▼能満山 能護寺の御朱印です。(高野山真言宗・埼玉県熊谷市永井太田)
▼中央の朱印は「虚空蔵尊」の梵字。
凡庸な頭は、梵字を全く覚えられません。
度々目にする聖観音などの梵字を、やっと一つだけ覚えたかなと思っていると、
その朱印は微妙に形をアレンジしてあったり、
筆書きにおいては行書や草書にように書かれた梵字はまるで分かりません。
墨で筆書きされた本尊名を見なくとも、
梵字だけを見て仏の名称を言えたら、カッコイイのに・・・、
と思いつつも、ブザマを続ける日々。
左下の印は「武蔵國大里郡永井太田能満山能護寺之印」と、この印は凡庸な頭にも易しく押されています。
2016年にいただいた御朱印ですが、
最近いただける御朱印は「東国花の寺百ヶ寺」の御朱印になるようです。
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▼このマップを見ると「能護寺」へは車で行く以外、方法がないのでは?
と思われますが、
JR高崎線「籠原駅」からゆうゆうバス「グライダーワゴン」という乗り物が出ているそうです。
ほとんどの御朱印巡りが車利用者の表すアクセス情報は無責任です。あしからず!
BLOGをスタートする前の2016年の参拝ですので写真は数枚です。
そもそも多く一般人は、ブログにでも載せない限り、訪問寺社の写真はそんなに多くは撮らないでしょう。
少ない写真の中でブログ記事を書き上げるのは容易ではありません。
読むのではなく、見ていただく読者の方にも「ヒマなブログ」にもなるでしょう。
ということで今回も「タイクツ」な記事です。
▼山門は地方の寺らしいイイ雰囲気です。門が開いていて正しい寺です。
東京の寺ですと固く門を閉じている度々見かけます。
それには様々な理由があるのでしょうが、やはり寺はオープンでなければいけません。
▼能護寺はアジサイで有名のようです。
そんなことも知らず、いつものように全く予備知識を持たずに訪問した8月ですが、
白い紫陽花だけが、その名残を伝えてくれました。アリガタイ!わね。
境内はとても手の行き届いた寺です。
廃寺でもないのに、稀に荒れた寺に出会うことがありますが、
そういう寺院は我が身を省みるような「ズボラ」な愛すべき性格の持ち主が住職かもしれません、ねっ。
寺のある熊谷市は埼玉県の外れの地方都市です。
地方都市ですが、デパートがあります。
「八木橋百貨店」です。今は主に「YAGIHASHI」と表しています。
東京や大阪のメジャーなデパートが、地方の出店店舗を次々閉店していく中、
したたかに各地方老舗の百貨店は生きています。
埼玉県ではこの熊谷「八木橋」のほか、川越の「丸広百貨店」などはゲンキです。
ホントはアップアップかもしれません。わかりません。
山形県は地元の大沼百貨店が300年の歴史に幕を閉じて、デパートのない県となっています。
デパート、百貨店という言葉が「死語」になるのは、そんなに遠いことではないかもしれません。
特別食堂で食べたオムライスや屋上の遊園地は、まさに「ユメ・マボロシ」だったかもしれません。
人の営む世界は諸行無常。
しかし、自然界の山川草木たちは人間にジャマされない限り大きな変化はありません。
▼ここ能護寺のアジサイとサルスベリの開花が永劫に続くことを願いましょう!
そして、参拝者も続くことを・・・。
イマが続くことを・・・。