妻恋神社の御朱印
「つまこい じんじゃ」主祭神:倉稲魂命(東京都文京区湯島3-2-6)
▼妻恋神社の御朱印(2024年)。
金泥、金文字の御朱印をいただいた。
昨年の正月も参拝している当社だが、4日の訪問だったせいか金文字御朱印は当日の予定数が終了していた。
記帳はなく書置きのみだから「売り切れ」も理解できた。
▼過去にいただいた妻恋神社の御朱印(2017、'20、'23年)
7、8年前は当社の御朱印をいただくのは容易でなかった。
大抵週末だったが、普段の日に何回訪れても社務所は閉ざされ無人だった。
7年前近くになる2017.07.01は土曜だったが、社務所が開所されていて初めていただくことができた。
現在の普段日は基本的に土日の11〜15時までは社務所が開いているそうだ。
正月は元日から数日間は授与されるようだ。
また、御朱印を含めて通販でも受け付ける旨がHPで公開されている。
いつも言うようにお札やお守り、御朱印を通販で手に入れても?と思うが、需給の問題だろう。
当社の HPでは授与品の「通信販売」としているから潔くて良い。
▼神田明神を参拝し終わり、裏参道の階段を降りた広い通りは「新妻恋坂」。
「新妻恋坂」を西に坂を少し上がり「清水坂下」の交差点から「清水坂」に入る。
「清水坂」の登り途中に「妻恋神社」の案内があり、右折するとそこが「妻恋坂」。
▼その「妻恋坂」に沿って鳥居が建ち、高い位置に境内を構えている。
神社周辺に車が停めやすいこともあり何度も参拝している。
年々境内は綺麗に整えられ、普段でも参拝者が見られるようになった。
神社前の通り「妻恋坂」はラブホが並んでいて、以前は女性が一人で参拝するには気持ちの良いところではなかったかもしれない。
しかし神社・御朱印ブーム以後は、そんな懸念は無用のようだ。
さらに今ではラブホは市民権を得て、カップルは朝でも昼でも人の目を気にしなく出入りするようになった。
出逢い茶屋、待合、つれこみ、ラブホ、ファッションホテルと名称は変われど日本独自の文化は廃れず、イージーに、安直に利用できるようになった。
そんなこんなでラブホ街に鎮座する神社に女性が足を向けるのに躊躇はないだろう。
▼そんな参拝者を稲荷神と日本武尊が上機嫌で迎えてくれる。
▼ところで湯島には2、9月に「ねこまつり」があるそうだ。(photo=「ねこまつりat湯島」)
妻恋神社でもネコにちなむ御朱印が授与されるそうだ。
御朱印ブームに、ねこブームのコラボだ。
犬人気を完全に逆転させたネコ人気。
購入費用も飼育費用も安価でイージーなペットとしての猫が愛されるのは道理。
安直に飼われたネコは、安直に見捨てられる。
年間に殺処分される猫の数は40,000〜50,000匹。
毎日100匹以上が無責任な飼い主のために命を終了させられていることになる。
かつては御朱印も納経の証だった。
現在は参拝記念になって安直にいただけるようになった。
また書置きというスタイルも安直な選択かもしれない。
イージーを追求し、安直になると言うことは何かを失うことなのか?
でも、安直になる御朱印の授受が双方で「Easy☆Rider」になる訳にはいかない。
書置きばかりの御朱印だが、次回からはキチンと記帳いただく記事を掲載予定。