日本七弁天の一つだそうです。
右上の朱スタンプは「竹島辯財天」。
江ノ島、竹生島、厳島の日本三弁財天は聞いたことがありますが、「日本七弁天」は初めて耳にするような気がします。
もっとも日本二大、三大、四大、五大、七大・・.なんて言うものは数多あるから覚えていられないし、どこかで聞いたことがあるかな、と曖昧になります。
話はそれて「日本三名山」と呼ばれる山があります。
名の通り日本の名高い山が3つです。ひとつは誰もが知っている富士山。
しかし、山男・山ガールでない限り、他の2つの山の名は言えない、知らない人がほとんど。
三大の1番目が余りにすごいから、他もその人気にあやかろうと2番目、3番目が名乗り出て、その2、3番手が勝手に枠組みして「三大」と名付けてしまう。
1番としては、1番なんだから、そんな仲間などいらない。イイ迷惑なのです。
・・・と、へそ曲がりは勝手に解釈します。
数多くある「日本三大なんとか」は、概ねあまり根拠のないことだけは確かです。
そして、これから訪問する神社は日本七弁天。「三大」よりさらに曖昧。
だが、とにかく行ってみましょう! 竹島弁天。
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▼愛知県蒲郡(がまごうり)市の景勝地竹島。領土問題でキナ臭い日本海の竹島じゃない。
観光地で島があって、橋が架けられていて、島に神社がある。カンペキ平和です。
大雑把な部分だけ見ると鎌倉の江ノ島にそっくり。
橋の長さも同じくらいじゃないでしょうか? 400mほどかしら? 三河の江ノ島です。
▼橋の手前にあるのは拝殿かしら? 最奥に竹島が見えます。島に続く橋を渡り、さらに階段を上らなければ本殿にたどり着かないから、ここに拝殿を設置したのかしら?
▼その左奥にも鳥居があります。しかし扁額が裏側になってるから、反対側がこの鳥居の正面ということ?。
▼訳わかりませんが、橋に進んでみます。
▼橋から拝殿を振り返って見ます。
▼橋の下はノドカ。11月23日からの連休初日、風は強いが暖かい。
▼橋の下の遠浅の海は砂が透けて見えます。橋がまだなかった昔は、渡し船を利用したそうです。
▼人出の数は江ノ島と比較できできません。今頃の江ノ島はきっと身動き不能。
▼午前11時の海は真夏のように光って眩しい。
▼鳥居扁額の説明碑。高さ1.5m、重量150kgの砲金製とか。
▼島の周囲は遊歩道になっています。風強く、寒くて歩く人は少ない。
様々な視点からみれば、鎌倉江ノ島との差があり過ぎ、比べるものではなくなります。島と橋、同じ弁天社の有り様などが似ているから、つい比べてしまいます。
しかし、同じようにある竹島水族館はマスコミが度々取り上げるから、江ノ島水族館に負けてないかもしれない。
▼大鳥居をくぐり、島から振り返ると鳥居の右にクラシックな建物が見えます。
▼ズームしてみる。「蒲郡クラシックホテル」。週末宿泊は20,000円を下らない。縁遠い!この竹島に架かる当初の橋と、このホテルは明治時代の実業家である同一人物が手がけたものとか。
▼鳥居の左側には県外の人は誰も知らない「三ヶ根山」が見えます。
▼ズームすると山の上にホテルらしき建物が・・。この山の頂き近いところには「三ヶ根観音」があります。県外の人でもゴシュラーなら知っているでしょう。
今や賑々しい限定御朱印で人気らしいから行かないことにします。
▼さて、橋を渡り切るとすぐに階段です。
▼一気に駆けたら息切れ。一休みして振り返りました。▼潮風を浴びながら石畳と階段の参道を進みます。
▼最後の階段。夏ならば潮風と汗の塩が一緒になりそうです。
▼階段を登り切って、最初に向かい合うのは「宇賀神社」。
▼その左後ろを振り返ると「大黒神社」。境内に入ると、前、右、左と目が忙しい。
▼左に向きを変えて進むと、やっとメインの「八百富神社」が見えます。ヤレヤレ!八百屋さんのような名称の「八百富」だが、800の富と理解する。八百は数多いという意味。八百八町、八百八橋と同じでしょう。八百長はわからない!
「八百富神社」は宝くじにご利益のある神社です、としたら欲の皮の突っ張った人たちが多く参拝に訪れそうですが・・・。
▼千歳神社
▼境内左奥に進むと「八大龍神社」。こちらも「八」の字が付いて「八大」。▼シャラシャランと鈴を鳴らして、手も打つ。八回打ちたくなります。
▼そして社殿の奥にさらに進むと、まさに景勝地。手を打つ! ここは江ノ島に負けてないなっ。ここで暫しポカンとする。1時間くらい海を眺めていたくなりますが、実質7分間だけでした。ノンビリできなポカン人間です。
▼江ノ島と連続している同じ海だからキレイ。
▼戻って社務所に向かうと、いつの間にか来た時より多くの参拝者がウロウロ。
▼朱印をいただいて橋を戻り渡ると、右前方の山頂に何かが建っています。
▼ZOOMします。この像は地蔵さんか、観音さん?
ということは、どちらにしても寺がある。
次回記事で、行ってみることにします。
という事で、しばらくは愛知県、三河地方の御朱印記事を続けます。