▼忍野八海 浅間神社の御朱印です。(山梨県南都留郡忍野村忍草)
▼境外社 稲荷社の御朱印。
御朱印は3社1セットになっていました。
その案内も確認しなかったのでセットとは知らず、
直書きいただくのは1箇所で2種類までと言うつまらないルールを自身で持っているので、「浅間神社」と境内社の「諏訪神社」だけいただこうとしたら、
「2社分でも同じ900円です」と、宮司さんは少し気分を害したようでした。
でも、昨今の御朱印事情などを話すうちに、結局「稲荷社」を含め、3社分を書いていただくことになりました。
2社分の600円にケチローとした訳ではなかったので、もしかしたら同じような経験をした方がいるかもしれません。
授与所前にはセットの案内と他に兼務社3社の御朱印もいただける案内がありました。あとで気づいたことです。
▼御朱印はこちらの参集殿授与所でいただきました。ありがとうございました。
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▼目的神社は「忍野八海」の少し北側になる、🅿️が集中する地域にあります。:
目にする駐車場は全て「八海」用で有料です。
しかし、たどり着きにくいのですが神社の裏に回って川沿いの細い道を進めば、神社専用駐車場があります。もちろん無料。
そこに駐めて神社を参拝し、脚を延ばして小一時間ほど「八海」を散策しても何ら問題はないでしょう。
▼「浅間神社」の「神」の文字が下に長〜く延びています。
この伸ばし方はどこかで見た覚えがありますが、思い出せません。
▼緑と朱色が見事に調和しています。
この神社も2度目の訪問です。
しかし、数年前の5月3日の大祭の日でしたので境内は参拝者でマンタンの文字通りお祭り騒ぎ。
その日の社務所内では大勢の人が車座になって酒席となっていました。
宮司さんは別用でその場にはいませんでした。
酒席の人々に御朱印の有無を聞いても「御朱印?」と首を傾げられ話が通じません。
2014年のことでしたから止む得ません。諦めました。
神社に四天王は珍しいと思いますが、神仏が蜜月だった頃の名残り?
たしか「四天王神社」という名称を持つ神社が岐阜高山にあります。
まぁ、四天王は神様であることに違いないので不思議ではないことになります。
▼807年創建と伝わる神社は、ここでも「頼朝」の名前が出てきますが、将軍の巻狩りの際に広大な土地を社領と定められたそうです。
「鷹狩り」ではなく「巻狩り」です。鹿や猪が相手だったそうです。
御神体は重文に指定されている木造三神像が祀られているそうですが、その姿は見えません。
御朱印のスタンプにもあるように「鎌倉幕府武運長久祈祷所」にもなっています。
社殿は相当古い建立で後に手が加えられているようです。
▼境内社を参拝して回ります。「八坂神社」です。早く現在の地球規模の疫病も鎮めてほしいものです。
▼「薬師堂」は「久須志社」とも紹介されていました。
「薬師」は「くすし」とも読みます。
で「久須志社」と当て字のような社名にしたのでしょうか?
▼「天狗社」は鹿嶋神宮で知られる「武甕槌大神」が祀られています。
▼「西五社」は地域の一族の屋敷神だったそうです。
▼「忍草八幡社」。地名にもなっている忍草は「しぼくさ」と読むそうです。
どの境内社もしっかりとした造りで、時間経過による良い渋さが出ています。
▼「神輿殿」も木造のいい雰囲気の建物です。
「忍野八海」が構成資産に指定されてから、観光での訪問者はさらに増え、ここ浅間神社も参拝者が増えたことでしょう。
参拝者が増えれば境内の整備も容易になり、より近代的な姿を見せるようになるかもしれません。
しかし田園風景を売りとする「忍野八海」に鎮座する神社として、現在のサビサビとした佇まいはとっても相応しく思います。
参拝者が増えても、整備が進んでもこの雰囲気が失われないことを願います。
▼御朱印がいただける「所管社」「兼務社」はここで遥拝できるそうです。
いただいた3社セットの御朱印のうち「出口池 稲荷社」は訪問していませんので、こちらで参拝です。
忍野八海を訪れる観光客でも、中心から離れている「出口池」は敬遠されがちです。
浅間神社の境内に遥拝所があれば便利ということです。