▼武陽山 能仁寺の御朱印です。(曹洞宗/埼玉県飯能市飯能1329)
「高麗坂東十三番」の印が押されています。
これはネット検索しても1つもヒットしませんでした。
消滅してしまった幽霊霊場かもしれません。
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▼能仁寺は飯能市街北西の天覧山麓に門を開いています。最寄りは西武線「飯能駅」。
この地域は車移動ではなく、季節の良い時期に1日のんびり徒歩移動がオススメ。
飯能の北に位置する日高市の「高麗神社」から、
「武蔵野三十三観音霊場」の寺々を巡りながら南下して「巾着田」や、
▼「宮沢湖」をめぐり・・・ (以下3点の写真は「photoAC」)
▼チョー低山の「天覧山」を経由して・・・
「能仁寺」と「武蔵野三十三観音霊場」の23・24番を訪れれば、
10km以上ある歩行距離は意識させられずに、心地良い疲労感と大きな満足感を得られることは間違いありません。
距離が長いので夏だけはダメ!
サイコーの姿を見せる秋から、冬、春ならば雨天以外は保証付です!
能仁寺の御朱印をいただくこともお忘れなく!
▼季節は秋の能仁寺参道です。
遊びに時間を費やし過ぎて、目的の御朱印をいただき損ねても、
また訪れれば良いのです。飯能は逃げません!
▼11月初旬はまだ紅葉前。モミジはまだ青々としています。
能仁寺は1501年の創建と伝わります。
そして江戸時代には七堂伽藍が整い、末寺20、雲水も50人を抱える規模で栄えたそうです。
しかし、幕末の戊辰戦争で寺は全てを焼失しています。
この地域の限定的な戦いは「飯能戦争」と呼ばれています。
戊辰戦争がこの埼玉の奥地まで及んでいるとは全く知りませんでした。
▼中雀門。
▼本堂は1936年の再建です。
▼本堂前の庭に置かれたこのオブジェは何を現わしているのでしょう?
「炎」でしょうか?
寺の本尊が不動明王なら「炎」だとしても理解できますが、能仁寺の本尊は御朱印に書かれている毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)。
宗教とは関係のないオブジェかもしれません。
最寄りの西武線「飯能駅」から徒歩ですと20分くらいかかり、
決してアクセスの良い寺ではありませんが、大勢の参拝者と出会いました。
▼実は能仁寺は美しい庭園でも有名だそうです。
写真は日本中の庭園を紹介されてる素晴らしいサイト「庭園ガイド」さんからお借りしました。
この庭園も紅葉時期になると多くの訪問者で賑やかになるそうです。
2015年当時、写真には熱心ではなく、今回記事もお借りした写真が多くなりました。
「写真 AC」さん「庭園ガイド」さん、ありがとうございました。