▼神社とは何の関係もない屋根。
東京・芝大門交差点脇の公衆トイレの屋根。
始めから話はトンでしまいますが、日本の都会はいつの間にか公衆トイレが綺麗になり、ペーパーも必ず備えられています。数・質ともに世界的に見てもNo.1の位置にあるんだろうね。それどころかここの建物のように様々な設置場所の景観にも配慮したトイレになっています。
日本人だって感心しているくらいだから、海外からの観光客が絶賛するのも当たり前かもしれません。
有名寺社などのトイレは綺麗さを通り越して、デザイン性、話題性などで競い合っているかのようにも感じるほどです。
ともあれ、その建設維持費用は税金・拝観料・初穂料など、ワタシらのフトコロから出ているもので、やはり素晴らしい国民だと言えるのかしら? 「素晴らしい」? 自を省みると、ちょっと恥ずかしいわね!
この大門交差点脇のトイレの屋根越しに、これから訪問する神社の本殿・拝殿の屋根が見えます。
都心の神社はその全体像を目にすることは難しいことが多い。拝殿でさえ全体の写真を撮ることが難しい神社もあります。
ここ芝大神宮も参道からなら拝殿全体を撮影できますが、階段を上った境内で正面から撮影を試みると、きっとその一部分しか撮影できません。
▼場所柄ビジネス途中での参拝者が多い。
▼こちらは昨年の写真。階段に雪が残っている?
何度目かの訪問で、一度いただいている御朱印ですが、この日もいただいてきました。
▼書置きで初穂料500円。高い! と思うのはワタシだけ?
この神社からそれほど遠くない新橋の烏森神社の頻発限定御朱印も同じように書置きで飴とお守りと護符のようなものがセットで500円。それを高いと思う人はほとんどゼロに近いかな?
細かい部分の理由だが、ワタシも高いとは思わない。御朱印以外のコマモノは要らないが・・。
しかし芝大神宮の場合はイキナリ高い!と思ってしまった。
たびたび見るパターンで、1月の墨書きはありましたが日付はなしでした。
1月中は御朱印を求める人がいつ来ても、書き溜めたこの1枚で間に合うというわけです。
不幸なことに余計な何かが見えてくる、ワタシ!
んんん〜〜〜ん、せめて参拝当日の日付を入れませんか?
プリントでも印刷でもなく、せっかく墨書き・御朱印を押されているのです。
これで日付が入れば御朱印書置きだけで500円を高いとは言いません、安いとも言わないけど。
日付なしの書置きならば 300円にしてちょうーだい!(悲鳴)
これまで御朱印帳に直書きだったら500円で構わないと、このブログでも書いてきた事と矛盾しないでしょうねぇ?
そもそもこのセットになっているお守りのような栞と飴、わしには不要なのです。
お守りのような栞は裏に「幸福守護 道中安寧」となっていますが、「お守り」の文字はどこにもないから、まさに栞なのでしょうか?
お守りが欲しければ、飴が欲しければ御朱印とは別に求めればよいのです。
と、相当ヒネクレ者は思います。
▲芝大神宮・東京都港区芝大門
▲2012年にいただいた御朱印。直書き300円。
御朱印代を安く感じるか、高く思うかなんて相対的な問題と、価値観の違いで決まってしまいます。
財布がいつも寂しいヘソマガリは心もサミしく、ケチなのです。悲しい事に細かい数字だけには敏感になってしまうのです。
直書き500円で良いとこれまで書いてきたものの、たとえば四国遍路の納経帳へ御朱印は300円でしょうが、これが500円だと番外なども含め20,000円近く差が出てくることになります。四国でなくとも数多い御朱印をいただけば200円の差の絶対数値は大きくなります。
四国の場合は長期の宿泊代、交通費などを考えればその差額は堪える!
まぁ、四国遍路の納経代が上がるのは考え難いからこれは別物かな。
いずれにしても500円の御朱印は寺院より神社が目立つ。東京の有名神社はカルテルかと勘ぐりたくなるように揃って「値上がり」しています。商品ではないから「値上がり」という表現は間違いかもしれませんが・・。
京都の観光寺院などは分かりませんが、東京の寺院では500円の納経代は知りません。どこも直書き300円です。寺院と神社とで御朱印の考え、取り組み方が異なるようです。
「お気持ちで…」「志納で…」との言葉は寺院が多い。なかでも日蓮宗の場合が多い。そんな場合、多くの人たちは300〜500円を納めてくることが多いはずです。自分のサイフと相談して、また受付対応をみて決めれば良いのです。
渡された金額を見て「ちょっとぉー!」と、咎める言葉を出す僧侶はいないし、近頃はそんな言葉や思いを相手に抱かさせる集印者もいないでしょう。
▼御朱印初穂料で思い出せば、こんな神社もありました。
▼子育て信仰の対象「石獅子(いわしし)」
御朱印をお願いして、快く引きうけていただいた年配の宮司さんに300円を手渡そうとすると「お金はいいよ!」と言って笑顔で片手を左右に振る。
2013年、この時点ではそんな経験は初めてでした。ワタシはそれほど貧相か?
こんなステキな墨書きをいただいたからではないけど、感謝の気持ちで300円を賽銭箱に落としてきました。
その後は他でも2、3社同じような経験があったような・・?
混乱を避けるため現在は改まっているかもしれないわね。
▲玉川神社・東京都世田谷区等々力
今年の正月は限定やら、見開きやらとかで極めつけ1,000円という神社が何社も現れたようです。
さすが1,000円! 足踏みする集印者が多く、神社側の目論見通りにはその数は出なかったとか。
目論見といえば有名神社の500円という数字も、需給バランスが目的ならば、ある程度その目的は達成されているかもしれない。
金額も御朱印の姿も様々な姿を見せはじめてきた今年あたりが、そろそろ御朱印ブームとそれを続ける人たちのヤマ場になりそう。
上記の芝大神宮とは日付が前後するが江東区の東大島神社を訪問してみました。
住まいと職場の中間地点的な地理にあり、車では何度も神社近くの幹線道路を走っているのに、これまで訪問できていませんでした。
車が停め難い、利用する地下鉄路線が異なるのが縁遠かった理由だったかな。
▼地元の氏神さまという雰囲気の神社は小じんまりとしています。
▼1月中は寺社ともに「初詣」という文字が見つかると、なぜかウキウキしてきます。単純です。
由緒書きではないですが、プリントされたこんな案内を一緒にいただきました。
無住かもしれないし、御朱印もいただけないかもしれないけどが、地元に近くても知らない神社がまだまだあります。
案内板の「初詣」の赤い文字を見てウキウキしていた事も影響して、500円硬貨をそのまま収めていただきました。
大きな金額は縁がないのですが、小さな金額にこだわるイヤ性格を少しおおらかに、そしてヘソの曲がり具合も少し緩めにできたらと願う新年!
1月からエゲツない、下世話な、下等なお金の話でスイマセンでした。
でも、ある意味大事なことですよね! 御朱印と長く付き合っていくには・・。
さて午後7時、東京は少々の積雪模様の天気をマスコミが異常なくらい大騒ぎにして雪ニュース 一色。雪で天地がひっくり返るような騒ぎ。他にニュースはないの?
雪国ならばヘでもない日常だけど、街も人も環境の変化に弱い東京だわね!
tombe la neige
みなさんどうぞ気をつけて帰宅と、出勤を!
また、変化を続ける御朱印環境へも、みなさんどうぞ気をつけてご対応を!