御朱印。
二体ともすばらしい筆跡で、御朱印としてのバランスも最高です。
さらにご住職がとてもおだやかで優しい。
どなたが訪れても気さくにお話ししていただけると思います。
▼寺のある千葉・千倉町は房総半島の東端、ほぼハズレ。
電車でも車でも、訪れるには時間の覚悟が必要な寺です。
TVでワンコの厄除けの様子を放映していました。
▼寺は千葉の能蔵院でした。
訪れたのは2015年2月。
▼季節柄、花も緑も少なかったのですが、堂宇はどれも新しい。
古色蒼然な有り様が好みの者には、あまり記憶に残らない寺になるだろうと思いながらも、本堂、不動堂などに手を合わせて振り返ると、
▼なんと太平洋が輝いているではないですか。
この景色は侮れない。この寺が少し好きになる。
御朱印をお願いすると、まだ若い住職からお茶をいただきました。
この寺が、さらに好きになる。
目の前で揮毫いただいた二つの墨書きを見ました。
その一つは、花観音(梵字)です。
墨筆の流れに洗練されたイメージを感じました。この寺が全く好きになった。
意志薄弱、すぐ流される人間です。
まぁ、いいでしょう。好き嫌いなんて、誰でもすぐ変化します。
千葉千倉、失礼だが田舎です。
寺を維持し、堂宇を新しくするのも大変ではないか?
熱心な檀家と、ワンコの祈祷も受ける若い住職の志しが垣間見えてきました。
取り澄ました湘南の海も魅力ですが、南房総の海も光に包まれています。
海と一緒に輝き続ける寺でありますように!
機会が持てれば、ぜひ訪ねてみてください。