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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

深川不動堂 開運出世稲荷社の御朱印(江東区)〜いつの間にやら 限定御朱印授与組に仲間入りかしら?

成田山 深川不動堂 深川開運出世稲荷御朱印です。(東京都江東区富岡)f:id:wave0131:20190918172430j:plain

深川不動堂はいわゆる「いきつけの呑み屋」的?な存在です。

この日も大きな目的なく「お参り」して見つけた御朱印です。

見つけたと言うのは、これまで出世稲荷の御朱印を授与していることは知りませんでした。

今回の御朱印には右上に「開創記念大祭」とありますので、期間限定の授与かもしれません。そこのところは授与所に説明案内があったと思いますが、読まずに、写真も撮らずにいただいてきました。

いずれにしろ朱ではなく、すべて「赤紫」の印は墨書きとの調和が新鮮に感じます。

 

限定御朱印とは無縁の深川不動と思っていましたが、令和の赤い御朱印をはじめ、ここのところ様相が違ってきたようです。

▼公式ブログをのぞいてみると、こんな御朱印授与の案内も掲載されていました。

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写真は不動堂のブログからお借りしましたもので、いただいたものではありません。

成田山 東京別院 深川不動堂

どうやら成田の大本山から管首さまが巡錫され「貫首巡錫記念朱印」だそうです。

出世稲荷社の御朱印をいただいた1日前に参拝していれば手にできたかもしれません。

 

ということで不動堂でも、ここのところ なんだかんだで限定御朱印が授与され始めているようです。趨勢ですね。

 

 

 ▼「いきつけ」で、これまで御朱印を何体いただいているのか、自身でも把握できていません。

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▼さて、直近の深川不動堂の様子です。そういえば秋の彼岸が近くなってます。

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▼さすが午前中の早い時間は参道を行き交う人の姿はマバラ。

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▼参道途中の永代寺も静かです。

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でも、不動堂に来た時は必ずご挨拶するようにしています。過去に2回も御朱印を押していただいているのだし・・。

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▼参道正面は「旧本堂」となってしまった本堂。

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▼いまはこちらが「本堂」の新本堂。意味不明かしら? 新旧交代の本堂です。

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梵字で覆われた本堂も見慣れてきて「やっちまった」感が消えつつあります。

▼それでも、やはりこちらの旧本堂が好きです。

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新旧のお堂は繋がっていますので、堂内に入ってしまえば境はありません。

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「お願い不動」さんにも「のうまくさんまんだ・・・」とご挨拶。

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▼朝9時からの護摩祈祷が行われています。ここは他の時間帯では満席になります。

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おっと、ごめんなさい! ここは撮影禁止でした。「いきつけ」ということと、遠くからということでお許しを!

成田の大本山同様、他では見られない大迫力の護摩祈祷をぜひ経験してみてください。

真言宗密教不動明王、そして御朱印などの理解が少し深まるかもしれません。

 

▼「深川龍神」は「龍神願い札」を浮かべて祈願します。

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龍神願い札」は経験ありません。なにしろ極力「願わない」スタンスですので。

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▼今回いただいた御朱印の「開運出世稲荷社」。不動堂の境内を入って右手、東に鎮座。

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「運」とは無縁ですが、だからこそ祈願すべきでしょうか?

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▼よく見ると、いろいろ意味ありげな彫刻は沈黙しています。

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荼枳尼天尊にも感謝のご挨拶だけ。祈願しないワタシに何かご不満でも?

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▼境内片隅ある深川不動を象徴するような造形です。

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左右は深川不動尊の「童子」でしょうかが、 童子の名前は多すぎてわかりません。

 

ここに頻繁に訪れるようになったのは、7年前に関東三十六不動を巡るなかで参拝したことが始まりです。

たかだか7年ですが、あれから世の中も、不動堂も随分変化したように感じます。

一時も止むことのない変化は全ての人に何らかの影響を与えます。

 

願わない人間ですが、より多くの人々が「あ〜よかった」「よくなったわ」という気持ちを得られるような変化でありますように、ということだけは「願い」ます。

仙台東照宮の御朱印(仙台市)〜徳川幕府の権勢 vs 伊達家の媚び?〜 奥の細道、R6を北上⓴最終

仙台東照宮御朱印です。(宮城県仙台市青葉区東照宮f:id:wave0131:20190912194459j:plain

上の丸い朱印は「参拝」となっています。

日蓮宗では筆文字で「参拝の砌」と書かれることがあります。

昨今の御朱印事情を俯瞰してみますと

御朱印」→「参拝記念証」→「趣味の収集物」と変化しつつある、と言っても間違いじゃないでしょう。

そして、その未来の姿は全く予想できません。

そんな事はある程度理解できる中で、スタンプに敢えて「参拝記念」の文字を入れている「御朱印」は、やはり「参拝証」になってしまいます。

 

それはチョッと寂しく思いますが、混迷を深める狂乱のブームはまさに「迷宮」。

今や何があっても オドロキも、ガッカリも、フンガイもせずに、その変化を楽しく「見物」してみようじゃないのぉ。

 

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▼「奥の細道〜R6を北上」最後の訪問先、仙台東照宮です。

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▼いつものように石段を登ったら、振り返ります。f:id:wave0131:20190912194509j:plainそれにしても昔は「東照宮」=「日光」と思っていました。f:id:wave0131:20190912194559j:plain

唯一、小学校の林間学習で宿坊に泊まり「鳳来寺東照宮」に訪問してますが、その当時は神社や寺に興味ないし、お勉強もしたくないので、チンプンカンプン! に終わっています。

f:id:wave0131:20190912194554j:plain何度も書いているかもしれませんが、御朱印を求めるようになって初めて

東照宮」は全国津々浦々にあることを知りました。f:id:wave0131:20190912194550j:plainましてや、東京にいくつもの「東照宮」があることを知って、どんなに自分が無知であったかを思い知らされました。f:id:wave0131:20190912194517j:plainですから仙台に東照宮があっても、今やまったく驚きません。f:id:wave0131:20190912194513j:plainここ仙台東照宮は1654年の造営。

仙台藩の二代伊達忠宗が藩の総力を上げて造られたそうです。f:id:wave0131:20190912194541j:plain仙台東照宮が造営された1654年というと、徳川幕府もすっかり安定した四代目、将軍家綱の時代。f:id:wave0131:20190912194546j:plainそんな時代に各藩が自らこぞって大金を要する東照宮を造営したならば不思議です。f:id:wave0131:20190912194537j:plain三代家光までに造営された久能山や日光は理解できます。家康の遺言で身内のことですから。f:id:wave0131:20190912194533j:plainその日光や久能山の華美さを真似しようとしても、財力豊かな仙台藩でありながらここまでですが、やはり仙台藩の意思ではなく、徳川側の何らかの意向があっての造営だったかもしれません。

そもそも関ヶ原以降、50年以上戦のない安定した世の中で、なんで今更の東照宮?と疑問です。f:id:wave0131:20190912194525j:plain東照宮は北海道から関西まで数多くありますが、関西より西の地域、いわゆる西日本にある東照宮は唯一、広島だけです。f:id:wave0131:20190912194520j:plain

その広島東照宮が造営されたのは1648年。家康没後30年以上です。福島正則はとっくに広島を追われて信濃で亡くなっていて、福島の後に藩主となった同じく外様の浅野家によって造営されています。忠臣蔵で知られる浅野家ですが、関ヶ原では東軍に与しています。

いわゆる関ヶ原以降の外様は、東照大権現を祀る東照宮を造営していないところが微妙です。

仙台東照宮も、本当のところは仙台藩がどのような想いで造営したのか興味あるところでもあります。

 

さて今回の御朱印巡りもほぼ終了です。

▼この日の夜は仙台在住の旧知数人と随分久しぶりに再会。ワタシには御朱印巡りの打ち上げのようなものです。2軒目で終了、ホテルへ戻ったのは深夜。f:id:wave0131:20190917122957j:plain

▼飲み過ぎの翌朝、ホテルの朝食は今回の3泊の中で一番美味しく、メニューも豊富だったにも関わらず、これだけしか食べられずじまい。f:id:wave0131:20190917123012j:plain

▼二日酔いというほどではないのに食欲なし。昼も蕎麦だけという、ていたらく。f:id:wave0131:20190917123022j:plain

それでも運転には支障はありません。

以前、知人からいただいた丸森町の味噌がチョー美味しかったので、販売店を調べ「丸森町高齢者生産活動センター」に寄ります。

▼大きな袋詰めしかなかったけど1つ買います。帰ったら知人に分けましょう。f:id:wave0131:20190917123040j:plain

この旅の4日目、もう寺社に立ち寄る元気はありません。

▼ひたすら遠い東京に帰ります。f:id:wave0131:20190917123053j:plainそうです、いつものように行けるところまで下道で・・・。

 

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青葉神社の御朱印(仙台市)〜青葉の杜の都に 青葉の森の神社〜 R6を北上⓳

 ▼青葉神社御朱印です。(宮城県仙台市青葉区青葉町)

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潔い、簡潔、シンプル、素っ気ない、伊勢神宮的な御朱印でした。

そもそも御朱印です。墨書き文字ではなく「朱印」です。

神社の御朱印は、もともとこんな体裁が正解なのでしょう。

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仙台の愛称は「杜の都」で「森の都」ではありません。

 

「森」と「杜」の違いは何でしょう?

 

正確には込み入った話になるのですが、一般的には「自然の森」、人が手を加えた「人工的な杜」だそうです。

確かに「早稲田の」とか、千葉の「君津の杜」とかがありますが「早稲田の森」「君津の森」でもいいじゃないですか?

 

「杜」という字は「杜撰(ずさん)」とか「杜絶(とぜつ)」で、ネガティブなイメージで使うことの多い文字ですが、一般人は普段使用しない文字です。

 

山梨県の「北杜市」は「きたのもりし」ではなく「ほくとし」と読ませています。

意味は同じだとしても「北杜市」の地域は、もともと山林しかありませんから自然の「北森市」が適当かと思いますが、植林などで山を育てたとなると「北杜市」が正解かもしれません。

 

いずれにしても「イメージ」として育てられてきた「杜」なのでしょう。

 

▼そんな「杜の都」を象徴するような「青葉通り」に限らず、仙台市内の大きな通りは羨ましく思えるほど緑の並木が美しく、夏でも涼しげな大きな日陰を作っています。f:id:wave0131:20190911193155j:plain青葉神社は仙台中心市街周辺の緑豊かな大通りから北に2kmくらいになるでしょうか?

▼隣り合う「輪王寺」と「青葉神社」が周辺に森を残しています。
f:id:wave0131:20190911184333j:plainここは「北山」と呼ばれているそうです。

造られた「杜」でも、この地域は自然の「森」を長い間維持してきたのでしょう。f:id:wave0131:20190911184341j:plain気持ちの良い緑は、もう「杜」でも「森」でも、どちらでも良い「もり」です。f:id:wave0131:20190911184330j:plainこの日は瑞巌寺に始まり、参拝者、観光客の多い寺社を巡ってきたので静かな境内にホッとします。f:id:wave0131:20190911184325j:plain人の姿が見えないだけに、心は、気持ちはピ〜〜ンと張り詰めます。f:id:wave0131:20190911184337j:plain

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▼しかし、ピィ〜〜ンと張り詰めてた心はパ〜〜〜ンと弾けました。f:id:wave0131:20190911184317j:plainこれで今回5ヶ所目の「お留守」です。

完璧な観光寺を除く東北の寺の旧盆中は全て朱印「対応不可」と知りました。

 

ガッカリですが、5回目の「お休み」に衝撃はありません。「またか!」です。

 

輪王寺と同じ敷地内だと思われるような青葉神社の石段を登ります。f:id:wave0131:20190911184351j:plain

▼登るといつも振り返りたくなるのはナゼでしょう。f:id:wave0131:20190911184443j:plain▼石段はさらに続きます。f:id:wave0131:20190911184438j:plain

▼ここでクランク。f:id:wave0131:20190911184434j:plain

▼石段の終点であってほしい、と脚がわめいています。f:id:wave0131:20190911184430j:plain

▼ヨシッ! 登了です。 そんな大げさな段差ではありませんでしたが。f:id:wave0131:20190911184426j:plain青葉の杜の青葉神社という名称に何の抵抗も抱かないグリーンマンタンです。f:id:wave0131:20190911184455j:plainそれにしてもこの神社は「青葉区青葉町 青葉神社」です。

これだけ「青葉」の文字を並べられれば、神社の祭神である政宗もマンゾク?f:id:wave0131:20190911184539j:plain

▼どうやらマンゾクされているような、得意げな立ち姿です。f:id:wave0131:20190911184535j:plain

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▼勇ましいコマちゃんには、最近やっと興味が湧いてきました、少しだけ。f:id:wave0131:20190911184552j:plain

▼一つとして同じ姿のない狛犬は、確かに神社の顔でもあります。f:id:wave0131:20190911184548j:plainもちろんそれぞれ意味を持っていますし、建立年も気になるところです。
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▼「祖霊社」は池の島状になった箇所にあります。f:id:wave0131:20190911184503j:plain

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▼本殿に祀られているのはもちろん政宗

神号は「武振彦命(タケフルヒコノミコト)」。f:id:wave0131:20190911184516j:plain

政宗正室も合祀されているそうです。f:id:wave0131:20190911184512j:plain

▼境内には仙台出身の画家奉納による「和龍」の旗があちらこちらに目立ちます。f:id:wave0131:20190912121147j:plainお守りにもデザインされてる「和龍」は世界平穏を願って描かれたそうです。

 

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▼コンクリート造りの社務所御朱印をいただいて帰ります。f:id:wave0131:20190911184526j:plain

 

榴岡天満宮の御朱印(仙台市)〜「ザクロ」「ツツジ」「300円」フシギな東風が吹く〜R6を北上⓲

榴岡天満宮御朱印です。(宮城県仙台市f:id:wave0131:20190910194905j:plain

朱印は見開きで押されていました。

300円とのことでしたがワンコインを受け取っていただきました。

御朱印代は代金、初穂料、志など様々な言い表し方がありますが、その具体的な金額についても各々の寺社で考え方が異なります。

東京の神社の場合などは見開きでなくとも、ほぼ500円と思った方が無難ですが、ここの神社のように「見開き300円」は今時ほかではあり得ない、と不思議に感じさせられます。

 

個性的と言える達筆で、道真の歌が丁寧に揮毫されていました。

杜の都の天神さま

東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな

目を閉じて道真の心中を探ります。

理解できたつもりでも、ほぼ誤解しているのでしょう。

 

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榴岡天満宮に向かう途中「陸奥国分寺」に寄ってみました。

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▼いい雰囲気の山門をくぐると、いくらか素っ気なさと荒れ気味なイメージの参道が続いています。

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▼イベント用の電線でしょうか? かなりジャマクサイ感じです。

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▼「薬師堂」。

f:id:wave0131:20190910195036j:plain多くの国分寺は本尊が釈迦如来ですが、薬師如来の場合もけっこうあります。

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▼しかし、こここも「お休み」でフラレました。今回の旅で4ヶ所目かしら?f:id:wave0131:20190910195032j:plainフラレっぱなしのワタシは恨みもせずに参拝だけして、あとの行動は「お休み」とします。

 

▼「榴岡天満宮」に向かいます。

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榴岡天満宮」は「つつじがおかてんまんぐう」と読むそうです。

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当初は「ざくろがおか」と読んでいました。

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」の字を「つつじ」と読ませるのですから、一般的には無理があります。

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つつじ」は、普通「躑躅」です。どちらにしても難しいのですが。

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この辺は古代にはツツジが咲き広がる地域として、都にもその名が広まったそうです。

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しかし「躑躅岡」では読みが難しい。

そこで同じ赤色をイメージする「榴」が使用されたそうですが、赤色をイメージするならもっと他に易しい字がありそうなものですから不思議です。

「榴」はかなり無理がある転用ですが、それによって更にややこしく、難読にさせてしまったようにも思います。

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とは言っても「榴岡」は駅名や地名にもなっているので仙台の人々は普通に「つつじがおか」と素直に読めるんでしょう。固有名詞なんてある意味、記号でもあるわけです。

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▼道真を祭神とするからでしょうか? 古そうな筆塚もありました。

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▼筆塚の後ろに御朱印に使用されてる「東風吹かば・・・」の歌碑。

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飛び梅」の伝説も残る道真の歌ですが、彼が左遷された当時の福岡は都に比べれば全くの僻地。
もっともっと後に造られた太宰府天満宮なんて当然無かったし、祟りたくもなる彼の悲嘆が見えるような文字が並んでいます。

 

この神社は桜でも有名なようですが、境内は整備中で少し雑然としています。
参道左右のグリーンは桜の木だったのでしょうか?

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▼おなじみ「撫で牛」。

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天神さんと牛の関係は多くの言い伝えがありますが、道真が丑年、丑の日、丑の刻に誕生したからと言うマユツバものの面白い関係も言われています。

色々言い伝えはありますが、道真と牛には何らかの繋がりがあったことは確かなのでしょう。
その後、ストーリーテラーが「なるほど」と唸るような物語を作り上げ、長い間のうちに、おかしな言い回しですが「本物の伝説」となるのでしょう。

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朱が目に眩しい唐門も、一転サビサビとした形の美しい幣拝殿とイイ調和を保っていて違和感ありません。

工事中の境内が整備され、カラーコーンなどが取り除かれれば、厳かさも一段と増し、素晴らしく見応えのある神社となること間違いないでしょう。

何しろ寺社にカラーコーンほどふさわしくないものはありません。

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▼「天満大自在天」の扁額は初めて目にしました。あるいは忘れてしまったかも。

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社務所の内部はは長椅子も設けられ、キレイで広々としていました。

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▼そして、この大きな通行手形のような、絵馬のような札を受取り、御朱印を待ちます。単なる数字だけの番号札より、なんとも気の利いた引換え札です。

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何ということはないかもしれませんが、このアイディアはここ「榴岡天満宮」だけのように思います。

アッパレ!!!!

 

鹽竈神社の御朱印(宮城・塩釜市)〜陸奥国一宮の「二社」あり「三宮」ありの稀有〜 R6を北上⓱

鹽竈神社御朱印

しおがま じんじゃ主祭神塩土老翁

 

志波彦神社(しわひこじんじゃ)と鹽竈神社御朱印です。

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神社名は易しく書くと「塩釜」。

御朱印はシンプルですが、志波彦神社の朱印とともに日付は一つですので「見開き」扱いということでしょう。

 

御朱印帳もシンプル。通常の小型判です。f:id:wave0131:20190910125653j:plain

 


▼東参道へは「本塩釜駅」から僅かな距離です。

 

 

▼訪問前から陸奥国一宮 鹽竈神社は、こんなイメージを抱いていました。

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間違いなく、ネットなどで目に焼き付いている石段の神社です。

しかし30℃の表参道階段へは足が向かない。写真だけ撮って駐車場へ。

 

▼駐車場のある東参道方面から向かいます。

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▼神社の博物館は拝観料200円、スルー。

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▼すぐ近くに産業遺産「鋳銭釜」。
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焼き芋用の釜ではありません。塩釜でもありません。

仙台藩が明治までこれで銅銭や鉄銭を鋳造していたそうです。造幣のお仕事?

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▼東側の裏坂から境内に入ったので「志波彦神社」の鳥居が先に現れます。

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同一境内に2つの異なる神社は珍しいのだそうですが、長野と群馬の境にある神社は、両県で拝殿を二分している。神社名も長野側が「熊野皇大神社」、群馬側が「熊野神社」としている。

珍しさでは社殿を二分している長野・群馬の神社の方が上。

 

▼「神龍」は神馬がいらっしゃるはずですが、留守でした。

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金龍号」という神馬が10年前に亡くなっている案内が出てましたが、現在は後釜がいないのでしょうか?

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▼「志波彦神社」に進んでみます。

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▼優美にも豪壮にも見える朱色の手水社。

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▼「神門」まで僅かな参拝者としか出会いません。

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真夏の正午頃ですから、どちらかというと敬遠されそうな気温30℃。

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延喜式内明神大志波彦神社」は「志波彦神」が祀られています。

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農業守護や殖産・商工業の神様として崇敬されているそうです。

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拝殿は「朱黒の漆塗り」が施されているそうです。

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朱黒(しゅぐろ)」とは灰色に朱色を混ぜたものを言い、蒔絵などにも使われる塗料です。

ハデハデな朱の社殿と、ワタシの好みの少し落ちついた朱色の社殿の両方を見かけますが、なるほど「朱黒」と言うのですね。またひとつ「お勉強」になりました。

 

▼振り返れば「朱黒の神門」。カラッポの境内でしたが、言い換えれば独り占め?

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▼本命の「鹽竈神社」側に進みます。

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▼「東神門」をくぐり表参道石段上まで移動します。

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▼表参道の急な石段を覗き見てみます。みなさん果敢に階段を上下。

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でも今日は止めときます。

石段を見るとほとんど登らずにいられませんが、気分じゃない時もあります。

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▼石段を登ってきたつもりになって、正面の「隋神門」までの階段を上がります。

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呼び名は「隋神門」であり、「楼門」でもあるようです。

▼こちらは「朱黒」ではなく、純な「朱色」のようです。

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▼隋神門をくぐると左手に末社が稲荷、住吉、八幡、神明社と並んでいます。

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▼大きな狛犬は「何者?」と問いたくなる、かなりユニーク顔。どこかの神社で見たような覚えがあるんだけど、どこだったかは思い出せない。

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▼ここにもいらっしゃいました「撫で牛」。

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▼華美な「唐門」はハデな極彩色。こちらは多くの参拝者が見えます。

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▼「一宮鹽竈三社大明神」、三社です。

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▼唐門をくぐると正面に「左右宮」。拝殿に2つの扁額。

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▼向かって左が「右宮」。本殿側から見ての左右です。

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▼向かって右が「左宮」。本殿もそれぞれ左右にあるそうです。

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▼上の左右宮の右手直角に「別宮」があります。こちらがいわゆる本宮のようです。

f:id:wave0131:20190909201346j:plain右宮、左宮、別宮と不思議な三宮です。別宮には「鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)」が祀られています。

 

▼「別宮」の別は、別荘ではなく、特別の別、スペシャルだそうです。

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▼1809年、伊達九代藩主が蝦夷地警護の凱旋の際に寄進した燈籠だそうです。

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よく見るとスゴイことになっている、不思議で奇怪な動物たちで溢れる文化灯籠です。

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▼境内は暑いけど爽やかな眺めにあふれています。

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▼海や漁港が近い神社で時々見かけます。

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▼印象に残る「エメグリ」です。ほぼ補色関係のコーディネートでも下品じゃない。

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f:id:wave0131:20190909201258j:plainさすが一宮ですが、 No.1クラスの素晴らしい神社でした。

 

▼一宮から少し離れていますが、塩竃神社の境外社「御釜神社」にも寄ってみます。

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小さな境内です。社務所はお留守のようでしたので、参拝だけにします。

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▼400年前、芭蕉はここにも詣でているようです。50歳の脚は好奇心旺盛なのです。

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▼東京・新橋に鎮座の「鹽竈神社」の記事。

▼ほかの「陸奥国一宮」の記事です。

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