▼成田山 新勝寺 本堂の御朱印です。(真言宗智山派大本山/千葉県成田市成田1)
▼同、2012年にいただいた朱印。
▼同、2016年に大塔内でいただいた新勝寺「薬師如来」の御朱印。
▼2012年にいただいた「関東三十六不動」新勝寺結願の差替え御朱印。
▼2016年の朱印帳。当時は1種類でしたが、現在は2000円で3色揃っているようです。
以上、朱印と朱印帳で13枚の画像を掲載しました。
2012年から2019年の7年の間にいただいたものを全て掲載していますので大混乱です。あたりまえですが、同じ文言が記されていても、1つとして同じ筆跡はありません。
現在、成田山新勝寺でいただける御朱印は2020年現在は6種類です。
「本堂」→「出世稲荷」→「釈迦堂」→「光明堂」→「醫王殿」→「大塔」の順に巡り、6箇所で、それぞれ1体ずついただけます。
各300円です。
東京ドームの4倍以上という広大な敷地内を巡り、2つと同じ筆跡のない6つの御朱印を手にできれば、キラキラ限定御朱印を求めている方は、自分が御朱印と、どう向き合っているのかという事を、考えさせられるかもしれません。
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▼仕事と住まいの中間地点にある門前仲町の「成田山 深川不動」には数知れず訪れています。何回も訪れると最初は違和感があったユニークな不動明王もスキになります。
千葉県成田市にある、その本山にも数回訪問しています。
▼東京からだと車で1時間強、電車でも1時間30分ほどでアクセスできます。
車の方は駐車場にご注意を!
3時間止めて300円の市営駐車場と、1回800円の民間駐車場があります。ボンビーの500円差はBIGです。
しかし市営駐車場は3ヶ所だけ。駐車できる台数も少ないから、根気よく、運良くが500円の差を左右させられます。
でも1日、新勝寺でゆっくり6つの御朱印をいただこうとするなら、駐車に煩わされない電車利用が一番かも知れません。
▼互いに近接するJR線「成田駅」、京成線の「京成成田駅」ともに駅前から始まる参道を歩むのがイチバンのおすすめです。
2つの駅どちらからでも、参道に続くこの道は新勝寺まで1kmあまり。
でも様々な店舗などが通りに展開していて歩いていても飽きることはありません。
参道に続く道を進むほど徐々に賑やかになります。
▼やがて左手に新勝寺の薬師堂が見えて来ます。このお堂の境内に入る人はほとんどいません。ここは三叉路になっていて週末は人々が大勢たむろしています。
この薬師堂の向かいに市営駐車場があり、イチバンの穴場的駐車場ですが、駐車数は23台。運次第です。
▼三叉路の右手の人通りの多い道を選ぶと、そこは成田で一番楽しい表参道です。
▼寺院としては年間の参拝者数が日本一の表参道の下り坂はいつも人で溢れてます。
▼坂が下って新勝寺の総門前まで土産物店や飲食店が続きます。
成田山をディズニーに例えると、飲食、買い物ができるここ表参道は「イクスピアリ」です。
▼うなぎ専門店が多い中、ここは四六時中席が埋まっています。
行列ができることもしばしば。
東京の街中のうな重と少し違い、焼き跡のついた、幾らか香ばしさも残る素朴な味のうな重が2700円、3600円、5000円の3種から選択できます。
「さんまは目黒」「うなぎは成田」と思い込んでいますので、新勝寺に来ると度々寄らせていただきます。注文するのはもちろん一番安い「2700円」のうな重。
▼店先でニオイとウナギをさばくパフォーマンスを見せつけられます。
▼フラフラしながら表参道をさらに下ると新勝寺の建物の一部も見えてきます。
▼坂上の三叉路からここまで300mほどでしょうか。総門が見えてきます。
成田山のイクスピアリを後にして、いよいよ「寺のディズニー」の入口です。
▼威風堂々の総門。年間300万人の参拝者がこの門を潜ります。もちろん桁違いのTDLにはかないませんが、千葉県で年間2番目に入場者の多い無料の「寺のディズニー」。
▼仁王門が待ち構えています。
▼左右の池は「親ガメの上に子ガメ」です。
▼本堂前の境内に続く最後の階段を登ります。
▼階段を登りきると正面を大本堂にして広々と一気に視界が開けます。
▼線香の香りが鼻腔をくすぐります。
不思議なことにタバコの煙は嫌っても、この煙を嫌う人はいません。
JTも「新勝寺」ブランドのタバコを売り出せば、人々はその煙を奪い合うかもしれません。アリエナイ!
▼本堂右手に三重塔、経堂、太子堂が続いています。
三重塔はようやく寺の風景に馴染んできたように感じますが、他の堂は修復からの年月は浅くピカピカです。
もっともこの寺は常にどこかを修復中か建立中で、1、2年の間を空けての訪問ですと、どこかで新しく目にするモノがあります。
▼本堂内では1時間ごとに大迫力の護摩祈祷が行われます。深川不動でも同じように行われている護摩祈祷ですが、ぜひ一度体験してみてください。参加自由です。
1つ目の御朱印「不動明王」は本堂外陣を右手に回り込むと、2人か3人の僧侶が待っています。
▼本堂階段の上から境内を見回すと、出世稲荷が右手にあることがわかります。
▼出世稲荷に続く階段上からは「奥山広場」が目の下に広がっています。
▼800円の駐車場へも続く「奥山広場」は土産物屋さんがヒマそうにしています。
▼さらにこの出世稲荷からは新勝寺全体を一望することができます。いや全体ではなく一部ですね。でもこの写真は手前から奥へと、御朱印をいただける堂をすべてカバーしています。
▼さて出世稲荷に参拝に行きましょう。
▼2つ目の御朱印「荼枳尼天尊」は本殿前の右手にある受付でいただけます。
▼本殿裏の階段を下りると・・・
▼釈迦堂が目の前に現れます。やはり本堂を右に回り込むと3つ目の御朱印「釈迦如来」受付があります。
▼旧本堂だった釈迦堂は内外が彫刻で溢れています。しかし多くは金網で覆われているためチョッと見づらい。
釈迦堂から赤いアーチをくぐり階段を上がると
▼開山堂と額堂が見えます。
▼額堂の四隅でニラミを効くかしています。
▼4つ目の御朱印「大日如来」は愛染明王を祀るここ光明堂でいただきます。
▼光明堂の脇の階段を降りると広い公園に出ますが、後ほどにします。
▼平和大塔の方へ向かいます。
▼手前の医王殿は2017年の建立でまだ新品です。5つ目の御朱印「薬師如来」がいただけます。
▼医王殿が多忙な場合は、6つ目の御朱印「不動明王梵字」共々大塔内でいただけます。
圧倒的なボリュームを見せる大塔は、高野山、壇上伽藍の根本大塔を彷彿させます。
▼外からでも2階の不動明王にアイサツできますが、御朱印をいただいた塔内1階の奥から靴を脱いで2階の堂内へ上がりましょう。
やはりここは根本大塔と同じような作りで、空海の世界が広がっていますが、本尊は根本大塔の大日如来でなく、ここでは不動明王です。
▼さて6つの御朱印を全ていただいたら、大塔前の階段を降りると左手に広大な公園が広がっています。
▼階段下には何故かライオンが睨みをきかしています。
▼公園は奥が深く、梅の時期や紅葉期には人で溢れます。この時期の青もみじも鮮やか。時間があったらぜひ一回りしましょう。
最近の新勝寺は欧米から、アジアから大勢の方々が訪問します。目立つスタイルで記念撮影している方々は大抵アジアからの観光客です。マナーも少し改善されています。
▼浮御堂。
▼雄飛の滝。
さて、皆さんの役にたつか否かわかりませんが、かつてない数の写真を貼りつけました。
記事タイトルは大げさですが、今週末から始まる10連休中は成田山もディズニーランド並みに混雑が予想されます。
4月21日(日)は各受付で朱印待ちの列はできていませんでしたが、連休中はきっと行列ができます。
表参道の買い物や飲食は後回しにして、何よりも早い時間に境内に入ることです。
護摩祈祷は早朝6時から受付けていますが、御朱印の受付時間ははっきりしません。しかし遅くとも9時には受け付けてくれるはずです。
行列時間がなければ、6ケ所巡っても1時間前後でしょうか。
できれば午前中に全ての御朱印をいただければ、残り時間はゆっくり公園めぐりや、ランチ、お土産に時間を割けられます。
「寺のディズニー」を訪問される方が良い1日となりますよう、願っています。
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