▼大観音寺(聖観音宗・東京都中央区日本橋人形町)「江戸三十三観音・第三番」の御朱印です。
▼同じく2012年の本尊朱印。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------
▼山号も院号も持たず、墓地も持ってないから檀家寺でもない寺の参道。
▼参道階段上から。4車線の広い一通は東京でもこの通りだけ。
▼段上「猫の額」ほどの境内。一体どうやって寺経営が成り立っているのか?
▼本堂。
▼本堂内では女性数人が写経中でした。
▼写真はボケてますが「四十二文字をなぞっておよそ10分」?
そうか「十句観音経」でしょう!
▼狭い境内で仏たちが窮屈そうにひしめき合っています。本堂左「白衣興亜観音」。
▼本堂右「厄除馬頭観音」。
▼「願いの地蔵尊」。どこでも地蔵は人助けのヒーローです。
▼無名、有名なランナーが大勢手を合わせに来る「韋駄天」。TVドラマの影響もあるかしら?一目散で逃げたい場面ばかりに遭遇する事が多いから、逃げ足の速度更新を祈ります。
この寺を訪れたら、寺へ上がる階段右脇の路地に入ってみます。
▼寺の境内下は「信徒控室」。
▼ここは本堂の下あたりになります。大通りから少し奥まった所から始まる寺の建物は裏の道まで延びています。
▼回り込んでみると居酒屋になっています。寺の建物の一部が居酒屋というのは都心ならではのもの。成り立つ寺経営が見えてきます。
▼もういちど寺の階段脇に戻って、改めて歩を進めてみましょう。
人形町でももうこんな風情のある路地はここだけかも。
どの店も高そうだわねー。
▼建物が有形文化財に登録されている「ねぎま鍋」が有名な料理屋さん。でもねぇ、夜の予算は一人10,000円は下らないから行けそうもなく、見るだけ。
古き良き時代の名残りがある路地。江戸時代初期までは遊郭(元吉原)があった町です。
また歌舞伎小屋があって、人形浄瑠璃や人形芝居も行われ、人形師が多く住んでいたところから人形町と名付けられたとも言われています。
人形町というと「甘酒横丁」が取り沙汰されるけど、この路地は一味も二味も違います。
▼路地を抜けるとこんな珍しい専門店も。
地球儀が目まぐるしく回転するように変化していく都心、時間に取り残されたかのような場所も、いつかは全てビルに取って代わるかもしれない。